月別アーカイブ: 2016年10月

美東で勉強させて頂きました

朝6時。気温10度。くもり。最高気温16度。配達での会話「寒い」がほとんど。

来週月曜日の段取りを考えながらの採卵作業。私の仕事以外は、いつもどおりの作業が進められるよう考えながら。

まずは「鶏のリズム」を最優先に。

父の知人から「美東サービスエリア」にご縁ができ、商談の運びになった。

初めて裏手から見るサービスエリアは、ともて新鮮だった。

支配人さまとお取引の詳細をつめながら、高速道サービスエリアのご事情も聞かせてもらい、短い時間だったが良い経験をさせてもらう。

今回のイベントは、11月3日、5日、6日の三日間。

中国道下り「美東サービスエリア」に私どものタマゴを陳列していただくことになった。

ありがとうございます。

あだちまさし。

今夜は鍋

朝6時。気温9度。晴れ。最高気温18度。作業中、上着を脱いだり着たり。

8時半には採卵もひと段落。朝から眠気が抜けないのでFさんに二人分のコーヒーを買出しに行ってもらう。

私はブラック、彼は少し甘めのコーヒー。いつもより長めの休憩をとった。

今朝、父から最近使ってない発電機を処分してくれと頼まれ、捨てるのは簡単だが少々名残惜しくFさんに相談したところ

「家に持って帰っていいですか」と聞くので「整備して家で保管して下さい」と伝えた。

想像以上に喜んでくれたので、休日にきっちり整備してくれると思う。

今夜は「鍋」。このシーズン初である。野菜の価格が少し落ち着き、購入しやすくなった。

長男は二泊三日の座禅堂合宿から、長女は文化祭を終えて帰宅。

先週から夕食後に、長女が生徒会でオープニング、エンディングで行う「三太郎」劇の台本あわせにつきあった。

鍋をつつきながら、文化祭や合宿の様子を聞くのが楽しみ。

今日も一日ありがとうございました。

あだちまさし。

僕とツイです

朝6時。気温15度。晴れ。行楽日和の一日。

10日前から園内で使うカルディナのセルモーター調子が思わしくない。

かかりつけの車屋さんに相談し、しばらくは「ショック療法」で様子を見て下さいとのこと。

ボンネットを開け、トンカチでセルモーターを数回叩いてご機嫌を伺う。365日、園内でタマゴを積んで走ってくれる愛車。

リビルト部品を注文し届いているが、ナンバーがない車なので、車屋さんの段取りを待ち、少しストレスを感じる。

作業場でパック詰めしながら、ボンネットをFさんが開閉する音が聞こえる。セルモーターが時々動かないのだろう。

採卵したタマゴを車から降ろす彼に「今日も車がジラをくるか?」と尋ねたところ。

「はい。僕とツイです」の返事に二人の空気が和んだ。

長い一日になったが、この会話で一日乗り切れたと思う。ありがとう。

あだちまさし。

朝6時。気温15度。晴れ。最高気温20度。採卵をFさんに頼み。私はパック詰めをして、7時半から変則的なコースでタマゴの配達をする。

11時ごろ農園へ帰り、パートのYさんと作業の続き、手を動かしながら「山のテンカチ畑」の様子を尋ねる。

「猪が暴れて・・・」とため息。今年は今まで食べなかった「オクラ」が被害にあったとお聞きする。

昨日、F井さんも「猪」の話題で、日頃は温厚な人柄なのに少し鼻息を荒くされた。

防獣対策に掛かる費用。電気柵を張ると下草がアースになり電流が逃げてしまうので下草刈りが増える。年齢が増すごとに増える、費用と労力。

同じ過疎地で生産活動をする者として、深く出来るが「駆除」には猟師さんの手助けがどうしても必要。

そんなことを考えながら仕事をしていると、13時前ころ「吉部猟友会」の猟師さんが2人来園。

