月別アーカイブ: 2017年2月

朝令暮改

朝6時。気温確かめず。晴れ。-2度ぐらいのスタートだったが日中は穏やか。

休日出勤をお願いしたFさんと夜明け前から忙しく。大変な力仕事を1時間程度。体のアチコチが悲鳴をあげながら。

この作業、3年前から見直し。

早朝、彼との二人仕事で、わたし自身、ずいぶん助けられ、農園の営みをスムーズにさせてくれた。彼が。

今日は「力仕事」だけの約束。

9時ごろ「採卵、手伝いましょうか?」と、有り難い申し出を受けたが断った。

採卵を心配してくれる彼の気持ちは嬉しかったが「朝令暮改」は良くないと思い断る。

「朝令暮改」

この言葉と意味を教えて下った島原の恩師に感謝して、長い一日を終える。

あだちまさし

季節の変わり目

朝6時。気温2度。晴れ。最高気温10度。日差しがある屋外より作業場寒く。ただシャッターを開けると冷たい風が入るので。一日寒かった。

今月から産卵をはじめた群がピークの産卵率をたたき出す。先月の群を追いつけ追い越せの勢いで採卵が気忙しい。

日々、日長が伸びる。春先、若鶏の初産は早く。昨日、鶏の起床時間になる「点灯」を一段階下げた。

餌の摂取量も大変多い。カレンダーや時計を見ることない鶏だが、春の訪れを体で感じるのである。

飼料タンクの残量がグングン減るので、残量確認が恐ろしい時期でもある。

同業者の方々も、私同様バタバタされているので、一緒に酒を飲みながら情報交換をしたことはないが、時折、巡回して下さる孵卵場の営業担当者や飼料メーカーの方に悩みを相談し、業界の流れを時々聞かせていただく。

