六さん　8月15日　しんあい農園日記

牧君たちが2日働いてくれて朝、農園を発った。秋芳洞・香月美術館・防府天満宮と錦帯橋を観光したと夕方メールが届いた。

今回、牧君が4枚の写真をプレゼントしてくれた。

「45歳旬の旅」と命名して、宮崎市から宇部まで400キロを一週間で歩こうと思った。実際は、一日50キロがわたしの足の限界で250キロ地点(阿蘇内牧)で終わった徒歩の旅だった。その2日目、高鍋町の国道10号線を歩いているとき、突然うしろから歩いてくる人の気配を感じた。それが牧君だった。彼女の運転でわたしを追いかけたらしい。しばらく会話を交わしながら歩いて別れた。そのとき写してくれた、わたしが歩いている姿の写真である。

カメラは持って歩いたけれど、高千穂から阿蘇外輪山をこえる過酷な山道の道中、なんどか草むらに倒れこんで休んだときカメラと写したフィルムも失った。それぐらい疲れていた。だから、旬の旅の記録はない。真っ青な宮崎の空のしたを歩いているわたしの姿が手元に届いた。

午後、岡本さんと佐伯さんが来てくださり内容の濃い会話をしていたところに、世話焼きママ(村上ママ)が登場。「餃子を食べんかね」の言葉に空気が一瞬にしてゆるんだ。餃子を食べながら人生を語るのも妙なものである。桃にミカンやいろいろ差し入れてくださり、わたしには屋久島の焼酎「三岳」を一升くださった。

もう眠たくなってきた。

04/08/15(日) 20:12 足立　進(JAG07563)