月別アーカイブ: 2017年6月

この時期に備えての苦労が実ることを祈る。

朝6時。気温20度。雨のち晴れ。最高気温27度。鶏舎に入ると鶏の体温を肌で感じ汗ばみながら採卵。

今年は入梅後、雨がなく、比較的、鶏が過ごしやすい環境だったが、いよいよ辛抱の時期が到来。

今朝のタマゴを触った時と、配達後に仕上げのパック詰めをした時に、手に触れるタマゴから鶏の体調具合を感じる。

ストレスフリーで飼育しているが、さすがに湿度が高く寝苦しい夜に、窓を締め切りクーラーを付けるわけにはいかず。

ただ、今年の初めから取り組んだ給餌調整は、Iさんが「素直な心」で私の指示を実行してくれた「おかげ」で結果が見え始めてきた。

鶏がもつ本来の能力を発揮する手伝いが、私たちの仕事であり、そのことで喜んで下さるお客さまがあっての生業。

明日から7月になる。梅雨が明けると、炎天下の高温とともに、熱帯夜で夜に体力を回復する力が弱くなる。

今年の「夏」は、どんなタイミグで訪れるかは分からないが、地道に取り組んできた結果が「秋」に成果を挙げてくれることを願う。

あだちまさし。

大きな鯉を眺めた

朝6時。気温19度。曇りのち雨。最高気温24度。

朝、川原に大きな銀色の鯉がプカプカしているので、浅瀬の石に乗り上げ難渋しているのではないかと川へ降りる。

一週間前までは雨がなく、何度もポンプを降ろした道を下る。日照りが続いた影響で、川の水量が減り、川原が雑草で緑になりかけていた。

ボツボツと雨が降り出し、水量が少し増えた厚東川の支流。段々と、川原の雑草の緑が隠れつつある。

大きな銀色の鯉に近づくと、浅瀬で背中を半分浮かせながら、水面下になった雑草を一心不乱に口で入れていた。食べているのか、舐めているのかわからなかった、その様を近くで眺める。

しばらくして、私の存在に気付き、慌てて深瀬へ逃げたが、初めて見る景だった。

恵みの雨のおかげで鶏たちの飲水もシトシトと確保され胸を撫で下ろしたが、雑草が一気に膝下まで伸びた。

まずは採卵を済ませ、8時ごろからFさんと作業の打ち合わせをする。今日は農園の周辺に張っている「防獣ネット」周辺の草刈り。

私は敷地を囲む内側を2時間半、草刈り機で除草し、Fさんは午後から、伸びてネットに蒔きつきそうな蔓を一時間半ほど「鎌」で払う。

昨日と明日の分まで汗をかいた。

あだちまさし。

親の願いと子供の夢

朝6時。気温20度。晴れ時々くもり。最高気温24度。やはり湿度高し。ジメジメムシムシ。

Fさんに「おにぎり」をひとつ渡し。配達へ出かけさせてもらう。

今朝、保育園のころから知っている高校一年生と久しぶりにすれ違った。親御さんとも年が近く、仕事上での繋がりもあるので、ご家庭の教育方針や、息子に夢を託す熱い思いを聞く機会が幾度もあった。

同じ自営業者として、我が家を大切に守っていこうという熱心な姿には常々、勉強させてもらっている。

何度も失敗と成功を繰り返し、従業員を育てながら大きくしていく家業と、何度も経験出来ない子育ては少し異なりがあると感じる。
ただ、今の私には明確な答えは導きだすことはできず

早朝、上り坂を一生懸命、自転車のペダルを踏みながら駅に向う彼と久しぶり出会い、高校生活の充実ぶりを彼の「表情」から感じた。

以前、小学下校中にすれ違うと、両手を大きく振り「こんにちわ」の挨拶。中学生になると少し俯き加減で、少し難しい顔の下校中、私の方からクラクションを鳴らすと「オーッス」という感じで片手で挨拶。

