六さん 平成17年1月10日 しんあい農園日記


朝6時すぎ、窓の外は暗がりでもキラキラ地面が輝いていた。冷えている証拠である。犬の散歩に出た6時半はマイナス4度。

昼前から長門、美祢と厚狭の配達に出た。美祢の幸嶺園(特別養護老人ホーム)では徳永園長が事務所におられたのでしばらく時間をいただいた。昨夜のNHK番組を観ておられてその話題になった。

番組では衰弱した老人に点滴で栄養を補給するより、口から流動食をいれるか、胃に直接管をとおして流動食をいれるか。結果は消化器が本来の働きをしたほうが免疫力がつき、点滴より効果があがると結ばれていた。

この園では、朝食6時の前、5時半から食事に時間がかかる入所者には食事が与えられ、できるだけ時間をかけても自分でそしゃくすることをされている。それは、例えば、身体の自由はベッドできかない老人の「床ずれ」にも違いがでるそうである。

素朴な疑問を園長に尋ねた。「なら、なぜ流動食を全部の施設がしないのですか」と。「それはね、点滴は点数、つまり施設が儲かるけれど流動食はまったく点数にはならないし、たくさんの手間がかかるからですよ」

これは鶏を飼育する世界のことと同じだと思った。完全管理で飼育している方法と、手間がたくさんかかる農園の平飼いとの比較に似ているなあ。

明日の朝もキラキラしそうな、いまの時間でマイナス2度。

05/01/10(月) 19:26 足立 進(JAG07563)


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