六さん 8月3日 しんあい農園日記


朝、正志が自宅に届いた郵便物をもってきてくれた。

そのなかに広島の岡本さんという男性からの封書があった。名前に記憶はない。開封して嬉しさでジーンとした。わたしの言葉でいうならば「小さな神さま」のお出ましだった。

その方は、農園に先日来てくださった広島の鈴木さんたち一行9名の社員さんだった。B5のレポート用紙に鉛筆でかかれた文字は、お世辞にも「うまい」とはいえない。文章もそうである。けれども、いくら達筆でも、流暢に画一的に表現された文章よりわたしの心をうつものがある。

言葉も文章も、話し手、書き手が自己満足的に良し悪しを決めるものではなく、受けた側が素直に決めるものであることを再認識した。

彼の父親は以前、障害者介護センターではたらき、その苦労と、偶然知った農園で働く人に障害者がいたことが彼の胸にひびくものがあったのだろう。それを封書にして届けてくれた行為に、彼なりの精一杯の伝え方にわたしは嬉しさを感じた。必ずお返事をしなければ。

台風一過。昼間はすばらしい夏空があり、いまは満天の星空があり、静かな満月が輝き、窓明かりから見える栗の木は秋のステージを着々とすすめている。

04/08/03(火) 23:08 足立 進(JAG07563)

 


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