月別アーカイブ: 2016年8月

スターから連絡あり

朝6時。気温20度。晴れ。最高気温27度。

日差しが厳しくなる前に、川から水を散水するため、一ヶ月お世話になった「ホース」を労い片付ける。運動場がある鶏舎を採卵し配達へ出発。

心地良いというか、何か安心出来ないような風の強さ。気温が下がり手放しに喜べないような複雑な心境での運転。

小野田駅前の風見鶏通りではクルクル、クルクルで気持ちが良い。その通りの真ん中にある「うき庵工房」さんの玄関先にズラリと並ぶ風見鶏はチョーご機嫌だった。

今日は運転中に二人の同級生から連絡をいただいた。

一人は広島在住のKさん。8時すぎのショートメール。

彼は高校を卒業し、国土交通省に勤務する苦労人。べっぴんさんの奥さまと結婚し、2児のパパ。最近、広島市内にマイホームを建てたと年賀状で知らせてもらっていた。

随分と顔を合わせていないが、短い文で気遣ってくれる彼に感謝した。

もう一人は夕方ラッシュ時に着信。「ボク、ボク、ワカルゥ?」の怪しい声。広島のKさんとは間逆な感じである。

自称「芸能人」で劇団活動をしているY。彼が所属する劇団が福岡から東京へ本拠地(?)を移し、都内で生活しているらしい。

福岡から帰省する際は、たまに我が家に立ち寄ってくれ、幼い子供たちに自慢の「サイン」くれ、中森明菜のモノマネで大変楽しませてもらった。

芸能人、スターを目指す彼も今は下積み。(今も?)都内の駅をまわって「クレープ」を販売するのが仮の姿らしい。そんなウワサ話は聞いていた。

彼から「こだわりのタマゴ」を使いたいとの商談で、一瞬ボルテージは上がったが運転中だったこともあり、明日の正午ごろ詳細を聞くようにした。

帰省で立ち寄ってくれ聞かせてもらう話はいつも新鮮だった。というより驚きが多いバイト生活。ハードな肉体仕事もあれば、ソフトな如何わしい仕事。

彼が本物のスターになった時に書く「自叙伝」はベストセラーになると思う。

友人からの連絡に元気をいただきました。ありがとうございます。

あだちまさし

真夏日33日間

朝6時。気温19度。最高気温26度。晴れ時々雨。

ゆうべは寒さで深夜に目がさめた。一気に秋を感じ、鶏舎の中でのひとり作業もはかどる。130個ほどある餌箱を揺すって餌の残量を確認しながらの採卵。

先週の土曜日ぐらいから鶏の食欲が元に戻りつつありホッとする。ただ、産卵は少し不安定で、鶏の体力回復には、もう数日かかりそうである。

宇部日報の一面に「真夏日7月25日から33日間」とあり、梅雨明けからの気象記録が表を目にし、あらためて厳しかった夏を感じた。

昨夜、夕食後に「ポン酢」を切らせて家内の車に同乗して買い物へ出掛けた際、長男の中学3年時の担任E先生と久しぶりにお会いし立ち話。

高校進学の際にご尽力いただき、いつも心の中で感謝してやまない先生である。

長男の近況を報告し「ボクも大学4年間で公式戦1試合しか出てませんから。とにかく励ましてやって下さい」とのこと。心が温かくなった、

長男には高校でもサッカーを続けて欲しかったがアレコレ口出さずに見守った。

私自身、高校部活を経験したことがないので、甘いも酸っぱいも分からないのだが、E先生からは

長男が高校入学する際、「どんな理不尽なことがあってもサッカーだけは続けろ」と熱い言葉を長男にかけて頂いてた。

今朝も、家内に軽く悪態つきながら早朝から出掛ける高校二年生の長男に力をもらう。親として充分なことはしてやれてないが「良い師」と多くの出会いを頂いていることに心から感謝。

