六さん　9月12日　しんあい農園日記

鶏を出した鶏舎が3棟空いている。そこには大量の水を床にまいて耕運機でかき混ぜ、鶏の排泄物、羽根、こぼれた餌などを分解する。

その過程で醗酵により床の土はおどろくほどの熱と臭いをを出す。長靴から衣服までアンモニアなどの強い臭いがしみこみ、楽な作業ではない。

きのう2時間ほど散水してひと鶏舎に散水した。きょうは井戸に備えつけたエンジンポンプに、80メートルのホースをつないで遠い鶏舎ふた棟に散水をした。

夕暮れで見えなくなるまで合計5時間、5トン以上は撒いた。6時を過ぎると、わたしの心に悪魔が出てくる「もう、よう働いたから残りは明日にして冷たいビールを飲んだらどうかね」。その悪魔に「ホースを3本連結してここまで伸ばしているから、やり終えないと効率が悪いから最後までやったほうがええ」

つまり、もう楽になりたいというわがままな気持ちが、空腹と疲れで頭をもちあげてくる。今朝は6時すぎから働いているから疲れていたけれど、悪魔のあまい言葉に支配されずにやり終えた。

1時間少々、9月の「ひとり掃除の会」もやった。今月は台風のあとで、トイレには枯葉と虫が多くけっこうやりがいのある掃除だった。

04/09/12(日) 20:43 足立　進(JAG07563)