私たちのように「平飼い」で飼育されている農場は少ないが、ケージで管理する農場とは少し違う悩み事が多い。

秋や春先の季節の変わり目には様々なストレスが生じ、鶏の「悪癖」が出ることで鶏舎内での事故が増えることも何度も経験した。

今年の春を迎える時期。スムーズに季節の切り替えが鶏舎内の鶏たちにできつつあるようで安心する。

明日は早朝からFさんに休日出勤してもらい、いつもより多めに働く月曜日になりそう。

今夜は早く寝る。

あだちまさし。

プチプレミアム

朝6時。気温3度。くもりのち晴れ。最高気温9度。日照弱く風が冷たい一日。

朝から少し体がだるく、前日に思い描いたほど作業が出来ずに配達に出掛けた。

ほとんどテレビを見ることはないが、携帯や新聞で「プレミアムフライデー」との文字を頻繁に目にする。

朝方の納品を終え、いつものセルフスタンドで給油。

今日は「122円」だが、プリカで2円割引。

給油後のボーナスゲームで初めて「一等」が当たり、リッターあたり5円引き。115円での有り難い給油になる。

いつもよりアクセルを少し強めに踏んだ。

夕方、閉店間際の「精肉まるじゅう」さまへ納品。

原価割れ覚悟の「宮崎県産豚肉切り落とし」は人気であるが、採算度返しのため売れても、売れなくても店長の機嫌が悪い。

グラム98円。スーパーのバラ肉より大変、美味である。

今日はたまたま在庫があり「600グラム」購入した。明日は鍋に。

プチプレミアムだった。

あだちまさし

21日。シゲオ入院

朝6時。気温8度。くもりのち晴れ。最高気温9度。Fさんと二人で一度目の採卵を済ませて自分の仕事に取り掛かる。

15時すぎ農園の作業を終えて配達へ。木曜日は小野から佐山、阿知須、東岐波と順々に届け、一旦、直売所へ夕方発送するタマゴを降ろして市内中心部へ。

いつもL字を描くように走っていたが、夕方のラッシュでヒヤリすることが何度があった。配達時間が遅くなりがちなのでお客さまにご迷惑おかけすることも多く。

先週から数字の「9」を描くように中心部へ向うとスムーズに。配達の順路を変更した。

月曜日、Iさんのノートに、いつものように日曜日の様子を書いたのち「21日。シゲオ入院」と書き加えてあった。

彼女は4人兄弟の3番目。兄二人。弟一人。お母さんの5人家族。シゲオというのは、すぐ上の兄である。

重い持病があり、週のうち数日、通院し長時間を病院で過ごすため就労経験はない。持病の影響で風邪などをこじらせると入院することも珍しくない。

「シゲオくんの様子はどうですか?心配ですね」とコメントしノートを返却したところ、翌日、お母さんから、今回の入院はいつもと違う様子で、整形の手術を受けなければいけない旨の書き込みあり、

心配になったので家庭に電話をして様子を詳しく聞かせてもらった。大学付属病院で様々な検査をしながら手術のタイミングを計っているようで「長丁場」になりそうな感じを受けた。

末っ子の弟とは面識はないが、長男にも聴覚障害がある。兄と妹が音のない世界におり、間にいるのがシゲオなのである。

通常外の事案が発生した時や、家庭に伝えたいことを電話する時、必ずシゲオが対応してくれる。

長男は養護学校高等部を卒業後、自宅近所の老舗「琴」製作所に勤務している。自転車で通勤する姿を時々見かけるが、長男の職場との間でもシゲオはパイプ役を多少なり努めていたのではと想像する。

Iさんは自宅付近のスーパー、コンビニで買い物をすることあるようだが、農園にバス通勤する以外に一人で出掛けることはないとお母さんから聞いている。

ただ、「一人で出掛ける」というが実際にはシゲオが一緒のことが多いよう。彼女にとっては兄以上の「大きな存在」だと思う。

シゲオは小柄で大柄の妹の肩くらいの背丈。

二人で歩く時は妹の傍でポケットに手を突っ込みタバコを吹かす姿が愛嬌があるが、愛想なし。

シゲオの手術が無事終わることと、早期回復を祈った。シゲオがんばれ。

あだちまさし。

心が喜んだ

朝6時。気温4度。くもりのち晴れ。最高気温7度。

日差しはあったが終日冷たい風が吹き昨日より寒かった。風見鶏も忙しくカラカラと音をたて回る。

数日前から、農園入口の梅がボツボツ開花する。

採卵を終え、ひと段落したところで見覚えのあるご夫婦が来園。万農塾で農業を学んでおられるご夫婦だった。

楠こもれびの郷に納品へ行った際に何度が挨拶したことがあった。

今日は知人を通じて私どもの堆肥が無料で分けてもらえると聞き来園された。

少し仕事が詰まっていたので、簡単な打ち合わせをして分かれたが、同世代のご夫婦が来年から近所で就農される準備をしている話を聞き、一日、心が喜んだ。

これから様々な苦労があるとは思うが、何か少しでもお役に立てたら嬉しいなぁ・・・と。

良いご縁を頂き感謝です。

あだちまさし。

諦めない心託す

朝6時。気温9度。雨のち晴れ。最高気温17度。1月初旬からズボンの下に履いていた「ヒートテック」を今朝は履かず。

雨の中、Fさんと前になり、後になりしながら採卵し、東に向けて配達に出掛ける。

新規でお客さまをお取りまとめ頂く配達先にも何とか無事にタマゴをお届けできた。ただ、来週からは配達順路を見直したい。

信号待ちでチェックするニュース記事で、今日、一番気になり心が動かされた記事は「高梨沙羅さん」。

ノルディックスキーで歴代最多タイの53勝を挙げている彼女は2014年から大阪府内の一人親家庭にランドセルを寄贈してきており、今年は賞金の一部から約500個のランドセルを寄贈した記事を何度も読み返した。

