復帰直後から沖縄に通ったのは、戦没者のご遺骨収集奉仕にくわえていただいから。

軍属と民間あわせて２０万人以上が約２ヶ月の、日本でははじめての地上戦で命をおとされた。きのうだったか沖縄は梅雨があけた。山野や壕（ガマ）に放置された遺体は地獄の様相だったろうと想像ができる。教科書から軍による民間人への自決の強要はなかった。彼らは追いつめられて自決した。と教科書の歴史が書きかえられようとしている。

沖縄の方と当時の話しを何度も聞かせていただいたわたしには腹立たしいおもいはある。

わたしが最後の収骨奉仕でご縁をいただいた「中城サチ子」と刻まれた三角定規と小さいご遺骨。摩文仁のジャングルを思い出した一日だった。