稲刈りが終わった頃から、今まで荒らされてなかった民家周辺が被害にあっているらしく市役所へ相談があり、被害の状況を確認したいとのこと。

農園は吉部にドップリなのだが、住所は小野。昔、猪の被害が次第に大きくなった時に腕の良い吉部の猟師さんに相談したら「小野の猟師に頼め」と断られた。

そんないきさつを話し、二人が「いまは大丈夫」という。「銃は撃てるか」と尋ねると、「駆除の許可があるので365日撃てる」とやや自慢げ。

今まで農園では8頭を駆除してもらった。猟銃で2頭、箱罠で5頭、くくり罠で1頭。この地区を担当されている3人猟師さんとお付き合いしてきた。

岩川地区で駆除をされているAさん。かなりご高齢。くくり罠専門で長年、農園付近の山に入られているので地形や猪の動きに瀬通されている。

くくり罠をかけると頻繁に足を運んで下さり、大変ありがたい。ただ、その都度、農園の作業場に腰を下ろして「武勇伝」を話されるので少し作業効率が悪くなる。

ご高齢にも関わらず毎年結果を出されるのには頭が下がる。しかし、なぜか農園での駆除はゼロ。割と最近、罠にかかった猪にとどめを刺そうとした時に小指を持っていかれた。

一番頼りにしていたTさん。日中、決まった時間に顔を出す猪を2頭猟銃で駆除してもらった。

稲作農家さんからの紹介でお付き合いをさせて頂くようになったが、その方の仲立ちがなかったら仲良くなることできなかっただろう「クセ者」。

駆除対象の動物を見事に撃たれ、猿の駆除に関しては有名で。Tさんの姿を見ると猿が山に逃げると評判だった。

いろんな事を教えていただき、可愛がってもらい大変感謝している。

猟銃の腕前、捌きの腕前、どちらも達者で、時々、タマゴと物々交換する「猪肉」は最高の味だったが、少し前に亡くなられた。

今、小野のまとめ役はMさん。電話でお願いすると箱罠とくくり罠を仕掛けて下さる。ただ、本業が忙しく週末以外は小野を空けらることが多いので「時々見てね」と私に頼まれる。

くくり罠の位置は山の中でよくわからないで、返事をしながら目が泳ぐ。この方が捕獲したのが「70キロ越」の巨大なオス猪。

軽トラの荷台に運ぶのをFさんが手伝った。週に一度しか覗かれないので、いつ仕留めたものかわからず。

手負いの猪が一番危ないのは知っていた。片足がなくなっても殺気立つ猪は必ず人を襲う。

くくり罠を力一杯ひっぱり、罠をかけた大木が斜めに傾けながら息絶えた大きな猪をトラックに運ぶ様子に背筋が凍った。

この後、安易に罠をお願いするのも辞めた。

11月からは猟期に入る。2人の猟師さんに、今までの顛末と、だいたいのポイントを確認していただき、「猟犬」を使うので山の地主が分かれば教えて欲しいと言われたので、私の知っている限りのことは伝えた。

「日没までは撃てるから」と携帯番号を渡し帰られた。

頼もしい方とご縁が出来て感謝です。

あだちまさし。

トッピンのギフト

朝6時。気温16度。くもり。最高気温20度。蒸し暑さを感じながらTシャツになる勇気もなく。

朝の採卵作業を後押しして配達に出る。一軒目の万倉のお客さまへお届けし、おばあちゃんから「今日も気をつけて」といつもの嬉しいことば。

少しだけルートを外れ、昨日お願いしていた「トッピンギフト」を受け取りに「栽培屋さとぅ」さんへ。

ギフトなので出来るだけ見た目よく詰め合わせてとお願いしていた。「こんな感じです」と見せてもらった箱に収まる野菜たちに心が躍る。想像以上だった。

ギフトケースを斜め後に置きながら配達中に「新鮮」「情熱」について思い返す。

3年ほど前から同世代の農家さんとお付き合いさせていただいている。

圃場に足を運び、わずかだが野菜を仕入れさせてもらい私どもの直売所で売った。お客さまの反応は上々だったが、宅配している全てのお客さまに宣伝できるほど商品が確保できず。

