六さん　平成17年８月６日　しんあい農園日記

広島に落とした一発の爆弾で戦争が早く終結した。そのような落とした側からの声を聞いてあらためて「立場」を感じる。

また、沖縄戦での集団自決を当時の軍属が指示したとか、しなかったとかというあらたな争点がでてきた。自決せよ！という命令はもしかするとなかったかもしれないけれど、それしか選択の道がなかった民間人かもしれない。

そんなことを考えながら8月6日、一日仕事をしながら思ったことは、強制連行を国の制度としておこなった昭和19年。わたしは、それ以前の渡航はご自分の意志(募集・官斡旋)だったと理解していたけれど「そうせざるをえなかった、あらがえない大きな力があった」とこれからは認識を変えようと思った。

暑さのなかでよく働いて、もう眠くなってきた。

しんあい農園　足立　進