六さん　平成18年２月１０日　しんあい農園日記

下松行きの金曜。グルメロードでお客さまから頼まれたベーコンなどを買わせていただき7時前に農園に戻った。

高校生のころ「神々のラッシュアワー」という本を買っていまも自宅の書棚にあると思う。正月には神道でなくても初詣や三社詣で、クリスチャンでなくても式はチャペル。葬儀は仏式。車のお祓いは地元の神社。商売は弁天様で豊漁祈願は…と八百万（やおよろず）の神様を拝むことを使い分けている。道ばたの道祖神やお地蔵様にも頭をたれることができる。

「われらの神は」と唯一でないところが日本的のように感じている。ファジーだといわれるとそうかもしれない。

けれども排他的でないことはたしかだと思う。現在拘置所でシラをきり部下に責任を押しつける男より、自らの墓石をつくり国家建設に夢を託した長州の奇兵隊や、戦犯としていさぎよく裁かれた人を祀り敬うことは間違ったことではないと思う。

しんあい農園　足立　進