当初、頭の中で算盤を弾いたほどの結果が出ない。堆肥を使ってもらっていることに感謝はするのだが、損をしてまでお付き合いすることはない。正直、そう感じた事もあった。

ただ、農家さんは、誰にも理解してもらえないと感じていた私の失敗談にもよく耳を傾けてくれる。失敗して大きく前進したかといえば「そうでもなく」の経験ばかりの私なのだが。

そんな失敗話を共有できる人は今まで居なかった。

天地の働きの中に身をおき、汗を流すも、結果に一喜一憂する毎日。

配達、農園での仕事を終え、信頼できるプランナーさんへトッピンギフトをお届けした。

農家さんの思いと私の正直な思いを、信頼できるプランナーさんに少し強めにぶつけ、聞いていただいた。

自分の中で大事にしてきた「新鮮」「情熱」に少しだけ自信が持てた時間。やはり現場だよなぁと。

今日は近所で良い商談もいだだき、帰宅はかなり遅くなったが心地よい。ありがとうございます。

あだちまさし。

切っても切れない

朝6時。気温12度。くもり。最高気温20度。上着のチョイスが難しい蒸し暑さを感じた一日。

鶏の絶好調具合が上がってきた。真夏に心配した減産を一気に取り戻している。予想していたより一週間ほど早く慌てて諸所の段取りを考える。

嬉しい悲鳴なのだが、作業しながら「ため息」をつくと一気に心が折れるIさんが出勤するまでのひとり作業。

鶏舎の中では鶏が尻を振りながら愛嬌を見せるが、軽めの挨拶をして仕事を進める。

ひと段落する前、鶏舎の中で豊北町と、あすとぴあのパン屋さん2軒から着信。少々騒がしい中、今週の受注をありがたく。

ひと段落手前で、育雛場の専務から納品日4日延期のお断り。県内の育雛場だが取引は主に南九州。年々、大規模化する養鶏業界の中、県内で稀有な平飼い飼育をする私たちは最もロットの少ない顧客になったようで、月末出荷の配車を全て済ませてからの段取りになると思う。ご事情は分かるので、入荷に関しては辛抱する。

その後、昨日打ち合わせをしていた食肉業者から電話。出荷の日時を決め電話を切る。何十万と飼育されている養鶏場では、一度の処理端数も万単位。採卵用鶏(レイヤー)の加工場は処理場さんは食肉の動向より、タマゴの動向に左右され、年中、多忙と閑散を繰り返す。今は、その超多忙時期だと言う。現場を下関で見ていたので事情理解でき、これも少し辛抱。

