六さん　平成18年８月１０日　しんあい農園日記

昨夜、寝床を敷いてクーラーで熱をさましながら日記にむかっていたら牧君から電話があった。

わたしのなかで彼は「なんでもありの男」である。いま小月にアパートを借りて仕事をしているらしい。ずいぶん前、娘たちと近所に焼き肉を食べに行って自宅に戻ったら大型バイクが見えた。照美が「牧君かもしれんね」と冗談で言ったらほんとうに彼だった。

電話で話をしていると、階下につないでいる犬が吠えはじめた。電話のむこうで彼が「犬が吠えているけれどお客さんですか？」そのとき背筋に寒気がした。予感は的中で牧君が農園に来ていた。

13日にお手伝いに来るけれど、小月の湯谷温泉でひと風呂あびて来てみましたという。30分ぐらい話をして「明日の早朝から八幡に仕事に行きますから帰ります」と出ていった。

木曜を走りおえて農園に着く手前で彼からメール。「下関でうまい焼き肉屋を教えてください」と。豊前田の一龍の電話番号を返信しておいた。今夜も来そうな予感がしている。

しんあい農園　足立　進