六さん　平成18年２月７日　しんあい農園日記

9時半から8時間かけて風雨の山口市内を走り終えた。

佐伯さんの記念樹木も多々良造園で品定めをして、予算と社長の意見でおおかたの目処をつけてきた。あり合わせと缶2本で疲れを癒しているところで電話が着信。

先週水曜に配達した小野田の保険会社で働いておられるご年配の田中さんからだった。先週、たくさんタマゴをご注文くださり同僚にわけてくださるときに「袋をください」と言われた約束を忘れて届け40分ばかり走った場所で「袋が無いがね」とお叱りの電話。あわてて回収した袋をさがしたけれど7枚もなく4枚ほど配達コースを外して届けてお詫びをした。その出来事が田中さんの胸を痛めておっての着信。

「あんたが車に忘れておるかと思って電話したんよ。わたしのほうこそ辛抱できることを無理に言って一週間気持ちがわるかった。明日はタマゴの日だからお詫びの電話です」と。

忘れたことはわたしの落ち度であるけれど。田中さん、あなたはほんとうにいい人ですね。わたしも田中さんのような生き方をしますからね。と照れくさいけれど日頃は言わないセリフが口をついた。

今夜はぐっすり眠れそう。

しんあい農園　足立　進