ありがとうございます。

あだちまさし

雨の恵に感謝

朝6時。気温19度。くもり、雨、晴れ、時々大雨。最高気温23度。土曜日から気温が下がりはじめ、昨日の雨で一気に気温が下がる。

8月に入り井戸を涸らさぬようポンプの背中を叩きながらの毎日だったが、一日で井戸の水位も回復し、今日のシトシト雨で幾分かは継続して潤ってくれるであろうと感じる。

気象の変化の激しさは感じるものの、噴出すような汗なく仕事ができ、長い時間を費やしてポンプを動かした労力を一日の雨で補ってもらった。

大きな天地の働きの中で、いかに人間が小さい存在なのかを感じ、自然の恵みに改めて感謝した。

鶏も急激な涼しさに多少戸惑っている様子の産卵状況。

週末あたりから暑さが戻りそうなので、この数日でしっかり体力を戻してもらいたいと願いながら各鶏舎を採卵して回る。

自分自身も昨日あたりから、仕事中の体力の消耗が少ないことを身を持って感じている。逃げ場のない暑さの中での仕事。皆、同じ条件で働いているので、私だけ愚痴ることも出来ないし、八つ当たりすることもできない。

ただ、何か話そうとすると「マイナス言葉」が先に立ち、会話すら億劫になりかけてた時期の雨の恵み。ほんとうに感謝。

鶏もやや機嫌よく産卵してくれ、本来の時間で作業場の仕事を終え配達に出掛けた。

ここ一ヶ月近く、配達時間が大幅に遅れ気味だったので、行く先々で「今日は早いねぇ。どうしたん?」と尋ねられ、この夏の暑さを通り越した「安堵」の会話で盛り上がる。

半年ほど休業されていた「Cafe de Hana」さまへ久しぶりの納品。東岐波の日ノ山のふもとの海岸沿いにある隠れ家カフェ。

両親と同じ年の奥さま、久しぶりに元気そうな顔に出会い。安心した。

18時前、局地的な大雨にあったが、シーサイド病院付近に「半分の虹」がかかり、一人車内だが、一人ではないような気持ちになる。

今日も一日ありがとうございます。

あだちまさし。

笑顔が気持ち良かった

朝6時。気温22度。くもりのち晴れ。最高気温29度。手元の温度計では最高31度になっていたが、風も心地よく湿度が60%を切り、直射日光を受ける場所以外では汗をかくことなく仕事が出来た。

一日の疲労感も少なく、8月になって初めて体が一息ついた感じがする。鶏たちも同様だろうと思う。産卵の爆発的な回復は望めないだろうが、追い詰められるような暑さが続いた毎日、少し心のゆとりが持てた。

