六さん 8月27日しんあい農園日記

朝方、寒さを感じて目が覚めた。敷居に顔をつけて寝ていたので頬にレールの跡がはっきりついていた。おお布団をかけて水分補給に缶を一本飲んで寝た。

稔君は８時２０分に着くバスで来る。停留所から普通に歩いて１０分なのに３０分近くかけて来る。帰りは１０分以内でバス停まで行く。今朝は喉が渇いたのと、眠気がしゃんとしないのでバス停の自動販売機にコーヒーを買いに行き２０分に稔君がバスから降りる姿を目撃した。しばらく様子をみていたら、なにやらキョロキョロして歩きはじめないので「おい！」と声をかけて半分の距離は駆け足で走らせた。８時半に農園に着いた。しかし、これは彼にとって教えたことにはならない。明日はまた８時５０分ごろ来るだろう。それはわかっている。

昨夜、東京帰りの面々が農園に来てくださり歓談した。そのみなさんの言葉を思い返しながら一日仕事をした。宿泊の箱根から本社まで（往復を相談役が運転） 帰り、時間があるので都内の観光に出るとき「荷物はここにおいて身軽に行きなさい」とすすめられたとか。そんな出来事を想像していると、まるで親子の情のような心配りを感じた。だからみなさん心豊かに戻られたのだろう。周囲の人が喜ぶことだけに心を配られる生き方にあらためて感服させていただいた。

03/08/27(水) 20:30 足立　進(JAG07563)