六さん 平成17年4月3日 しんあい農園日記


午後から李陽雨さんコンサートに行った。場所は川棚温泉から近い「鬼ヶ城」

ここで李さんは炭焼きの両親に育てられた。ミカン畑を造成した野外ステージを「鬼やんま劇場」と命名している。チケットは千円。観客は30名ぐらい。1時の開演に10分ほどおくれて到着したら松村貴美さんがおられた。

空想アフリカ民族音楽「さやん」のステージが一時間。太鼓や珍しい楽器のリズムにみんなで手拍子で参加。次は5種類の笛を使いこなす吉原さん、横笛に縦笛をたくみに演奏されてよかった。次は飛び入りコーナーになり、田川市から参加の女性が日舞を踊り歌われた。そして自然養鶏の申さんがいつもの笑顔で登場、今回はアコーディオンをさげてきた。

この楽器は30年ちかく前、労働歌が黄金時代に、ある組合で演奏された楽器であったが倉庫にねむり、タダで譲りうけたモノだという。在日朝鮮人で差別をうけ小学校も終えていない。朝鮮、ベトナムにドイツは他国に国を分断された。「こんな歴史を繰り返してはいけない」など、演奏の合間に語りながら平和を説かれた。リムジン河や金剛山も心に残った。

次は李さんの時間になったのは3時すぎ、空模様が悪くなり2曲目から豪雨になった。しかし、傘をさして誰も帰ろうとしない。ステージのシートに溜まった雨が滝のように李さんに降りそそいでもやめなかった。わたしが感動したのは李さんの奥さまが、手をあわせて目をとじて雨にうたれながらうつむいておられた姿だった。

ついに李さんが「きょうは残念ですがおわりにします。名前を李陽陽(やんやん)に変えて次のステージを準備します!」みなさんが風雨のなかでおおきな拍手をして終わった。この雨を予想して膝までの長靴・防寒ベストに冬用のジャンパーで行ったけれど、それでも寒かった。

05/04/03(日) 19:28 足立 進(JAG07563)


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