六さん　平成17年4月16日　しんあい農園日記

長袖で仕事をしているので手首から先がくっきり日焼けしている。山々は冬の景色からいっぺんして萌え立つような新緑に衣替えをしている。いよいよ暑い季節に向かう。

午後、大谷山荘の配達をすませて下関に向かった。トヨタの佐伯さんが済生会病院に入院されたのでお見舞いである。最近建てられた病院は、海も山も眺められるリゾート地を思わせる市民球場近くの高台にあり、パーキングを歩く人のうつむいた表情がなければホテルである。

受けつけで「佐伯さん」と言うとプライバシーの保護が徹底されており「住所は」「したのお名前は」と問われたけれどわからない。「わたしと同じ、昭和２６年うまれの佐伯さんです」と答えたら病室を教えてくれた。最近の病院には「メロンパンがおいしい！」というコンビニまであり驚いた。4人部屋で寝込んだ佐伯さんと30分会話を交わした。「足立さんの夢を先日見たところでした」ととても喜んでくださった。なんとしても生きたいという気迫をじゅうぶんに感じた。手を握り元気な再会を約束した。

下関トヨタで松村御大と待ち合わせして一時間、ひさしぶりに近況を交わすことができた。この人の前ではええかげんなわたしがいつも真剣になれるから不思議である。たくさんよい刺激をいただいた。明日は10時まで仕事をして神戸を日帰り往復になる。

05/04/16(土) 20:39 足立　進(JAG07563)