六さん 平成17年1月29日 しんあい農園日記


きのう黒田先生を農園まで乗せてきた光市の宮崎さん。9時前にお帰りのまえ、話題はふくの総大将を黒田さんとしていた。

彼が言った「わたしは彦島出身ですからお名前は知っています。いとこがその方にはたいへんお世話になっています。父親が早く亡くなり、南風泊市場で高校時代からアルバイトをさせていただきました。結婚でもご夫妻にお世話になりました」

なんせ12本目のビールをめざしてばく進中だったので、その言葉が詳細に思い出せない朝。

数年前、下関ローターリーの面々と山登りをして、一の俣温泉にある「まどか」という食堂で宴会をした。松村御大の企画である。同じ飲むなら食堂よりええところがあろうにと内心思ったけれど、新鮮な刺身に猪肉料理で満足した。その女将が「うちの息子は、父親が早く亡くなり松村さんに学費の面倒までみてもらったのですよ」と昔を語り、一度もそれを自慢しなかった御大にわたしは感動した。

そのシーンを思い出して宮崎さんに「いとこの名前を教えてくれ」とメールしておいたら午後返事が届いた。掃除の会を紹介してほしいということと、佐藤睦治ですと。すぐに御大に電話をした。「おお知っちょる、いま大阪魚市場で働いておるいや!」その人物は「まどか」の息子かねと聞いたら「おお」と返事があった。宮崎さんに電話をした。「まどかで飲んだことがある。松村さんの宴会で」と告げた。わたしもそのご縁につながっていたことに驚かれた。

黒田さんを小郡駅にお見送りする道中、高松市が本社のホームセンターで専務をされていたTさんから着信。「会社をやめました。いま東京ですがきょう農園に話に行きます」年間150億円の仕入れを担当されていた方が小規模な商いをしたい。タマゴの取り引きをさせてくださいと来られた。3時間半、人生を語って帰られた。この転換にも感動した。

05/01/29(土) 21:46 足立 進(JAG07563)


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