六さん 平成17年4月18日 しんあい農園日記


わたしがはじめてお掃除にご縁をいただいた広島で(9年ほど前になる)、頭蓋骨のてっぺんから発するようなボーイソプラノで、講師は自己紹介もせず「ハガキはええよ!」で坂田さんの奇妙な講演がはじまった。

松村御大がおもしろい人物を紹介するからと引き合わせたのは三瓶のタヌキ(中田さん)。内心「御大に誘われてきたけれど妙な会に来た」と思っていた。井辻さんのお店、モンテティーナで交流会がはじまり、初参加のわたしは会場のハイテンションに気持ちがついていかないので壁際で飲んでいた。

そこに「足立さん!」と声をかけてくれた人物は庄原の林高正さん。このやくざ風の男は知らないけれど、彼はわたしを知っていた。数ヶ月前に松江市内でわたしは講演をした。そのとき林さんがおられたという。それからわたしのお掃除人生がスタートした。

それ以後、林さんとの思い出は全部「酒」である。それも失敗談ばかり。

福山市の「あまのじゃく」というお店でどんちゃん会議をし、ママに心を売って帰らない林さんをおいてホテルに帰ったものの心配になり、またタクシーでお店に行ったら閉店していた。酔いもさめてホテルに戻りエレベーターに乗ったら、その床に靴を脱いで寝ている林の巨体があった。「なにしょるんか!」と起こしたら「部屋がわからんのじゃ」。

クレヨンに冷酒を一升持参してかわいいカナちゃんをべろべろに酔わせたのも林である。この夜、彼女はタクシーで帰り父親が大切に育てている庭の盆栽にげろを吐き、明くる朝おやじにぶち殴られたらしい。盆栽の松は当然枯れた。

胃に腫瘍が見つかり庄原日赤に入院したとき見舞いに行った。「足立さん、もう酒は止めるけえ」嘘ばっかり!

その林さんが庄原市市会議員になにをおもったか立候補をした。そして今朝早く選挙戦でガラガラになった声で「当選しました!」と電話をくれた。定員13名中の7位だという。朝からうれしいニュースで元気がでた。

05/04/18(月) 20:03 足立 進(JAG07563)


2005年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2004年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2003年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2002年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
電子メール 2001年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2000年 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

| トップページ | みなさんのご意見 | 元気な鶏の卵です | 箸よく盤水をまわす | リンク先 | 地図 |