親の願いと子供の夢

朝6時。気温20度。晴れ時々くもり。最高気温24度。やはり湿度高し。ジメジメムシムシ。

Fさんに「おにぎり」をひとつ渡し。配達へ出かけさせてもらう。

今朝、保育園のころから知っている高校一年生と久しぶりにすれ違った。親御さんとも年が近く、仕事上での繋がりもあるので、ご家庭の教育方針や、息子に夢を託す熱い思いを聞く機会が幾度もあった。

同じ自営業者として、我が家を大切に守っていこうという熱心な姿には常々、勉強させてもらっている。

何度も失敗と成功を繰り返し、従業員を育てながら大きくしていく家業と、何度も経験出来ない子育ては少し異なりがあると感じる。
ただ、今の私には明確な答えは導きだすことはできず

早朝、上り坂を一生懸命、自転車のペダルを踏みながら駅に向う彼と久しぶり出会い、高校生活の充実ぶりを彼の「表情」から感じた。

以前、小学下校中にすれ違うと、両手を大きく振り「こんにちわ」の挨拶。中学生になると少し俯き加減で、少し難しい顔の下校中、私の方からクラクションを鳴らすと「オーッス」という感じで片手で挨拶。

家内が、お母さまと高校進学について、ご家庭が息子さんにかける願いを聞き、間接的ではあるが、私の知っていたし、

本人と両親の願いが叶い、今春から高校の専門課程で、思う存分、高校生活を充実している様子も間接できではあるが家内から聞いていた。

今朝、彼が信号待ちの私を見つけ、大きな声で「おはようございます」と挨拶してくれた。

振り向きざまに見た彼の「顔つき」が力強く爽やかで、私の心もとても喜んだ。

彼は自分の「夢」と、両親の「願い」を受け真っ直ぐに受け止めて歩んでいくことになるだろうと強く感じた。

あだちまさし。