六さん　平成18年２月２４日　しんあい農園日記

金曜、荷台に積むタマゴの数は少ないけれど、走る距離は山口・防府・徳山に下松。10個、20個と宅配をする。

会議録を仕事にしていたころ、一番遠くは国東半島だったけれど、あるとき宮崎県国富町から来てほしいという電話があった。当時は高速道路はなく片道12時間かけて10号線を何度も往復して契約した。そのとき「点から線へ、線から面へ」と自分に言い聞かせて、社員からも「なんで宮崎か」という疑問の、割に合わない仕事を選んだ。国富町だけに行くのではなく、その国道10号線沿線全部の市町村に営業しながら走った。帰りは熊本経由の3号線沿線を全部営業した。その結果、九州だけでも150団体以上もの議会事務局と契約になった。

金曜は「割にあわない」とは思わない。必ずタマゴの鮮度と味で線になり面になると信じている。一粒万倍という言葉もある。

しんあい農園　足立　進