六さん　平成18年１月２９日　しんあい農園日記

鶏を飼いはじめたころ、わからないことが多く教えてくださいと歩きまわった。

庄原市の友人、林さんのご紹介でその地域では安定した平飼い養鶏をしておられるという方を訪ねた。わたしが一番悩んでいたことを克服されていたので質問したら「ボクは30年苦労したから教えられません」と断られた。

昨年から牛をやめて鶏を飼いはじめた三隅町のKさん。身体を悪くされた奥さまの介護をしながら、軽トラで宇部市内までもタマゴを配達される70歳。Kさんが飼いはじめた若鶏と同じ日齢の鶏は、わたしの農園では肉になっている。心配だからおせっかいとは知りながら「Kさん、ぼつぼつ入れ替え時期ですよ」と電話でその理由などを教えたらたいへん喜んでくださった。

よいコトはこちらから伝えるぐらいの気持ちが大切。

しんあい農園　足立　進