六さん　平成17年4月4日　しんあい農園日記

三隅町から70歳をこえた木村さんが養鶏の勉強にこられた。

先日、日記で紹介した牛を飼い続けたけれどほとんど儲からず今年から鶏に切りかえられた。いま300羽を牛舎を改造して飼育しておられる。それとは別に10年、約7000坪の田で無農薬米をつくって販路もっておられる。薬をつかわない米で一番の問題は雑草をどう処理するからしい。

そんな話題からはじまり鶏になった。わたしが経験したことはいくらでも話しができる。帰り際に尋ねた「もうぼつぼつ隠居されてはどうですか」と「いや、家内が数年前に脳梗塞で不自由になりボクが働かないと生活できないのです」70歳まで働き続けて、まだ働かなくてはならない現実は専業農家ゆえだからだろうか。

数年前、農協に野菜の種を頼んだとき作り方を聞いたら「農業指導はいまできません」といわれた。マイカーローンや保険業務の金融業になっていた。食を自給できない国になっている。

美祢市の特別養護老人ホームに配達に行った。園長が「我が家で、土曜に花見をしますよ」と誘ってくださった。ホルモンやイカを焼いて生ビールが樽で用意されると聞いたら万難排しても、桜はどうであっても行かねばならない。鶏肉を持参で仲間にいれてもらおう。

韓国に中国が日本がやった歴史を批判している。しかし、我が国は国民にも事実を証そうとはしない。たかが数十年前の事実が検証できないのか。農業でも歴史でも日本は弱い国である。

05/04/04(月) 19:56 足立　進(JAG07563)