私も農園が本格的に始動する前に20日間ほど、下関にある食鳥処理場で現場実習させていtだいた。

命を、食物に加工していく商売。

本来なら養鶏業(採卵業者)には必要ない仕事だが、現場で一緒に作業させてもらい鶏と共に生活していく覚悟を肝に植えつけてもらったと。

・・・今になって感じる。

農園の仕事を配達へ出ると、飼料運送業者から「今後10日先の予定を確認したい」と事務的な定期連絡。

入荷、出荷の日程が決まったので、割とスムーズに頭が回転した。ただ、いつもながら、この事務的な電話にかなりストレスを感じる。

薄利多売の大規模化が進む中、かなりジレンマはある。

ただ「鶏の更新」は、私たちにとっては切っても切れない関係。

市内の配達に出掛ける前、栽培屋「さとぅ」さんの作業場で打ち合わせを兼ね、少し濃い目のコーヒーを飲みながら30分ほど息抜きした。

自家用の里芋をお裾分けいただき、今夜の夕食になる。

ありがとうございました。

あだちまさし。

大変お疲れ様でした

朝6時。気温10度。晴れ。最高気温19度。

日々、産卵時間が前倒しになってきて、一斉に並ぶタマゴを採卵するのに苦労する。

ただ仕事は前倒しに済ませられるのでお昼すぎると気持ちの余裕も出てくる。

夕方、今日は休日のFさんからメール。「今日はたくさんの採卵、大変お疲れさまでした」

何だか主従逆転しているようだが「ありがとう」と返信する。朝の産卵状況を知っている彼だからこそのメール。

「お疲れさまでした」の前に「大変」がつく時と、つかない時がある。

配達中、新規のお客さまから問い合わせのメールが2通入る。

自宅に戻り、パソコンで地図を確認しながら電話で配達時間や受け渡しのお約束をさせてもらい、定期注文になりそうなので、電話を切った後、お客さまの番号を登録した。

「937」件目のメモリー。

初めて島原で携帯電話を契約した時、お世話になっている床屋さんから

「一度かけたお客さまは電話登録すると便利よ」と教えて頂いてからの習慣。

たくさんの方から支えていただいての商い。ありがとうございます。

あだちまさし。

パック残り一梱包

朝6時。気温14度。雨。最高気温17度。長袖シャツの上にベスト。

早朝からFさんが採卵を進めてくれ大変助かる。8時前には7割程度の仕事を終えた。

久しぶりに雨の影響を受ける一日になりそうなので、私にもプランはあったが、彼に仕事の段取りをしてもらい任せた。

9時すぎにIさん出勤。いつもなら挨拶を済ませると餌入れに取り掛かるが、私の方を見て指示を待つ。

今日ぐらいの雨、夏場だと私を頼ることなく餌入れをはじめただろうが、気温も低くなり冷たい雨の作業は辛い。

人差し指を顔の前へ横に出し指をおる「10」。あとスタンプを押すゼスチャー。

「10個入りパックのスタンプをお願いします」と伝え、仕事に取りかかってもらう。

コンテナ倉庫から梱包されたパックを肩に担いで作業場に入ってきた彼女が、コンテナを指さし、

今度は顔の前に人差し指を横にまっすぐ伸ばし「1」。

「コンテナ倉庫の10個入りパックが残り1梱包です」

報告ありがとうと伝え、発注を忘れないようメモ用紙に「10月24日発注必ず」と書く。

パックは発注して届くまで中2日かかる。

一ヶ月分まとめて注文し、月初めに到着するが、今月は予定より早く減った。月曜日に注文を忘れると木曜日に産卵したタマゴを包装することができなかった。

いつからか憶えてないし、そうするよう教えたこともないが、彼女がタマゴパックを運送会社から受け取り、在庫量を教えてくれるようになった。

農園の仕事を支えてくれて、ありがとう。

あだちまさし。

想いをカタチにできる人

朝6時。気温13度。晴れ。最高気温22度。

朝4時半、いつも仕事で利用しているアクティの荷台で寒さで目が覚める。

昨夜、久しぶりに外で酒を飲んだ。何時に帰宅したか覚えてないが、家の鍵が全部閉まっていたので車で寝た。

6月からお取引をさせていただいている「ぢどり炭火焼とりまんま」さま。素材にこだわるご主人がコストアップを承知の上で、お店でお使いになられるタマゴ全量を私どものタマゴに変えて下さった。

週に数回配達へ伺った際、宮崎から直送される地鶏を丁寧に捌き、ガラを使って料理のベースになるスープを作られる。手間隙かかる仕込みの風景を眺めながら「こだわり」をお聞きする。