家内が、お母さまと高校進学について、ご家庭が息子さんにかける願いを聞き、間接的ではあるが、私の知っていたし、

本人と両親の願いが叶い、今春から高校の専門課程で、思う存分、高校生活を充実している様子も間接できではあるが家内から聞いていた。

今朝、彼が信号待ちの私を見つけ、大きな声で「おはようございます」と挨拶してくれた。

振り向きざまに見た彼の「顔つき」が力強く爽やかで、私の心もとても喜んだ。

彼は自分の「夢」と、両親の「願い」を受け真っ直ぐに受け止めて歩んでいくことになるだろうと強く感じた。

あだちまさし。

ノートが少し嬉しかった。

朝6時。気温19度。くもり。最高気温24度。湿度やや高め。

今年のはじめから、Iさんに給餌の指示を細かくするようになった。鶏が体力を落とす、これからの時期に備えてのこと。

鶏の「食べたい欲求」を促したいために、そのようにしてきた。玄人の鶏も渋々といった具合で舌を出して粉を舐めている。

バケツに飼料を注ぎ、Iさんが鶏舎に入ると大歓迎で迎えられるような状況。

私の仕事量が少しずつ増えてくるのを察してか、彼女の仕事に対しての細かな心配りが見えるようになったのは最近のこと。

もしかすると、彼女のサインを私が見落としていた可能性もある。

彼女に給餌の指示を伝えるメモが習慣になり、時折、細かな指示を「交換ノート」に番号をつけて箇条下記にすることも増えた。

昨日、休日を利用して「道の駅めぐりバスツアー」に親戚で出かけた様子をノートに綴っていた。毎年恒例行事で原鶴温泉方面へのツアーである。

3箇所の駅を回るコースだが、私がノートに書くのと同様、?○○駅という具合から始まり、そこで何を買い、何を食べたと書いてあった。

はじめての書き方だったので、アンダーラインを引き「様子がよく伝わります。楽しかったようですね。良いリフレッシュができましたね」と書き添えて返す。

彼女の少しの成長が嬉しかった。

あだちまさし。

恵みの雨は

朝6時。気温20度。雨のちくもり。最高気温22度。ジメジメムシムシ。

昨日からシトシトと降った雨のおかげで、幾分か井戸の水量が増える。10時ごろまで霧雨が降っていたので、地面が含んだ雨量も多いと思う。

最近、気がかりなことが幾つかあり、先週、お客さまへのお届けを2件飛ばしてしまう。

金曜日の夕方に配達予定のお客さまへの届け忘れで、出勤前、小野田経由で農園へ向う。

その気がかり事の一つが、今月から産卵を始めた若鶏。巣箱の反対側へ向って走り、産卵体勢に足を踏ん張る。

気持ちが滅入る。言って聞かせるわけにいかず、叩いて叱っても堪えない。

鶏舎に入るFさんも、Iさんも同じ気持ちで様子を眺めてきたと思う。

日曜日は二人タマゴリレーで時間に追われるが、一度目の採卵を追え、若鶏が好み、私たちが眉間に皺を寄せる場所で15分ほど腰を下ろし、鶏の様子を観察し、Fさんと一緒に「ここでタマゴを産んではいけません」の補修工事を行う。

15分観察した時、これかなぁと思う原因を2つほど見つけた。ただ、鶏に「これが原因じゃろう?」と尋ねても返事はない。

鶏に対して、先入観で物事を決め付けて対応すると、それが外れた時の落胆が大きく、気持ちを元に戻すのに時間がかかるので、今回見つけた原因は一応踏まえて、気長に観察して行くことにする。

