六さん 12月17日 しんあい農園日記


農園新聞「らんらん8号」が完成した。

今回は、港町のレストラン・キャプテンを中心に紙面を展開。わたしのおもいを活字におきかえて、パソコン通信で杉本さんに届けたら、それは見事な、見事とはわたしがおもい描きもできないレイアウトで活字を表現してくださった。

彼女の写真がよいのは、マスターが口をとがらせて鉄板の牛肉を焼いている表情を撮っている。この写真こそキャプテンの味を出している。オーナー家族のいい表情は、4人の子供さんはみんな奥さまに背負われてお店にデビューした、父の働く姿を母の背中でみて育った子供のいい顔である。

李陽雨さんのギターにあわせて、一升ビンをマイクにして唄っているわたしの写真は、台風のあとやっと電気が開通した夜の酒盛りで、疲れて酔いどれていたわたしは写真の記憶はないけれど記録はちゃんとある。

言葉や文字で、自分が感じたことを伝えることはむつかしい。しかもいいスタイルで伝えることは素人には至難である。遠藤周作の紹介文でうならせるくだりがあった――遠藤周作が洗礼を受けたのは、12歳の時である。熱心なクリスチャンであった母の勧めによるものだが、遠藤自身は「体に合わない洋服」を無理やり着せられたような違和感を生涯抱いていたようだ――。こういう描写ができる感性をみがきたいものだ。

いまの時間2度。夜空いっぱいの星が明朝の冷え込みを予想している。暖冬とはいうけれど農園はやっぱり寒い。

04/12/17(金) 21:53 足立 進(JAG07563)


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