今朝は雛の入荷日。納品時間は朝6時。15分前に農園に着いたが、いつもの彼が一足先に到着していた。

以前は、車内でタバコを吹かしながら携帯を触っていたように思うが、今朝は彼なり精一杯の挨拶。気持ち良かった。

私はボツボツと採卵をはじめ、彼はFさんが洗浄してくれた鶏舎へ350羽の雛を入れる。ケージ飼いと違うのだが、巣箱の位置を鶏が覚えるように配慮して納品してくれる。

2年ぐらい前から彼と言葉のキャッチボールを始めたように記憶している。

人柄や性格などは、月に一度、受領サインを交わす時間では多くを知ることが出来ないが、毎月、彼の顔を見て、いろんなことを考え胸が「ホッ」とする。

今朝は珍しく彼の方から「申し訳ないんですけど、積み込みのヤツが間違えて349羽しかいませんでした。どうしましょうか?」とのこと。

朝6時半前で会社や社長に電話するものの連絡が取れず、私に尋ねて来た。

ケージ飼いと違うので一度、鶏舎に放してしまうと1羽少ないことは目視での確認は無理で、産卵率でも判断できない。

349羽を丁寧に数えながら納品してくれ、1羽欠品したことを会社や社長が休んでいる時間に一人で頭を悩ませてくれた彼に感謝した。

「請求金額から1羽分マイナスして下さい」と伝えた時の彼の安堵する笑顔が、また気持ち良かった。

知らず知らずに交わしていた会話が1羽の欠品を知るキッカケになった。

ありがとうございます。

あだちまさし

両替の時間

朝6時。気温24度。くもり。最高気温30度。昨夜は気温下がらず寝苦しい夜。

「ウェデングコート エミリアさま」から追加スポット注文が入ったため、今日は配達の順路を変更。往路配達最後に伺う美東町「三和さま」から配達をスタートする。

開店時間は10時ころだろうが、大奥様が8時すぎには店内の照明をつけられるので、6時すぎから8時ごろまで採卵、選別を手伝ってから出かける。

正午すぎ下松市内を通過中、Fさんからショートメール「雨が降ってますけど川のポンプはどうしますか」

緊急を要することだといけないので、すぐに電話で折り返し雨の様子を尋ねる。

「ザァーザァー降りです」と返答があったので、ポンプを川からあげるようお願いして雨雲レーダーを確認。農園のあたりは大雨。激しい雨を伴う雨雲は東に向かう予想だった。

帰り道、永源山公園をすぎたあたりから、前方の右側に真っ黒く大きな雨雲が見える。雨雲に向かって走り、防府第二トンネルを出た瞬間、大雨にあたる。

一時間前にFさんから報告を受けた「ザァーザァー降り」。見事なザァーザァーだった。

ワイパーを全開にしても視界が確保できない雨雲の下を通過する5分間。Fさんが川からポンプを上げる際、ビショ濡れになっただろうと胸が痛かった。

復路配達の最後から4番目、宇部市役所近くの「サガン化粧品さま」

気さくでサバサバとした口調が気持ち良いオーナーさま。「今日はあるぅ?」と聞かれ「ありますよぉ〜」が合言葉。

土曜日にお客さまが比較的多いらしく、金曜日の夕方伺うタマゴ屋の集金袋が両替に持って来いのようで日課になっている。

本日のリクエストは、500円硬貨10枚。100円硬貨20枚。

一日の疲れで目が少しかすみながらも、集金袋の硬貨を数えて、5千円と千円2枚の紙幣と交換してもうらう。

硬貨を数える最中「暑いやろぅ」とか「うちに来る業者さんがねぇ・・・」とか興味深い話しが多い。

目をショボショボさせながら、楽しい話しに多いに耳を傾ける「両替の時間」

今日は肝心なタマゴ代を頂戴するのを忘れ、慌てて代金をいただいた。ありがとうございます。

あだちまさし

猛暑の中で感謝だけ

朝6時。気温21度。最高気温33度。晴れ。とにかく汗。

昨日同様、風があり。湿度が10パーセント少ない分、やや気持ち良い風。

7時前から餌の残量などを観察しながらの採卵。「物を言わない」が猛暑の中、精一杯の生産活動をしてくれる鶏に感謝。

水不足だが、鶏舎の給水のオシリを放水してまわり、循環した冷たい水を飲んで欲しいと願いながらの一人仕事。ニップルを叩き、カチカチ音をさせながら鶏を給水器へ誘う。

餌箱から、粒上のトウモロコシを選んで食べている鶏舎がほとんど。

この時期、のどごしの悪い、粉状の餌は「食わず嫌い状態」

なんとか夏を乗り切ってもらい、生産を安定させたい一心で、Iさんにも、今日はいつもの「約束」を少し崩してもらった。