仕事と終わりにFさんに川まで伸ばしたホースを片付けてもらう。10日間、散水して増えた水量の2倍を一日の雨が補った。

あだちまさし。

山の恵み

朝6時。気温20度。くもりのち晴れ。最高気温23度。最高気温に達したのは10時で、それ以降は雨の影響もあり20度まで下がる。

待ちに待った雨だが湿度が増しジンワリ疲労が溜まるが、鶏にとっては良い雨になった。

日曜日の朝市「おいでませ吉部」の80歳Tさんが午後一番でタマゴの受け取りに来園。

やはり天候の話題。今日もまとまった雨が期待できないようだったので朝からポンプで散水していた。

予想の雨雲の動きより早くまとまった雨が降り出し、灌水ポンプを片付け終わったところ。

農園の水甕は山水を引き込む浅井戸。ここ数年、水の道が変わったのではと心配している。その話題を老人に尋ねた。

山が荒れ、雨が少ないと地下に流れる水の道は変わってくるようである。農園周辺の老人が、しばしば口にするのが冬の積雪が少ないこと。

降り積もった雪が静かに浸透していくのが、この地域の本来の姿。宇部市民が安心して水道を使えるのは、実は「山の恵み」のおかげである。

17時前、宇部市防災からメール着信。大雨注意報。雷注意報。強風注意報。洪水注意報。

この降り加減だと農園の井戸水は潤うと思う。ただ、私どもだけでない自然の営みを考えると「山の恵み」になるほどの雨ではないと感じる。

あだちまさし。

プラグ掃除

朝6時。気温17度。晴れ。最高気温24度。少し湿度高めだが、朝夕の涼しさに鶏はごきげん。

空梅雨。雨が続くと鬱陶しいが、これほど雨が少ないと「雨が欲しい」と人心がでる。

連日の川からの散水も、小野湖の水位を見ると、少々心苦しく。何となく自分だけを優先しているようで。

昨年、新調したがポンプの始動が鈍ったので、Fさんと「プラグ」の点検を昼休みにした。

「あなたの方が上手に整備するから」と伝え、彼のプラグ掃除の様子を、いつものように見守る。

彼は、中学生から父親の農業の手伝いをしていたようで、多くは語らないが農機具の調子が悪い時に「俺に任せろ」という仕草をする。

頼りにしてますという姿勢で、彼が小さいプラグを丁寧に掃除する姿を眺めながら。

掃除を終え、彼が始動すると「スパッ」とエンジンがかかった灌水ポンプ。

私は大きなアクションで悦び、握手して「ありがとう」と感謝の気持ちを、自分のありったけの気持ちで伝える。

支えてくれる仲間。

これかれも彼と長い付き合いになると思う。

あだちまさし。

6月15日

ひい孫に 言葉の増えて 走り梅雨   サダ子

祖母が遺した句。6月15日は、その「サダ子ばあちゃん」命日。

2年前の4月末に長崎の義父が急逝し、6月13日、土曜日が49日法要。その翌日の深夜、祖母の入院先から電話があり、家内と病院に走りながら、農園で就寝中の両親、近くに住む妹に電話をかける。

病室に着くと、残された時間が僅かしかないことを聞かされ、家内は3人の子供を迎えに自宅へ引き返し、病院の駐車場で家内と会った妹も子供迎えに慌てて自宅へ戻る。両親は、約30キロ離れた農園から車を飛ばす。

病室で祖母と久しぶりに二人きりになる。

最初に入院した時は3人の子供も小学生で、洗濯物を受け取りに仕事が終わって、頻繁に足を運んだが、施設と病院を行ったり来たり、するようになる頃から少し足が遠くなった。

子供の学年も上がり、毎日の仕事に加えて、経験したことがない忙しさに、出来ない理由をつくるには事欠かなかったが、最後は自分が一番後悔することは覚悟していた。

小さくなった祖母の手を握り、今まで人生で経験したことがない、人の命の炎が消えていく様子に立ち会うことになる。

用意していた感謝の言葉もなく、祖母を静かに見届けながら口から出た言葉は「おばあちゃん、ごめんね」だった。

皆が急いで病院へ走る、日付がかわる頃、二人きりの病室で、祖母は静かに息をひきとった。まさか私が一人で最後を看取るとは考えたこともなく。

「家族葬で行う」ということは、早くから両親が決めていたので、家族が皆で協力し、水曜日の葬儀が滞りなく終えられるよう、農園の日常を進めながら段取りをする。

共に働く仲間にも、日頃より負担をかけるようになるので、内心、不安で一杯だったが淡々と指示をしながら、家族揃って、穏やかな気持ちで、祖母の最後の「祭り」をお仕えできるよう、いつもより多めの仕事をこなす。

蒸し暑い梅雨時期だったが、日常の仕事には大幅な遅れなく、3日間を終えることが出来た。

長い入院中「家に帰りたい」と祖母が常々話していたが、叶えてあげることができず、50日祭まで自宅で遺骨を預かることになり、斎場で飾られていた生花をアレンジしてもらい、遺骨と共に神前に供えた。

「無事、終わりました」と神前に手をあせた時、ユリのつぼみが「ポン」と音を立てて開き、3人の子供と共に神前で手をあわせると小さなつぼみが「ピン。ピン」と小さな音を立てて2つ開いた。

今まで以上に祖母のことを身近に感じた。

この年のはじめ頃から様々な問題を抱え、毎日の営みをこなす事だけで精一杯の状況で、義父の急逝も重なり、心が折れそうな日々を送っていた。

入院中の祖母も日に日に衰弱していくのを目の当りにしながら、ふと「心を神に向ける習慣を取り戻そう」という思いに至り、義父の49日の数日前、その思いと願いを立てた日を太秦教会と島原教会に電話にてお届けした。