保育園で園児たちと触れ合い、小さい園児から「何でスキーが上手になったの?」との質問に

「(スキー)好きだからだけど、うまくいかない時に絶対諦めないから」と答えたそうである。少し鳥肌が立った。

この言葉を受けた園長のコメンも大変興味深く拝見した。

「この言葉は響いた。自己肯定感のない子もいる。子どもたちが「どうせ自分ではできへん」という思いを乗り越えるキッカケになる」

「情緒が安定しないと学習に取り組めない。ランドセルがなく取り残されたと感じていた子が、そんな思いから開放される効果は大きい」

活字を目から頭に入れたニュース。

少し突っ込んだ感想を話して下さった園長と、20歳の高梨さんが500個のランドセルに「諦めない心」託された気持ちに胸が熱くなる。

日々、子どもと接する園長さんの「自己肯定感」という言葉も心に浸みた。

今日も一日ありがとうございます。

あだちまさし。

2月は2日少ない

朝6時。気温6度。雨。最高気温12度。朝8時ごろから正午にかけて強い雨の予報が出ていたので少し早めに仕事を始めた。

雨でIさんが給餌が出来ないようなら車で手伝うつもりだったが、彼女がリヤカーを使う時間は降ったり止んだりの小雨で大変助かった。

年が明けてから一日一日が早く仕事に追われる毎日。その上、2月は2日少ない。

夕方、事務所で商談の約束もあり、雲ゆきや時計を睨めっこする。

予定通りに進めていたのだが「2日少ない」誤算が発生し、Fさんに休日出勤してもらい雛を受け入れるため、鶏舎の洗浄作業を半日かけて。

鶏舎の床に水分を浸透させ、耕運機で撹拌しながら、空気をいれ発酵を促すが、機械のエンジンがかからず手を焼いている様子だったが、私も採卵があるので声もかけず。

しばらくしてエンジンが回る音が聞こえ、ここで一息つけた。彼は11時に後片付け終え帰宅。

小雨の中、Iさんも給餌を終えることができ、また一つ安堵。正午前、彼女がストーブのスイッチを入れ、弁当をひろげ始めた頃から雨が本降り。

仕事の手を動かしながら、予定通りに作業が進められたことにお礼申した。

先週末、洗浄作業が前倒しになったので、あちこち電話をして袋詰めした堆肥を300袋ほど引き取りに来てもらった。

土曜日は「有帆朝市会」のご婦人3人。ワイワイ言いながら軽トラ一台分。

日曜日は「井上酒店」の店主とお友達。残りを小野茶農家さんが後継者の息子さんと軽トラ2台で2往復。

堆肥が少しでも皆さまのお役に立てば、嬉しい循環ができる。

昨年の秋から、ここまで袋詰め、出荷した堆肥20キロ入り「1700袋」。ほぼ一人で作業を続けたFさんと、快く引き取りに来て下さる農家さんに心から感謝。

先週、金曜日に書き込んだ日記のアップロードが漏れていたので続けてアップする。

あだちまさし。

周防大島のサルワーレ

朝6時。気温-1度。晴れ。最高気温12度。ぽかぽか陽気の春のはしり。

朝の作業が多く、配達に出掛ける時間が遅れる。10時ころまでお客さまから着信多く、車に満載したタマゴを気遣いながら安全運転。

小野田市内の配達を終え、農園で残りの作業をして、水曜日の夕方にタマゴをお届けする「サルワーレ」さま。

農園と同じ時期に開業され、15年以上のお付き合いになる。蒔き釜ピザがご自慢の飲食店。ベランダ席から小野湖の四季の移り変わりは素晴らしい。

以前、2月はログハウスの補修などで一ヶ月間、休業されいたが、今は通常営業。

ただ、ここ最近、店主や息子さん夫婦を見かけたことがなく、先週、従業員さんに尋ねたところ、

「周防大島に新店舗を息子さんが開業されるので、その準備で皆さん大島に行っています」