いつも「タマゴ」を待っているお客さまがあること、休まず働ける健康な体があることに心より感謝。

猛暑は続きそうだが、感謝で締めくくる一日。ありがとうございます。

あだちまさし。

風見鶏は機嫌よし

朝6時。気温25度。最高気温33度。晴れ。連日の猛暑。鶏も、汗して働く皆さんも必死で頑張ってくれている。

朝夕は虫の鳴き声や、日出日没に秋を感じるが、残暑とは言いがたい日差しを毎日感じる。毎朝、散水用のポンプを設置しながら、このまま一生雨が降らないのではと悲壮感。

ただ、体を動かさないと始まらない農園の一日「エイッ」と気合を入れて採卵をしながら各鶏舎を回り鶏のご機嫌を伺うのが、今日の私の仕事。

鶏の呼吸状態、餌の摂取量や、タマゴのツヤなどを確認しながら、いつもより時間をかけてまわった。

今日は朝から風が吹いた。5〜10mの北風。気温、湿度ともに高かったので少し温かい風だったが、今月に入って、今日ほどの風を感じたのは初めてかもしれない。

日中の疲れが癒えないまま、朝が来る鶏さんも今夜は多少、涼を感じてくれることを期待する。

風を感じた一日。

「うき庵工房」の風見鶏は終日ご機嫌でした。ありがとうございます。

あだちまさし。

65軒目のお客さま

朝6時。気温24度。くもりのち晴れ。最高気温31度。今朝の最低気温22度。

昨日、久しぶりの雨が降る。予報以下だったが、朝方と午後から少しまとまった雨がありホッとする。ただ井戸の水位は上がらず。

配達へ出かける前、早朝からポンプを始動させる。川の水位も随分減ってきているので日頃はお目にかからない川岸までポンプを運ぶ。川下を見ると、普段はここから見えない「夫婦岩」が見える。

6時半ごろ出発し、ハンドルを握りながら頭の中で「小野田市内」の地図を広げる。宅急便ではないので、時間どおりに配達することは難しいのだが、たくさんのお宅を伺ううちに「時間どおり」に仕事を進めることで、自分の時間が作れることを実感し、自分にとっての積み重ねに繋がっているように思う。

隔週でお届けしているMさん。ご年配の男性で肺に疾患があり不整脈の薬を常用されている。顔を合わせての付き合いは浅いが、配達時間を早めにして欲しいとの連絡は以前から私の携帯にかかってきていたので声だけは、ずいぶんと昔から存知あげていた。

毎週水曜日、午後からのお届け予定なのだが「今週は、病院に行かんといけんから11時ごろまでには配達してほしい」旨の電話が月に一度ほど私に入り、どういう事情があるかわからず配達をする父に事務的に伝言していた。

父はMさんからお願いされると、順路を変えてまで優先してタマゴを届けていた。かなり時間ロスがあっただろうと想像する。

実際、自分が伺うようになり父の気持ちが少しわかった。実に丁寧なご老人で代金をキチンと揃えて待っていて下さる。玄関先で、小野田市民病院の受付や検査、薬を受け取るのに長時間かかるご苦労を精一杯の声で話させるMさんの声に少しずつ気持ちが動く

Mさんのお宅は65軒目のお届け先。宇部市、小野田市の境を行ったり来たりする40軒目あたりで、近道と遠回りをしてお届けすることは可能なのだが、他にも大事なお客さまが待っておられる。M]さんの後にも15軒ほど配達がある。

隔週のお届けながら、常にMさんのお届け時間を気にしながらの水曜日。ただ、これで悪くないリズムが出来てきたのは事実。今日は、農園での残り仕事前に15分ほど木陰に車を止めて仮眠でき、農園に帰ってからも心のユトリを少々保ちながらの仕事ができた。結果的に自分のプラスになってきていることを、ありがたいと感じる。

ただ、配達時間が少しばかり早くなった分、美容室「ラピス」の平島先生ご夫妻にはご迷惑をおかけすることが心苦しい。大変申し訳ございません。

あだちまさし。

小野茶ソフトクリーム

朝6時。気温25度。晴れ。最高気温33度。14時前から空がグレーになり冷たい風が吹き始めたので雨雲レーダーをチェック。久しぶりにまとまった雨が期待出来そうだったので、慌てて運動場の鶏を鶏舎に入れ、朝から川の水を散水してくれたポンプも労いながら片付けた。

宇部市防災からも大雨などの注意報が入り、遠くで鳴る雷の音を恐れて作業場のハッピーも落ち着きなし。ただ、期待した雨降らず。明日の降雨予報に期待する。

毎日4000リットル前後を井戸の周りに散水しているが、先週土曜日あたりから現状維持が難しくなってきた。この暑さで鶏の飲水増えている証拠。餌の摂取が少ないのも気がかり。

