六さん 平成17年6月4日 しんあい農園日記


昨夜11時半ごろまでテレビをみたのは「沖縄遺骨収集」だったから。前半をみていないから正確なことはわからなかったけれど、沖縄戦で22歳という若さでなくなった兄の追悼の意味で、弟(現在77歳)と妻(74歳)が15年間、時期になると那覇市内にアパートを一ヶ月半(家賃5万円)を借りて糸満周辺の原野にはいる。わたしも過去20回まではないけれど同じ地域で収骨奉仕をした。しかし、このご夫婦の熱意には敬服した。

ガマ(鍾乳洞)では当時の地表が表れるまでふたりで協力して崩れた土砂を、ツルハシ・スコップでかわしされていた。回数はわたしが多いけれど、そんな場所では体力的にも「無理」と決め込んで歩きまわった。ご夫婦は15年で700柱以上のご遺骨と対面され、氏名判定ができたご遺骨も数多い。

範囲を拡げることではなく、そこを集中して作業するという場面に「お掃除道」に通ずる姿をかいま見た。わたしが2泊3日で通い続けた沖縄とは格段のちがいだった。

しんあい農園 足立 進


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