六さん　平成18年２月１５日　しんあい農園日記

昨夜、お湯割りを飲みながら寝てしまった。午前2時、テレビも蛍光灯も点けたまま…目が覚めた。それから少しウトウトして5時前後にテレビをつけたら、各地の温泉4000ヶ所に入ったという人物の番組があり、ロケ地も別府ということで最後まで楽しんだ。

飲んではいけないお湯は循環している。お湯は鮮度が一番で「かけ流し」。湯船に入る前はたくさん掛け湯をする。これは心臓に負担をかけないために必要。そして入るときは湯口から一番遠いお湯がこぼれる場所から入る。この意味は、ここが温度が低いということもあるけれど、汚れた身体で「上」から入らない謙虚の姿勢。そして温泉では石鹸もシャンプーもいらない。汗で皮膚の老廃物は流れ落ちるから、それ以上に石鹸でこすると肌によくない。

この番組で思ったことは「上」から入らない美学。言い換えれば「ゆずる」という心持ちの謙虚な生き方。それをお掃除では「下座」とも教えていただいた。

今夜は、雨で冷たくなった身体をしっかり湯船であたためたからよく眠れそう。

しんあい農園　足立　進