Fさんが休みの2日間、天候は自分の力で何とかすることは出来ないが、ポンプの不具合だけは避けたいと思い、昨日の夕方、二人でオイル交換してオイルの残量を確かめた。

農園で使うポンプは「ホンダ」。ガソリンでサクサク動いてくれ使い勝手が良いが、エンジンの劣化が進むとオイルが燃料と一緒に燃焼するのが欠点らしい。

毎日、黙って営みを支えてくれるポンプをFさんと二人で労わった。

二ヶ月前、長女が「夏休みに角島へ行きたい。あの青い海を見ながら角島大橋を渡りたい。夜じゃなくて、昼間に」

西長門リゾートホテルに商談へ伺ったことが何度もあるので、あの景色は私も知っていた。どうして彼女がそこに関心を持ったか知らないが、少し心のゆとりができると、西長戸の風景を思い出し、中学生最後の夏に何とか叶えてやれないものかと「ボーッ」とすることが多かった。

家族で出かけることは夜が多いので「昼間に」だけが引っかかる。

雨が少なく、気温の上昇が激しい時期に休みも取り辛い、両親が連れて行ってくれるとのことで甘えさせてもらった。

土曜日に農園で泊まり、日曜の早朝から父の運転で日本海までのドライブ。念願の角島大橋を渡り絶景を満喫。青海島の周辺を回る遊覧船へは母と二人で乗ったようだ。

昨日の仕事を済ませて、久しぶりに長女をアクティに乗せた。前に乗せたのはいつだっただろう。

小野茶製業さんで「小野茶ソフトクリーム」を食べながら、長女から話しを聞かせてもらい、藤河内の「茶畑」で寄り道して自宅へ帰る。

両親のおかげで、長女の「思い出」がひとつ増えたことに感謝です。

あだちまさし。

山のテンカチ

朝6時。気温22度。最高気温34度が13時すぎ。明け方4時の最低気温20度。晴れ。夕立なし。

川へ下り、ポンプを設置、始動させ散水開始。毎日平均5時間くらい散水するが、これだけ雨が降らないと水位は常に現状維持。川から上げて井戸まで浸透した水分が鶏が喉を潤おす糧になっている。

Fさんに採卵を任せ、発電機を始動させ電動ノコギリで薪を刻みながら焼却炉に火をつける。

コンテナ倉庫の陰で作業を始めたが、グングン日差しが強くなり、陰を求めて少しずつ発電機の位置を変えたりしながら手を動かしたが2時間ぐらいでギブアップ。

木曜日、金曜日のパートをお願いしているYさんも朝から「首タオル」。Yさんは「有帆朝市」のメンバー。鶏糞堆肥のつながりでお手伝いしていただくことになって一年半。

船木と有帆のちょうど境目にある畑では、現場に足を運んだことはないが、こんにゃく芋や果樹などを栽培されているらしい。その時々の季節、山の恵みにも知識が豊富で少しの会話の中からたくさんを学ばせていただいている。

銑鉄バス本社から新幹線と興産道路が交差するあたりからの滅多に車が通らない道路で一旦車を止め。一輪車を押して、Yさん曰く「山のテンカチ」にある畑で、お供の豆柴と仕事をされているらしい。

Yさんの「手作りこんにゃく」は朝市で人気。たまにお裾分け下さる「出来立てこんにゃく」の刺身は最高。

自分の手で栽培され収穫、芋の保存法も山で工夫されているので熟成して「うまみ」が増すと聞いている。その芋をご自宅のキッチンで「こんにゃく」に加工。まちがいない「こんにゃく」

ただ、いつも控え目で、傍から見ると尊い仕事をしておられるが、決して自慢されることはなく謙遜されるYさんには、これからもたくさんの事を教えて頂きたいと心から感じる。

