六さん 平成17年4月7日 しんあい農園日記


直線距離では農園から遠くない距離でたくさん犬を飼っているおばさんがいる。

5年前「何頭おるかね」と尋ねたら「地域がやかましく言うから100頭と返事している」という。子供さんが犬に命を助けられた体験があり、それ以来野良犬を放置しておく気にはなれないので、20頭ぐらい連れて宇部市内からこの田舎に移ったらしい。その後「犬好き」という評判がひろがり、ここに犬を捨てに来る者が多くなり、その数はどんどん増えた。最近はたくさんの猫まで仲間入りしている。いまでは150頭以上はおるらしい。

そのおばさん「もうわたしはやれんでね!」と頭をかかえるのは、餌代と雌犬の避妊手術費用や予防接種のお金である。この犬たちの最後を看取るまで死ねないとは思うけれど、ここに小犬を捨てるからやれんです。

最近、そのおばさんが借金の督促で行方不明だと知った。犬の世話は何人かのボランティアがしているらしい。問題は犬の命と人間のモラルのふたつ。とくに命は緊急性がある。知り合いのテレビ記者に連絡をとり夕方彼が現場を訪れてくれた。

わたしには4頭の愛犬がいる。餌代と薬代は4頭でも多額になる。飼育に飽きた犬を捨てる。小犬の処分に困り捨てる。こんな悲しいことが実際に農園の近くでおきている。

木曜の下関・美祢に長門を走り終え、芋焼酎で明日の山口から下松まで走る鋭気を養っているけれど、早く寝るのが一番薬かもしれない。

05/04/07(木) 19:35 足立 進(JAG07563)


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