六さん　9月14日　しんあい農園日記

西君、毎月の検査通院の日。

少し早い時間から彼のぶんまで働こうと鶏舎をまわり採卵をはじめたけれど、かがむと玉の汗がポタポタ額からおちる。夏の暑さとはちがい、蒸気風呂のような感じがした。

西君は持病の手術をするかどうか、その判断をするために弟が仕事を休んで一緒に医者の所見を聴きにいった。兄おもいの弟にはどうやら頭があがらないようで、弟から日ごろの生活態度を説教されたという。そのようすを聞かせてもらい「ええ場面だ」と思った。結果は夕方、正志が来園した弟から詳細きかせてもらっていた。

むし暑さは不快なほどになり、9月の積乱雲もグングンおおきくなり、ついに山口市内の配達中に落雷と大雨になった。不用意なことに雨具を農園において出たのでしっかりぬれた。

その雨の中をタマゴをかかえて飲食店に走るとき、大笑いできる貼り紙が目にとまった。「本当に葬儀ですので、本日は休みます」である。

農園近くの仏壇屋の店先に「本物の造花」の看板もいつも可笑しい。書いた本人は真面目に表現したのに、見る側は愉快になる。

夕方5時に河村隆子さんが来園。台風のお見舞いと、11月に阿武町で開催の鍵山先生の講演会の案内パンフレットの打ち合わせをストロング杉本も交えてした。

今夜は、久しぶりにおおきなテールが圧力釜でシュシュと煮えている。

04/09/14(火) 20:22 足立　進(JAG07563)