六さん　平成17年１２月４日　しんあい農園日記

朝から冷たい雨。おかげで井戸の水量が増え、小雪が舞い散る夕方、20ヶ所あまりの鶏舎排水口を開き明朝の凍結に備えることができた。

二日前、近くに「楠四季採市」という道の駅形式のマーケットがオープンして、わが元気タマゴも杉本エスプラン制作の看板と一緒に並んでいる。繁盛してほしいのは当然であるけれど、大丈夫かなーという危惧もある。この店はいわゆる半民半官であり、お役所の予算で建物が改装されていたり手厚い。スタッフの給料がどうなっているのかわからいけれど「やらねば、売らなくては」という意気込みが足りないように思う。

宮崎県綾町役場横の「ほんものセンター」という地域農産物販売店は何度も通った。お店の人たちが自信満々でお客に売り込んでいたし、二階の喫茶でコーヒーを飲んでいたら「お客さん、この角度から観る綾城がいいとおもいませんか」と観光ガイドまでしていた。作り手、売り手に買い手の心が通じていると思った。

しんあい農園　足立　進