浪花の荒川さん。先週木曜の配達のとき、タマゴの空箱を車に運んでくださった。お店に戻るとき路上に捨てられていた吸い殻を身体をまるめて拾われた。実は、この吸い殻はわたしも気がついていた。けれども気がつかないふりをしていた。

月曜、厚狭の配達先で毎回ご年配の男性が玄関で応対してくださる。合掌して「暑いなかを配達していただきありがとうございます」ときょうも言われた。

吸い殻を拾う行為も、配達したわたしに手をあわせるコトも、付け焼き刃ではできない。わかっているコトが知識で終わるのではなく、あるいは人を責める知識ではなく、わたしができなくては意味がない。まだまだ道のりはながい。