六さん　平成17年７月２０日　しんあい農園日記

「沈黙の海峡」の宇部市公演を観た。脚本家であり演出家の品川能正さんと、紳士の社交場、山口市の「花のれん」女将がとりもつご縁で農園でお会いさせていただき、そのお人柄に「観なければ」と決めていた。

約2時間半の舞台が、あっというまにすぎた気がしたのは舞台の迫力だった。日本人側で語り継ぐ戦争と、海峡をはさんだ朝鮮半島で伝えられるそれとの「ちがい」をよく理解できた。そして朝鮮音楽が大迫力で演奏され心が躍動した。

まだ舞台は消化できていないけれど、品川さんは海峡を渡った朝鮮半島の人々の心を作品でよく伝えられた。決して「沈黙」ではなかった。しかし、女優なみんなぶちべっぴんさんだった。

しんあい農園　足立　進