「代々の農地を大切に守る」には大変厳しい時代になってきているように感じる。

お互い「雨が少しでも欲しいですねぇ」の一日。

厳しい暑さが続くなから、何とか皆が無事に仕事を終えられたこと感謝いたします。

あだちまさし

月曜から夜更かし

朝6時。気温24度。晴れ。最高気温34度。昨日17時が29度。明け方4時が最低23度。

連日、短時間で最高温度へ達し、夕方まで気温下がらず、また朝が来る。夕暮れ時に一雨来ると随分と助かる。

ポンプを設置しに川へ降りると、川の水位も随分と少なくなってきた。だんだんポンプと井戸の距離が遠くなっていく。

お盆休みが近いせいか、川の周辺でルアーフィッシングを楽しまれる方をよく目にするようになった。今日は下流にある「小野アクトビレッチ」周辺から釣りをしながらのボートが5、6艘。

ポンプのエンジンをかけながら挨拶を交わす。

川に釣り糸を垂れたことはないが、厚東川支流の四季の移り変わりは15年以上見てきた。

亀が甲羅干しをしたり、大きな鯉が泳いだり、時折、目が覚めるような青色の「かわせみ」が横切ったりする。

長雨が続く時期は濁流になり、今はだんだんとだんだんと水位が減りつつあり。じばらくすると、滅多に顔を見せない岩場が見えてくる。

農園の前の支流で岩場が顔を出し始めると「小野湖」が水量が厳しくなるのである。

今日は、お盆前でお客さまや搬入業者さまからの電話が多かった。

昨夜、長女が録画していた「月9」を二人で「キュンキュンするねぇ」と言いながら見て、12時すぎに甲子園の応援から帰ってきた息子2人と試合の録画を見た。

土曜日の深夜から出発して、日曜日の深夜まで。15台の大型バスを連ねての応援だったらしい。

負けはしたものの、優勝候補相手になかなかの好ゲームで見ごたえがあったし、甲子園から帰った二人が傍で様子を語るのが何よりも新鮮だった。

同世代の球児が汗し、涙する姿に何かしら心打たれるものがあったのではないかと感じた。良い経験をさせていただき、ありがとうございます。

昨夜は、年甲斐もなく「月曜から夜更かし」でした。

あだちまさし

声かけ

朝6時。気温23度。最高気温32度。晴れ。明け方4時ごろまで25度前後。

8時ごろには最高気温に達し、暑さに負けて井戸周辺の散水をサボる。夕方の水位を見るとサボった分だけの減少あり。少々凹む。

12時すぎ、F井さんに「上がっていいですよ」と声をかけながらの仕事。13時まえくらいまで、F井さんから吉部の昔話や、最近の気候について話を聞きながら手を動かした。

暑さが厳しく、少し気を緩めると「熱中症」で倒れてしまうんじゃなかいかと皆のことが心配。

過疎化が進む農園周辺では、様々な「声かけ」をご近所づきあいの延長でされている話を聞かせていただいた。

F井さんが帰り際、「久しぶりに長い話をしました」と締めくくられ、

聞くだけの私が何か少しでも、お役に立てなら幸せと感じる。

暑さの厳しい中、少し気持ちのユトリができた。ありがとうございます。

あだちまさし

立秋

朝6時。気温24度。最高気温33度。今日は立秋。太陽光線の上下運動は秋を感じさせるが、ジリジリと熱い日差しに体力の消耗は激しい。

Fさんの出勤時間に合わせ、二人で作業を始める。お互いに体を動かさなくては仕事は始まらない毎日。共に汗を流し、鶏の様子を観察しながら鶏舎を回る。

昼休み、彼から鶏の出荷予定を尋ねられ、ここ最近、私が頭を悩ませている問題も聞いてもらう。

夕暮れ時、Fさんの定期便のショートメールが入りだし、昼休みの会話をメールにてお互いに心の「腑」に落とすヤリトリをした。

今の私には、これぐらいのことしか出来ないが、彼やIさんが、どう感じてくれているかは常に気がかり。

自分気持ちを発進することが苦手なFさんは私の言動や行動を注視し、Iさんは聴覚以外の五感をフル活用で、私の要求を察してくれる。

本当にありがたいです。

先ほど、明日の応援で、長男、次男が甲子園へ出発。チームの勝敗も気になるが、炎天下のアルプスで思い切り応援できるよう、家内と家事を分担して送り出した。

あだちまさし

日本海がキレイでした

朝6時。気温23度。最高気温34度。夜中の1時が24度で明け方まで気温が下がるものの7時すぎからは最高気温に上りつめる。

昨日より一時間遅く7時ごろから採卵をはじめたが、集めたタマゴは同じ数。夜の寝苦しさは鶏に堪えている。夜明けや夕方の影の長さなどから、日照時間は確実に秋に向かっているが、とにかく昼間が暑いのである。

