六さん　平成17年１１月２６日　しんあい農園日記

農園の場所を６名の地権者から買わせていただいた6年前、竹や雑木でおおわれていた。この場所のどこに作業場や鶏舎を建てるかを描いて最初に手がけたことは草刈りだった。

草刈り機にチップの刃をつけて、ふつうは刃を横に振る作業は、ここでは背丈以上で巻き付いているツタなどをたてに刈り込んで、それから根本を切っていった。

冬場に大汗をかいて一日作業してもわずかな面積しかできず苦労した。鎌で指を切って医者に走ったこともある。永本建設さんが建築に来るまえに全部ひとりでやった。

あれから6年、農園内は草刈りで維持しているけれど、隣接の土地には竹や雑木が生い茂り、風とおしや日当たりが悪くなり、見た目もうっとうしくなった。竹を草刈り機で倒し、チェンソーで雑木を倒した。2時間で汗びっしょりになり、やった場所はわずかであるけれど、この作業をマムシが出ない冬の間続けていこう。その最初の一日。

しんあい農園　足立　進