六さん 9月13日 しんあい農園日記


県議会で知事が、台風被害について見舞金を出すとラジオが報じていたのでボリュームをあげて期待して聴いたら「家屋全壊については4万円…」。

きのう夕方、農家のおばあさんがタマゴを買いにこられた。「今年は田はあきらめた。けれど農機具の支払いはある。それに、圃場整備の分担金は28年の分割払いなんです」これが今の農政である。

鹿児に農業指導に行った。昨年、子供をさずかり山奥のわずかな田畑で、土の下の層に有機層ができるという、本来の農業をされて夢をもっておられた。鶏も400羽ほど飼育していた。雪が降り込むという自宅を自分で改築したと自慢していた。

その宮田さんが生活を営んでいた家が台風で飛ばされた。空がみえるほどに壊された家から、子供にはヘルメットをかぶらせて隣家に命がけの避難をした。

鶏舎は全壊し鶏は全部処分された。就農時に借りた県からの借入金は返済しなければならないので、小野田市の実家に身をよせ、これから離農して仕事をさがすという。宮田さん、4万円もらっても笑顔は出んだろう。

農園も台風のつめ痕はおおきい。けれども、鶏舎も農舎も保険の対象にならないことを知った。4万円よりも根本的な政策がなんでできないのか。政治家は、選挙のときしか山村には来ないし。

04/09/13(月) 19:43 足立 進(JAG07563)


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