夕暮れ時の一雨が欲しいと祈りつつ、萩へ向かって車を走らせた。

日本海へ注ぐ川の中洲にある「常茂恵」さまの納品を終え、指月公園へ向かって走り、萩城跡のお堀のそばにあるお客さまへタマゴをお届け。いつも玄関先に用意して下さっている保冷剤入りの発砲スチロールにタマゴを入れて済ますが、猛烈な朝日が玄関を直撃していたので、初めて玄関を開けると、お出かけ前の小学生らしき3人の元気いっぱいの子供さんと、バタバタ気味のお母さん。今は夏休み。子供はいつも家内に任せきりな私でも、この「夏休み」の苦労はよく分かる。

山陰道を走り三隅に向かう途中「道の駅さんみ」でトイレ休憩。今日は天気も最高で、駐車場から見える日本海、萩沖に浮かぶ島が全部ハッキリ見えて絶景だった。

私と入れ違いにキャンピングカーから洗面具を持って降りて来られたご夫婦。晴天て絶景に目を覚まされたことだろうと思う。

三隅野波瀬漁港のお客さま。漁港の目の前にご自宅があるので、今度は潮風が嗅覚を刺激する。心地よい。車で距離を走った甲斐を感じる。床波の瀬戸内潮風とは違うんではないだろうか。まぁ、それほどの嗅覚もないのだが。

湯本温泉を目指して走り「大谷山荘」さまへの納品を済ませ、「道の駅おふく」さまへ初めての納品。担当者さまへご挨拶とお願いをして美祢市内を経由して秋芳。

最後のお客さまは、自宅前で牛を飼育されておられる。父の代わりで配達へ伺うので一度もお会いしたことはないが、大きな扇風機が3台、牛舎に向けて風を送っている。

数頭の牛。どのような出荷をされているのかは聞いたことがないが、できる限りの愛情を注いでおられるのだろうと想像した。

今日も一日ありがとうございます。

あだちまさし

夏の夕立

朝6時。気温24度。晴れ、夕立あり。13時ごろの最高気温33度。日没後も温度下がらず夜中2時の23度が最低気温。

先週、Fさんには7時半からの採卵をお願いした。鶏も夏バテ気味で産卵時間が少し遅く、気温が上昇する日中の作業を少し軽減させたかったから。

朝の産卵数は少な目だが、少し前倒しに作業を進めながら運動場に鶏を放す。その後、川に下りてポンプを設置。先週の木曜日から川から水を汲み上げ、毎日5時間程度、井戸のまわりに散水してきた。

水位はやや上昇気味だが、この間、一度も降雨なく現状維持が精一杯の井戸。散水した川の水が地面を浸透して少しずつ水量を上げていくので仕方ない。先月に猛烈な勢いで伸びていた雑草も意気消沈気味で、夏バテ気味の私たちには束の間の安堵。

ひととおりの作業を終えて7時すぎに配達へ出る。Fさんに気がかりなことがあり、ここ二日、Iさんも体力的に、かなり厳しい状況だろうと感じていた。今日の産卵状況も心配だし。明日のご予約が出荷出来るかも気になる。

私も同じように仕事を抱えているが。いつもIさんが給餌してくれるおかげで鶏が産卵してくれる。Fさんが採卵してくれたタマゴ。パートのF井さんもこの時期、タオル鉢巻で選別。

