六さん 平成17年10月8日 しんあい農園日記


きのうある店舗の若い男性社員さんから原木椎茸を紹介してほしいと依頼を受けた。

夜、わたしをいつも応援してくださる小林さんに電話でお願いした。小林さんは大規模に椎茸栽培をしておられる。しばらく予定を検討され「わかった、日曜の午後一時に会おう」と快諾された。

農業一筋に70年、土とともに生きてこられた方であるけれど、仕事が終われば立派な庭で菊をめでたり、詩吟をたしなむこともある。今年も新米を30キロ「おい!ええ米ができたでよ」とくださったり、わたしが尊敬している方である。

きょうお店に男性社員を訪ねて「日曜の午後一時」と告げたら「わたしのほうで時間の変更を電話します」と言う。とっさにいろいろ思うことがあったけれど、わたしの価値観を他人に押しつけることは気がひけたので「失礼のないようにしてくれよ」と別れた。

けれども小林さんがせっかく農作業の予定を変えてまで都合された時間を、お願いに行く立場の人が変えてくださいはない。草刈りの手をとめて電話をした。「一時に行ってください」少し強い口調で言った。

農業は天候や仕事の段取りを緻密に考えながら営むのである。そこだけは若い青年に理解してほしかった。23日、むつみ中学校お掃除に参加の意思を福村さんにメールで伝えた。

しんあい農園 足立 進


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