六さん　平成17年１１月１日　しんあい農園日記

火曜は山口市内をたくさん配達に走る。

先日から「カレー麺」をはじめた料亭の案内をしながらまわったので。農園に戻ったのはいつもより一時間は遅くなった。

「料亭は敷居が高いね」が多くの感想である。しかし「うまくて安いランチをいちど食べてみるのもいいですよ。しかも料亭で」と押し返しながらの会話は、わたし自身の営業勉強になった。確実に食べに行ってくれる手応えもいくつかあった。

正志が農園をあとにして自宅に帰るときには、愛犬のはなちゃんは作業場にいれてくれる。ここに来て5年以上も鎖につながれたことがない幸せな犬である。ところがきょうは、橋を渡るわたしの車に向かって尾も耳も真後ろにして疾走してくる愛犬がいた。正志が帰るときには放浪していたにちがいない。

車から降りたわたしにすり寄ってくる犬の顔には、焼却炉をかきまわした「炭」がしっかりついており「この馬鹿タレが！」とパンダ犬に大笑いした。

しんあい農園　足立　進