今日、タマゴのお届けに伺った際、久しぶりに若奥さまと顔を合わせ新店舗の話をうかがった。私たちと同世代で、中学2年生の娘さんがいらっしゃる。

ご主人は単身、大島へ移住し、店舗権、自宅の建設手伝いに大忙し。3月には娘さんを連れて島で生活を始めるとのこと。

同じ世代のご夫婦。

厨房の立ち話で、「中学2年生の娘さんはどう感じてますか?」と少し下世話な問いかけをした。

大島内の中学校事情や高校進学の話など。不安はたくさんありそうだったが、とても明るい返答に、私の方が小さくなった。

新しいチャレンジを展開される「サルワーレ」さまに刺激を受け自分の仕事をみなおした。

今日も一日、ありがとうごいました。

アダチマサシ。

午前3時のメール

朝6時。気温-1度。雪のち晴れ。最高気温8度くらい。春に近づき寒気の僅かな差で予報気温が異なってきた。

今朝は瀬戸内海に近い自宅の方が積雪が多かった。

午前3時前にボンヤリ目覚め、なかなか寝付けず布団の中で携帯で天気やニュースをチェックしているとFさんからメール着信。

「熱があるので今日は休ませて下さい」

今週の初めから仕事やプライベートのメールが多く、今日は無理をさせない方が良いと思ったので4時前に薄っすら雪が積もる道を農園へ向かった。

一日の段取りや雪の影響も心配だったのでメールの返信は後回しにし、コンビニで買ったドリップコーヒーを飲みながら今日の予定を確認。

運転中、早く起きて「メールに気付いて」とばかりに追伸が何度か入るが「寝たふり」をして、ゆっくり車を運転する。

気温がそれほど下がらなかったので路面凍結なく4時30分ころ吉部に着き、少し眠気でボンヤリして来たので吉部八幡宮にお参りして気持ちを入れ替えメール返信。

「早くからのメール助かりました。今日はゆっくり休んで下さい。今から仕事を始めます」

朝5時前だったので産卵体制に入った鶏も「ちょっと驚き顔」。何か事故があると予定が押すので「今日はFさんが休みなんでスミマセンねぇ」と小言を言いながら鶏舎を回る

湯気があがるタマゴを受け取りながらボツボツ7時まで2周ほど採卵。その後、選別パック詰めを少し済ませ、3回目の採卵。

土日祝日バスは吉部に出入りが少なくIさんは、いつもより30分遅い9時出勤。帰りも運行少な目で14時台を乗り過ごすと17時まで便がない。

彼女も給餌があり、たくさんの採卵を押し付けて配達に出ることは出来ないので、いつもより神経を使う一人仕事。

来週月曜日お届けするカステラの受け取り、今日の午後製造していただくタマゴも何とか無事に午前中に納品できた。

少し多めの作業が残る農園に戻ると運動場に張った防鳥ライン絡まったフクロウを父が「すまんのぉ」と誤りながら外していた。

作業を手伝い弱ったフクロウを鶏の捕鳥カゴに入れ、久しぶりに野鳥の会をお世話されている方に電話をする。

体力があれば日中も飛べるので「カゴのフタを開けて、もし飛べないようなら私が引き取ります」と有り難いお返事。

丁度、オシドリの生息観察で午後から小野湖をカウントしながら農園近くまで来られるようで。

Iさんを14時台のバスに載せられる作業の目処が着いたので、少々気がかりだったフクロウを見に行くと私が近づき慌ててカゴが弱々しく飛び出した。

飛び立った直後、上空から狙っていたカラスに突き落とされ隣接する大きな原っぱに墜落したのでホウキを持ってダッシュ助けに行く。

一気に5羽のカラスが群がり、上空では鳶がグルグルと旋回。危機一髪でフクロウを助け、着ていたジャンパーで背中から包んで、またカゴに戻し野鳥の会の方の引き取りを待つ。

