六さん 平成17年3月29日 しんあい農園日記


山口市宮野は郊外である。ここでブティックを営んでおられる篠原さんはタマゴのお客さまである。なかなかご苦労が多い商売のようすを聞かせていただいた。

仕入れは洗練された品を選ぶ目利きが要求され、それも年齢や体型など、お客さまの顔をイメージしながら選ぶと言われる。お客さまが品選びに迷われたとき「これを売りたい」と思うのは利益、在庫になったら困るというふたつと、お客さまに似合うかどうかを率直に申し上げることの葛藤があったらしい。

お店の都合で「よくお似合いですよ」と言葉をそえて買い求めていただいても、結局「高い買い物をさせられた」と感じたお客さまは、文句は言わないけれど二度とお店には来られない。そんなたくさんの失敗を重ねて開店から9年目、いまはお客さまにあとあとまで喜んでいただけるように心がけている。

だから、郊外のちいさなお店でも、お客さまが知り合いを紹介してくださいます。言葉たくみに安い仕入れ商品を高く売りつけることが商売ではない。そんなことを篠原さんの言葉から感じた。

最近、川面をながめるたくさんの種類の鳥がいる。サギ、川鵜などわたしが知っている鳥以外にもたくさんいる。これは水がぬるみはじめると小野湖からワカサギが産卵に農園前の砂地に遡上してくるので、鳥はそれを感じて待ち受けている。

今朝は翡翠もブルーの宝石のような背中をみせて飛び回っていた。亀も冬眠から起き出して泳いでいた。黄色の蝶々も舞いはじめ春になった。しかし、明日の朝は霜がおりるとか、そとに出した鉢植えを夕方しまい込んだ。

05/03/29(火) 19:38 足立 進(JAG07563)


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