六さん　平成18年９月２１日　しんあい農園日記

5時半に食事をすませて犬の世話をして、6時前から9時ごろまで3時間以上鶏舎を歩いて採卵する。そのタマゴを木曜は満載で下関に向かう、荷台に段ボールで重ねて天井まで積んでいるので、急なカーブでは車体がバランスを失うほど重たい。

そのほとんどを配達して3時半ごろ、農園まで至近距離になった美祢市を通過して長門に向かう。この道のりが気持ちのうえでも体力でも疲れが増す。荷台をカラにして農園に6時前にヘトヘトで無事に帰りついた。

配達先でいろいろな話題に気持ちのベルトを合わせながら、労働の対価も大切だけれどもたくさんの人と親戚のようなおつきあいができることがもっと嬉しい。

最後は黄栄作さんのお母さんと30分ちかく話し込んだ。通称「カンカン部隊」魚をブリキのカンに入れて電車で行商するおばさん。その80歳のおばあさんが売れ残りのアジを持っていたので2匹を560円で買いましたと言う。

商う者と買う側の人情…明日は下松まで走る元気になりました。

しんあい農園　足立　進