ジャンバーで包んで脇に抱えるフクロウは首を一周させて私の顔を愛くるしく大きな目で見つめ可愛いかったが、どうしてやることも出来ないので保護してもらった。

長い作業を終え、Fさん宅を家庭訪問し、吉部八幡宮の祖霊舎にカステラをお供えして、いつもの配達をしながら自宅に戻る。

今日は長い一日でしたが、無事終えることができました。ありがとうございます。

あだちまさし。

立春朝搾り

朝6時。気温0度。くもりの晴れ。最高気温7度。

夜明け前、採卵を少し前倒しにして配達に出かける。Fさんの出勤が少し遅く、少々気持ちが重たい荷積み作業。

昨年から父が、井上酒店さまが力を入れて販売される縁起酒「五橋立春絞り」のお手伝いをはじめ、今年は私も微力ながら協力させていただいた。

井上店主が究極のしぼりたてを岩国から運んで下さり、わが農園も緊張しながら毎年好評の絞りたての日本酒をお届けする。

タマゴと貴重な日本酒を満載した車は「ワレモノ注意」の塊で、いつもより慎重な運転を心がけ「グルッ」と、小野田市内を一周する。

「民族の酒・日本酒の伝統を守り、良質で旨い酒を愛飲家にお届けしよう」

そんな思いから発足された「日本名門酒会」で「良酒」を届ける労力を惜しまない井上店主には心通じるところがある。

立春の早朝、蔵元に地域の酒屋が集い、神事をした後、ラベル張りをボランティアで手伝って店頭に並ぶ「縁起酒」

夕方、直売所に2月5日に4本受け取られたお客さまから

「驚くほど美味しくて、チビチビ飲んでます。こんなことならプレゼントするんじゃなかった」と悦びの声。

冷で「グッ」飲むのが美味しいらしい。

井上店主から販売協力のお礼で一本プレゼント頂いていた「縁起酒」を、配達完了の安堵とともに冷蔵庫に入れた。

飲みたくて堪らないが、できるだけ「縁起」をかつげる日に潤おしたい。

今日も一日ありがとうございました。

あだちまさし。

25年前の今日

朝6時。気温4度。曇り。最高気温7度。鶏舎の中での仕事中、汗をかく。

昨日、予定していた飼料の入荷が運送会社の都合で一日遅れた。Iさんの作業に大変負担がかかる一日になった。

給餌をしたくても貯蓄タンクに餌がなく、鶏舎内の餌箱はグングン空になる。11時ころから650キロの飼料を彼女が運び、昼休みをまたいで続きの作業。

ちょっとした手違いで通常より多い力仕事をこなした彼女のノートに「おつかれさま。ありがとう」と書き添えて市内の配達へ出た。

昨日の夕方、運転中に島原でお世話になったスガさんから短いメールが着信。

「25年前の1992年2月7日。あなたと初めて会いました。お互いおっさんになりました。体に気をつけながらがんばりましょう」

25年前の2月。私は高校3年。卒業前だが推薦入試で大学受験したが失敗し、卒業後の進路も決まっていなかった。

雲仙普賢岳の噴火で島原とご縁ができ、無認可の作業所、福祉工場で体験実習をすることになり、その工場長がスガさん。

何か大きな夢があったわけでない高校卒業前の私を現場で指導してくださった。

その初めての出会いが25年前の2月7日。普賢岳の噴火から、さほど時間が経っていなかったので島原の街並みは火山灰でグレーだった。

どんな自分になりたいか不安や憤りを感じていた18歳の自分。

障害がある人と共に汗を流す工場に初めて入った時、目に飛び込んだのは

「生きる喜びを、生きぬく力を」

真っ白い大きな用紙にクセのある力強い筆で書かれた職場のモットー。かなり心に響いた。

その後、2年ほど親のスネカジリで広島で学生生活を送り、スガさんにお願いして、私も島原育成会の仲間に加えてもらった。

収入や待遇で世間と比べると、・・というか比べることすらなかった、あの頃。

