六さん　平成17年2月3日　しんあい農園日記

寿司割烹「浪花」に午後1時タマゴをお届けしたら奥さまが「はい！」と、竹皮に包んだずっしり重い恵方巻きをくださった。下関の最後はトヨタである。車を入れたとき作業服姿で接客中の佐伯さんが見えた。とても大病を医者から宣告された人とは思えない満面の笑顔でなにか説明しておられた。「佐伯さん！荒川さんの巻き寿司は特に縁起モノですからどうぞ！」と受けとっていただいた。わたしは荒川さんのお気持ちをしっかり頂戴している。

昔、お掃除のご縁でサンパウロに行ったとき在住日系人と話をした。彼らの多くは書物や映像でみる日本をよく知っていた。それは望郷の想いであった。いっぽうわたしは「愛国」というと偏りがあるように感じており、それは恥ずかしいことのような錯覚をしており祖国を考えることは少なかった。

韓国で暮らす日本人のおばあさんも「わたしが死んだら魂は海を越えて日本に帰るよ」と語った。わたしが存知あげている在日韓国・朝鮮人のみなさんも「ウリ・ナラ・マンセイ(祖国万歳)」である。わたしが錯覚していたのは愛国心は戦争賛美であるという認識だった。ここをわけてわたしの愛国心をこれから培う努力をしていこうと思う。

「町おこし」「郷土愛」などすべては国家に通じる。グローバルな経済活動も立脚する国がなくては不安定になってくるだろう。

昨夜からパジャマの上に毛糸のチョッキを着て寝ることにした。肩が寒くなく快眠できた。

05/02/03(木) 19:24 足立　進(JAG07563)