六さん　平成17年3月25日　しんあい農園日記

わたしの記憶では、3月のこの時期に積もった雪ははじめてである。犬は雪に足跡をつけて朝の散歩をした。

金曜は山口から防府を経由して徳山に下松と走る。山口市内を走っているときに「非通知」着信。親しげに「足立さんよく頑張るね」と年配らしき男性の声「どちら様でしょうか」と尋ねると山口市内の者だと名前を言われた。その名前に覚えはない。どこかでお目にかかりましたでしょうか？と聞くと「先日の山口新聞であんたの記事を見て、お店に電話をして携帯番号を聞いたんじゃ」どうもややこしい内容かもわからないと思い車を停めて「で、用件はなんですか」と言うとシッポを出した。

ある団体を連想するような例えを出しながら、多少威圧的にこれこれを買ってくれ。それが目的だった。「実は、わたしはずっと貧乏しておる。もしかしたら一年後には儲けておるかもわからんがね」などと応対していたら電話は切れた。

防府市消防本部の近くで二ヶ月ほど前に「メロンぱん」を仮設の店で販売しはじめた。最初のころは長蛇の列で好調そうに見えたけれど、しだいに列はなくなり、きょうはお店もなくなった。徳山の国道沿いにもラーメン店が仮設で開店していたけれどいまは元の空き地である。農園近くの農協でも健康なんとかを仮設で営業してすぐに撤去した。この手の営業方法が多くなる。

元気タマゴを販売してくださるお店が一ヶ月前に農園から10分ほどの場所にオープン。なかなか販売に苦戦しておられた。そのタマゴのディスプレーを杉本さんにお店が白羽の矢を当てた。なかなかよいセンスで一週間前に完成し、それ以後ジワジワと売れ行きがのび始めた。完売も何度か達成するようになった。男の子が笑顔で食べているタマゴかけご飯の写真に添えたキャプションは「焼くまでまてない！」である。一過性で終わる営業ではなくぼつぼつと売れ行きがのびて安定するほうがよい。

05/03/25(金) 23:37 足立　進(JAG07563)