六さん　平成18年１月９日　しんあい農園日記

朝5時の外気は氷点下6度。早く採卵しないとタマゴが凍りつく。

農園内で使うライトバンの暖房をかけたまま19鶏舎のタマゴを7時過ぎまでに集めた。

愕然としたのは、きのう正志と修理した給水配管が再び凍りついている鶏舎が4棟。塩ビの管には確実に亀裂があり気温があがれば漏水する。その修理にかかる時間だけ仕事がおそくなる。

もっと端的にいうならば、老眼がすすんだわたしには、塩ビの亀裂箇所が特定できない。3年前ならできた仕事である。正志に頼らざるを得ないことによけいに落ち込む。昨夜はあれだけ排水状況を見て歩いたのに。

ザアザア出せばいいけれど井戸が渇水。20以上ある排水口を全開したら枯渇する。不思議なもので「やっちょられんわい！」と凍結した箇所をみていたけれど「これを乗り越えなければ」という心境になる。いや、ならざるを得ない。

配達から戻り、川の水を取水するエンジンを始動させて、修理中の正志に聞いたら「あと1箇所です」。5時半、暗くなったのでエンジンを切り一日が終わった。

風呂は水が少ないのでお湯で身体を拭いて済ませた。金曜と土曜に雨の予報。

しんあい農園　足立　進