その願いを立てた日が、どういうお取り計らいかわからないが、祖母の最後の「祭り」を終えた翌日、6月18日。木曜日。

あれから2年。6月15日。木曜日。信じる心を見失わないよう、祖母が生前使った拝詞集と共に、静かに心を神に向けた。

あだちまさし

オクラを植えました。

朝6時。気温14度。晴れ。最高気温25度。梅雨に入って一週間になるが、降雨は先週の水曜だけ。

先々週は4日。先週は2日、灌水ポンプで散水し、井戸水を少し押し上げた。週間予報の「雨マーク」なく。明後日から4日間散水しようと思う。

朝夕はTシャツでは肌寒いくらい。鶏の飼料摂取量も、さほど減少なく、順調な産卵を毎日。

ただ、初産を控えている若鶏は、日中の暑さが堪えているようで成績思わしくなく。

現在、120日歳すぎ、2月に産まれ初めて経験する初夏。これから産卵をはじめ、450日ぐらいでローテーションする。四季を二度感じることは少ない。

朝の涼しさもあり、飼料の摂取量にバラつきが出始める。2度ほど鶏舎を周り、Iさんに給餌の指示をメモに書いて渡す。

給餌を止めた鶏舎を更に周り、3鶏舎の給餌を昼休み前にお願いした。蒸し暑い梅雨、炎天下の真夏前に何とか鶏に体力をつけてもらいたいと、常日頃考えている。

元気なタマゴをお客さまにお届けしたいから。

先週、家内が騙し騙し使っていた「洗濯機」が故障し、新調した。

家電量販店から設置にきた業者から、水道管の亀裂と水漏れを指摘され、子育てつながりのお父さんに修理をお願いし、手際よく安価で済ませて頂く。

長男が保育園に通う頃からのお付き合い。何かと水周りの相談や工事をお願いすることが多い。その都度、気持ち良く、迅速に作業をして下さるので感謝しきり。

作業が終わり、久しぶりに立ち話で近況を交わす。

「趣味はありますか?」と唐突に問われ、「まぁ、鶏のお世話が趣味です」と何となく答えると、最近、ハマッている「烏賊釣り」のことを熱く語られ、釣道具なども見せていただき、自分で釣った烏賊で一杯やる時の悦びまで嬉しく拝聴した。

「趣味はありますか?」と久しぶりにサックリ聞かれた余韻が残った。

昨日の配達後、ホームセンターで、オクラの苗2株、里芋1株を購入し、自宅の庭に植えた。

枯らさないよう、花が咲いて、実がつく過程を観察することを、少しの気分転換にしたい。

あだちまさし。

タマゴが営業

朝6時。気温15度。晴れ。最高気温25度。風もありTシャツ一枚だと過ごしやすい。

ただ降雨なし。厚東川の支流は日に日に流れる水が少なくなり、小野湖の湖底をさらす面積が増える。

刈り払いした雑草が焦げるように地面を覆う。

梅雨前で直射日光を浴びなければ、さほど暑くはないが、視覚から入る、このジリジリと焦げるような情報により胸が締め付けられるような感覚を覚える。

ひとりで鶏舎を採卵しながら鶏の様子を確認し、給餌から始めるIさんに作業指示のメモを残し、2回目の採卵をする。

いつもより細かい作業指示を筆談で伝え、メモのとなりに塩分チャージのタブレットを5つ添えた。

月曜日の配達は農園の作業を終えて、3時前ごろから。

小野田方面へ走り、直売所を目指す、本日発送の荷物を一旦落としてから東岐波へ。最後は「西福寺さま」。

いつも夕食の支度をされている時間に配達しているが、最近、お孫さんが増え賑やかになり、忙しくなられた。

お孫さん3人は毎朝、タマゴかけご飯。奥さまもケーキづくりがご自慢で店で購入することなく、手作りケーキを家族で楽しまれる。

最近、タマゴが足らないことが多く、スーパーで購入したが、ケーキ生地の膨らみがよくなかったと話され、今日から一パック受注を増やしていただいた。

タマゴをお届けはじめて、数年になるが、月曜日の夕方遅い時間帯ということもあり、それほど話し込むことはなかったが、農園が大事にしていること肌で感じて下さっていることに生産者冥利を感じる。

お客さまの「分母」が増えると、少々、配達の気忙しさが増えるが、私が難しい説明しなくても「タマゴが営業」してくれた瞬間は、日頃の汗が報われる。

年を重ねる事に、アチコチ痛いとこが増えるが良い活力を頂いた。また、明日も顔晴れそうです。

あだちまさし。

私の都合ではどうにもならない事

朝6時。気温16度。くもり。最高気温26度。体感でだが少しずつ湿度が上がってきていることを感じる。

ひと雨欲しいので、寝起きに週間天気を調べるのが日課。来週の水曜日あたりから雨が期待できそうだが、「梅雨入り」かもしれないので、

来週の木曜日に近所の農家さんと段取りしていた「堆肥の搬出」作業ができるか心配。ただ雨は欲しい。

人の都合で鶏は働いてくれず、天地の働きも自分の都合で、どうすることもできない。ただただ祈りながら気持ちを整え、準備をし、毎日の営みを続けていく。

朝、農園へ向う道すがら宇部市の水瓶「小野湖」の上流を経由しながら車を走らせる。

湖底を露わにした上流は、湖底の土が干上がりひび割れている。

今朝、Fさんと朝の採卵を追え、浅井戸周辺への散水をする。

彼はホースを接続しながら、水が減り遠くなった川辺までホースを伸ばし、私は4日分の混合油をつくり、灌水ポンプをセットし始動する。

川の水を直接、鶏舎に運べば短時間で簡単だが、少しずつ井戸の周辺に散水し、川の水をろ過してもらう作業。時間もかかれば油も使う。

ただ、水を汲み上げる川があっての出来る仕事。

思うようにいかない毎日の中、感謝の気持ちだけは忘れていけいないと感じた。

あだちまさし。