後に聞いた話だが、25年前の今日、スガさん第一子「太陽くん」が死産し、育成会の大きな願いであった「松光学園」の認可がおりた日でもある。

ありがたい節目のメールに、どんなに忙しくても「心は豊か」に生きていきたいと思いなおした。

あだちまさし。

自画自賛おでん

朝6時。気温5度。雨。最高気温11度。昨日に引き続き穏やかな一日。

ただ、この先、冷え込みが厳しそうなので恵みの雨であった。

採卵を手伝い、黙々とお客さまにお届けするタマゴを選別、パック詰めの日曜日。

午前の採卵を終え、10時半からFさん餌入れ。お互いに今朝の仕事はじめが遅れたので30分ほど仕事が押していた。

11時すぎ、作業場の戸を開け「ギブ」とFさん一言。

ここ数日、過ごしやすい気候が続いたので、鶏の餌を食べる量が増えている。正午まで給餌が終えられそうになくの「ギブ」

20分ほど給餌の手伝いをして、彼に昼休みをとらせた。

今日は配達もなく、日曜日なので明日の夕食の「おでん」を台所で仕込む。

お客さまから立派な大根をいただいたので。

我が家で一番大きな鍋に水を注ぎ、出し昆布を入れ、大根の皮をむき、煮崩れしないよう面とりをする。

下ごしらえした大根を米の研ぎ汁で下茹でしながら、特売で購入した手羽元を下茹でし、軽くフライパンで焼色をつけて大なべに投入。

生芋こんにゃくを三角に切り、下茹。ゆで卵をつくり、順々に大きな鍋に入れていく。

30分ほどグラグラした大根と、厚揚げ、がんも。巾着。ちくわ。はんぺん。

子供たちが喜んで食べてくると嬉しいが・・・

まぁ、そうなることを祈りながらの台所。

あだちまさし。

さらに東へ

朝6時。気温2度。晴れ。最高気温13度。穏やかな冬の一日。今日は立春。

昨日は仕事を終えるのが遅くなったが、夜遅くにFさんから「明日は僕にお任せ下さい」とのこと

どんな風の吹き回しか分からなかったが、嬉しいメールが届いたので有り難く感謝の返信をしておいた。

昨年に続き、2回目のオリジナルカステラのご注文をいただき、来週から小川蜜カスさまで製造していただくので、本日、原料として使用するタマゴを納入。

年末に何度も足を運んだ店内で社長さまと手短に打ち合わせをさせていただく。受注数に使用するタマゴの量の確認。あと製造予定と受け取り日。

昨日、県内の瀬戸内側を東へ向かうコースで、もう少し東へ車で走った。

昨年、配達希望でご注文いただいたが、配達でお届けするお客さまで、一番、東に位置するお宅から、さらに車で15分かかるとのことで申し訳なかったがお断りし、

今までお届けしている下松市内のお客さまのお知り合いと分かったので、そこで中継することでタマゴを定期購入していただてきた。

会員制テニスクラブを運営されていることはお聞きしていただが、配達に所要する時間と生産のバランスを考えて、多くの注文をお取りまとめ頂いてもリクエストに答える自信がなかった。

昨年末に「今年は美味しいタマゴに出会えて良かった」と丁寧な心に浸みるメールまで頂き少し気になるお客さま。

今年に入り、クラブ会員で5、6人希望者があるので配達をしてもらいたい。と再度ご依頼を受けた。

生産の伸び幅、前後の曜日にスポットで受注を受けるお客さまの注文の増減、あと、車を走らせる私の負担。

少し時間を頂き考えたが、春先に向け条件が整いそうなので配達させていただく旨をお客さまにお伝えし、昨日、クラブ会員に配っていただく販促チラシをお届けしてきた。

県内、一番「東」の配達先から約8キロ。往復でかかる時間20分。

再来週から、さらに東へ向けて走る。

熱心にテニスクラブ会員や知人にお勧めいただいている様子も電話越しに心に響く。

少々、距離はあるがご理解ある良いお客さまとご縁が増えそうなので「グッ」下腹に力が入る。

今日も一日ありがとうございます。

あだちまさし。