六さん　平成17年5月28日　しんあい農園日記

昨夜は加藤先生からいただいた芋焼酎「子鹿(松原酒店)」を布団に座って飲んでいたら寝ていた。気がついたら「朝までテレビ」の2時。また眠りにおちて5時に起きた。テレビは文字どおり朝までついていた。

きょうの夕方「人生の楽園」で鹿児島焼酎バーご夫婦が放映されていた。主人が都城市に「月の中(つきんなか)」を求めて行かれる場面で感激した。

時代おくれの松原酒店でこの酒を何本か買わせていただいた。ホタテマン(店主)が言った。「この蔵元に電話はできんです。家内操業しているから、電話口に出たときには息をハァハァ言う」そのわけは番組で知った。

家族4名でまじめに芋焼酎をつくり、地元の都城市で出回る本数は30本。ホタテマンが仕入れるのは年間6本。いかに時代おくれの松原酒店が蔵元に気にいられているかをかいま見た。

この一升瓶を粛々と買わせていただき、徳山は金剛山のてっぺっんで自然薯で生活している村田さんにプレゼントした夜「こねえなうまい酒ははじめて呑んだ！」と電話があった。

自分の足でうまい酒をさがすわけにはいかないが、我らがホタテマンがポンコツ車で各地の小さい蔵元を歩いてくれる。ええ友達がおって幸せ。今夜も、芋の甘さと、香りがよい「子鹿」で一日の疲れがいやされる。明日の夜は、あやしい「ふく屋」の望月さんが「呑もうで！」と泊まりに来られる。

05/05/28(土) しんあい農園　足立　進