六さん　8月6日　しんあい農園日記

6時半から仕事をはじめた。汗がふきだし30分もすると姿勢を低くして採卵するとき額から汗の粒がおちる。

7時半ごろ西君が目をクルクルさせて来た。この顔はなにかあったな、と直感した。「おおきなヘビがおって、いま正志さんが捕まえています」だった。

8時ごろおおきなヘビをスコップで捨てに行く正志の姿がみえた。このヘビは腹がおおきくタマゴを飲んでいるかと思ったらネズミだったという。クマネズミだと思う。マムシは殺してもほかのヘビとは共存していかねばならない。そう思った。

3時過ぎから炎天下で草刈をした。2リットルの混合油をつかいきった5時半。頭の芯まで熱くなってきた。これが体力の限界だろうとエンジンをとめて、皮のベルトまで汗になったズボンと、汗まみれのシャツを作業場で脱ぎ、パンツ一枚でビールをいっきに飲み干した。

会議録の価格競争が厳しくなったころ「単価の説明をしてほしい」という問い合わせが多かった。録音テープの聴き取り、印刷料などは当然であるが、あらわせないこまごまとした大切な労力があった。

タマゴも同じであり、30円のなかには餌代や鶏の仕入れなど計算が容易な費目はあるけれど、刈っても刈らなくてもタマゴにはおおきな影響がない草刈に、たくさんの時間を費やし汗をながしている。

しばらく雨で放置していたので、草の勢いにわたしの体力がおいつかない。今夜はよく休んで、明日の午後からも汗をしっかりながそう。

04/08/06(金) 20:15 足立　進(JAG07563)