20050316

六さん　平成17年3月16日　しんあい農園日記

宇部市内の井上酒店、松原酒店とおなじように店主が「これ」と思う酒を販売しておられる。くわえて安全と思われる食品もある。火曜に配達に行ったとき店主がおられたらいろいろ話を聞かせていただく楽しみがある。

店の奥でゴソゴソ物音はするけれど、大声で呼んでも返事がない。ほんとうに大声で「こんにちは！」と叫んだらやっと出てこられた。汗をいっぱいかいてゼーゼー息をしながら「いまお米を定温室に運びこんでいました」酒屋が米を運んでいるというので興味があり現場をみせていただいた。

年中10℃に温度管理されているというおおきな倉庫に、30キロの米袋がたくさ
ん積まれていた。それにワインもたくさんあった。米は店主が油谷町の農家に
頼んで、棚田で無農薬で収穫したもので、お酒のお客さまが「安全でうまいご
飯を食べたい」という希望に、この酒店が秋に買い付けに行き、2トントラック
で何度も往復してここにたくわえ、お客さまの希望の日に精米して届けるとい
う。その精米器も米屋のそれにひけをとらないおおきな最新型があった。

精米時にでてくるぬかや小米も鶏を飼っている人がとりにくるそうである。
「米は儲かりますか」と聞いたら笑いながら「少しの手間賃はもらいますが、
米で儲けようとは考えていませんよ」

宣伝されている酒だけを並べておくだけでなく、お客さまの要望に対して店主
ができるあらゆるサービスをされているわけである。