六さん　平成17年6月2日　しんあい農園日記

下関日和山公園から関門海峡をみおろす高杉晋作の銅像。そのそばに「日和庵」が7月13日開店をめざして内装工事中だった。100年以上は経過していると思われる古民家といっても土蔵や石の階段、そして格調たかい庭がある「豪邸」。

タマゴを届けてほしいと社長からのお電話でうかがった。180度、海峡の大パノラマが眼下に展開し、門司まで見下ろしてしまう。ここでフランス料理。食後には別室にバーがあり、ビールからワインにカクテルまで窓際にしつらえた一枚板のテーブルでいただける。他のお客とまじわらないプライベートルームも数室ある。

こんな豪華なお店はみたことない。行き交う船や夜景をみながら酔ったら生涯の思い出になろう。

美祢市の老夫婦、昨年の台風では2度も瓦が飛びその費用の捻出に苦慮されていたのに、今度は奥さまが入院「タマゴはしばらくお休み」と玄関で様子をきいた。肥後もっこすのご主人はペースメーカーで一級障害手帳。「おまえが先に死んだら、ワシはご飯のつくりかたを知らんから死ぬなよ」入院は病院が格段の配慮で夫婦で入れるらしい。

とにかく不安と愚痴が連続して出る。「ええかね、夫婦で入れる病院、しかも同室なら不満を言わずに感謝しなさい」と、そんな話しで一時間もついやした。最後はご主人に「そのときは再婚ですよ」と言うたら「まだ来てくれるじゃろうか？」と真顔で言うから三人で大笑いした。

岡本拓也さん生まれかわり2回目の誕生日、酒を一本プレゼントした。

しんあい農園　足立　進