六さん 平成17年3月1日 しんあい農園日記


弥生3月、冬にくらべると陽がながくなった。すこし前は、朝6時半でも闇夜だったけれど、今朝はしっかり明るさがある。このあたたかい陽射しで山野は芽吹きはじめる。

正志がお店に届いたわたし宛のファックスをもってきた。前の会社では在宅で仕事をしていただき、いまはタマゴのお客さまの松重さんからだった。

内容は、農園日記を読まれて、わたしが「足が痛い」と書いていたことについて、飲酒もふくめて食生活を改善するようにと親切なアドバイスだった。「おそらく腰痛もあるのではないですか?」とまで言い当てられた。

漢方治療の病院をご紹介くださり、さらにここは予約ができるから時間の無駄はありません。村上さんからは治療院に紹介のファックスまでしていただき、幸嶺園の徳永先生や上田事務長からは別府での治療をすすめられ、いまは河村久仁夫さんから頂戴した磁気ベルトをつけている。若いころ身体を酷使する仕事でもこなしていたから、その自信で到達した53歳。歳相応を、まさに身をもって感じている。正志に相談してなんらかの治療をはじめてみたい。

藤野学級の卒業式が放映された。3年皆勤の生徒を表彰し、その父兄にも感謝の表彰をされていた。このクラスは進学希望なので7時半からの授業で、それに遅刻もなかったという。今夜は、先生は奥さまにも感謝の気持ちを表しておられることだろう。受験に臨む生徒が「藤野先生の授業を録音したテープを合格のお守りにする」といったそうである。番組を観て胸がジーンとした。

夕方、阿知須の山根さんに鶏糞をとどけた。いまは葡萄の手入れをしておられる。昨年、2度にわたる台風で20年育てた樹や設備に甚大な被害があり、2ヶ月もかかってひとりでやり遂げたと言われる。「今年も台風がきたら嫌ですね」というと「いや、農家は辛抱強いですからね」と笑顔だった。どうしょうもできない自然の前に、おおいなるものに祈るという気持ちがわきおこり、すべてを受けきっていく勇気も出るのあろう。

05/03/01(火) 19:45 足立 進(JAG07563)


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