六さん　平成18年９月１１日　しんあい農園日記

フォーク歌手の李陽雨さんのおはからいで、昨夜は周防猿まわしの村崎修二さんを農園にお迎えした。なんどか村崎さんのトークや歌を拝見し「この人はタダ者でない」と思っていた。

100名以上のかたが農園集ってくださり、フルートちゃんの生演奏・陽雨兄さんの歌。湯田温泉の幻のラーメン店から屋台も来てくれ、準備していた60食以上を完売。重枝酒店の出前ビールも奥さまが追加を運ぶほど売れ、柳屋の仕出もおおばん振る舞いで唐揚げや刺身をタダで提供。

みなさんの気分が高揚した日暮れから安登夢(15歳のオス猿)が登場！村崎さんの大道芸がはじまった。8時前にみなさんをお見送りして居残り仲間と村崎さんを囲んで飲みなおし「子供がね…おじちゃんまた来てね」と言うてくれたんじゃ」と、猿つかいは目を潤ませて言う。猿に芸をさせるのに一度も叱ったことがないという心根の優しさを感じた。

猿の好物、いまの時期はバッタに栗、1時間、網をもってバッタを追い、栗や笹などたくさん集めて満面の笑みだった。バッタやコオロギをうまそうに食べる猿の姿を子供は記憶に焼き付けただろう。子供の顔つきがやさしくなった。

このかたから今からたくさん学んでいこうと思いながら、いつのもようにワイン・焼酎に轟沈していた。大道芸人、偉大なり！

しんあい農園　足立　進