何よりも、しんあい農園のタマゴをお引き立て下さるお客さまがあってこその仕事。

ワレモノ満載の車をハンドルを握る私の責任も大きいが、急ぎ足で回る配達だが農園の作業を少しでも感じていただけたらと想いながらの配達。

お客さまからは暑さを労ってもらったり、鶏の心配をしてもらったり、その都度、現場の事情を少し話させてもらう。

自分も時間に追われながらだが、猛烈な暑さの中で農園で作業をする皆が気がかりな道中。

最後の配達終え、小郡から峠越えで小野に入ると久しぶりの夕立にあう。アスファルトからは湯気が上がり「もっと降れ!!」と言いたいところだったが、この時間、13時ごろはIさんがリヤカーで採卵中。

慌てて帰るものの農園は雨なし。時折大きなカミナリの音がし、作業をする背中には冷たい風が吹く。

作業場で仕事をする、F井さん、母、私の3人も夕立を期待しながらの作業。

15時前から念願の夕立到来。30分程度だったが、雨上がりの風は冷たくとても気持ちが良かった。

カミナリに怯えて、鶏舎に入っていた鶏たちも一斉に涼をとりに木陰で遊びだす。

夏真っ盛りといった日が続く中、久々の雨の恵みに感謝です。

あだちまさし。

打ち上げ

朝6時。気温22度。最高気温33度。いつもの2倍近くの時間をかけ鶏舎を採卵して回る。暑さで歩みを進めるのがやっと。

昨日、仕事を終え、長女の硬式テニス部引退試合の打ち上げに参加させてもらった。

彼女がどういう理由でテニスを選び入部したのか分からないが、中学校入学と同時に部活、学校生活と喜びを爆発させて毎日を謳歌している姿は実に気持ち良いし、傍で見ている私たち家族も元気をもらっている。

長女には何かと辛抱させることが多かったが、顧問の先生方からの熱い指導もあって良い経験をたくさん積んできたのではないかと感じている。

打ち上げ会場でも盛り上がりも楽しかったが、自宅へ帰り、彼女が同級生や慕ってくれる後輩からもらった20通近い手紙を読ませてもらい、どういう姿勢で部活や学校生活を送っているか深く感じることができた。「いってきます」で家を出てから「ただいま」と帰ってくるまで毎日を全力投球している様子、ただただ感謝。

同じ席だったHさん。長男、長女とも同級生で私とも同世代。長男が小学校に入学した時からの付き合いで、サッカーの試合、テニスの試合にいつも応援に駆けつけ、会場に足を運ぶことがない私の分まで、大きな声で子供たちを応援して下さった。

家も近所なので、これからもお付き合いは続くが、こういった「打ち上げ」は多分、今回が最後になると思う。

長女たちの学年が中国大会まで進むとは想像もしていなかったが、先月、尾道市で行われた中国大会にもHさんは応援に足を運び、その時の試合の様子を顧問の先生を交えて、熱く語って下さった。

団体戦の最後、チームの勝敗が決まるシングルス戦を長女が戦う姿が目に浮かぶようだった。

k先生から試合後にいただいたメールは私たち家族の「宝物」。先生の許しをいただいたので日記に貼り付けておきたい。

たくさんの方々に支えられ、心から感謝いたします。

あだちまさし。

あだちへ

今日はお疲れさま。惜しかったね。もう少しで、あと1ポイントであなたがシンデレラガールでした。過去最高の集中力でみんなの期待や願いを背負い、よくあのゲームができたと思う。実力は向こうの方がだいぶ上。応援の力もあり、イライラしていた相手から序盤でリードできていたのが大きかった。足立は間違いなく100%以上の力を出して○岐波中のために戦っていましたよ。
チームの勝利とかよりも、足立自身の成長のためにも勝たしてあげたかった。うまくアドバイスなどしてやれなくて申し訳なかった。あの場面で何を言ってあげればよかったのかわからずゲームが進んでしまった。後悔している。指導者としても未熟でした。
今回のことで学んだのは、チャンスはそうたくさんあるわけではないということ。今日の試合においては5-2の場面だけでしたね。あのチャンスのようなことが今後出てきた時にものにできれば足立は勝ち組になれますよ!
引退試合では後悔のないゲームをしてださい。応援しています。
遅くにすいませんでした