見識深く、真面目な性格のご主人。私より一つ年上。まだそれほど深いお付き合いではないが市内の若手飲食店経営者から、かなり人望があるお人柄。

あと、毎回笑顔で対応して下さるスタッフ2人がとても面白い。ご主人との良好な主従関係が伺える。

いつかお客で伺いたく、誰と行けば気持ち良い酒が飲めるか頭をグルグル回していた。

農園の広告デザインなどで大変お世話になっている「えすぷらん」の女性社長。私より二つ年上。「想いをカタチできる人」。

長いお付き合いだが、二人で酒を飲んだことはなく、社長からの合言葉は「今度飲みましょう」

昨年、島原で大変お世話になった方が他界され、例のごとく、不義理な私は葬儀に参列することが出来ず悩んだ。

ご主人に先立たれた奥さまに「ホッコリ」していただきたく、何か少しシャレの聞いたものを贈りたいと「えすぷらん」に相談。

お世話になった感謝の気持ち、ちょっとしたシャレ、私の想いをカタチにして頂いたお礼をしたっかった。

何か「グッ」とくる場所とタイミングがなく、食事の機会を作ることができずにいた。

頭の中で「とりまんま」と「えすぷらん」が重なり昨夜の「酒の席」になった。

まずはビールで乾杯し、社長も私も「むぎ焼酎ロック」。

地鶏のもも炭火焼。肝の炙り。チキン南蛮。地鶏もも肉の一本焼き。一番楽しみにしていた「〆」に向かって焼酎を飲む。

〆は「親子丼」。

丼のフタを空けるとフワフワタマゴの真ん中に「卵黄」がドッシリ据えてある。生の卵黄をくずしながらご飯と混ぜる。

タマゴの濃厚さが際立ち、タマゴ屋冥利につきる絶品だった。

せっかく夜の街へ出てきたので「もう一軒」と二人で歩く。

長年、お取引下さっている「そば処武蔵野」さま。農園のタマゴを使った「だし巻き」が看板メニューと嬉しいお言葉をいつもかけて頂いている。

だし巻きと「なす炒め」と手打ちそばを注文。そば焼酎のそば湯割りを飲みながらタマゴをつつく至福の時間。

さすがに腹八分目を超えかけていたので「なす炒め」は持ち帰り容器に入れてもらう。

また「もう一軒」と「なす炒め」をお供に増やし二人で歩き、

若い頃お世話になったスナック「オサム」のカウンターで「なす炒め」を広げ、瓶ビールで再度、乾杯。

カラオケを歌いながら10数年ぶりになるママと昔話に花が咲く。

店を出て、社長の愛車「ボルボ」の後部座席に乗せてもらい代行運転。我が家を素通りし、山口市内の社長宅へ。

最近、大改造リフォームをされた広く、木の香りがする素敵なリビング。壁には初めて目にする巨大なテレビ。

「お酒飲んだあと、これ観るとええんよねぇ」と言いながらスイッチを着けると、ホイットニーヒューストンのライブ映像。

大迫力画面の最高音質。私も大好きなので一気に鳥肌。

楽しみにしていた美味しい料理に舌鼓をうち、会いたかった人と大きな声で笑い、酒を飲む。

最高の一晩にリフレッシュさせていただきました。ありがとうございます。

あだちまさし

とりまんま http://www.torimanma.com/

えすぷらん http://s-plan.net/

裾野を広げたい

朝6時。気温18度。くもり。最高気温24度。昨夜の雨のせいか湿度高く10月とは思えないムシムシ感。

日に日に「日の入り」時間が早くなり、しっかりと体を休めた鶏は朝から元気一杯の産卵。

もう少し作業を早く始めないと、鶏に追われ自分の気持ちを失ってしまう。早起きで気持ちにゆとりを持たせたい。

木曜日に鶏舎を掃除する予定。先月から堆肥を650袋ほど詰めたが、昨日までにキレイに運んでもらった。

農家さん4軒。たまごのお客さまの家庭菜園3軒。パートのYさんに「有帆朝市会」のメンバーにも声をかけてもらう約束をした。

昨年、一昨年は農家さんとのタイミングが悪く、ずいぶん苦労し、私もかなりの量を袋づめするも追いつかず。

今年の冬は農家さんとの関係をより深くし、その裾野を広げることに力を入れていく。

圃場の様子、農家さんの規模、作付け準備から収穫までの過程。

自分で足を運び聞かせてもらう農家さんの話は結構役に立つことが多い。また、農園へ足を運んで下さる農家さんと、作業の手を止め話をする中から農園での作業を見直すこともある。

近隣の農家さんと良好な関係を末永く続けられますよう、私も日々、仕事に精を出したい。

堆肥袋詰め  16袋  合計0650袋

あだちまさし。

ポケストップ

朝6時。気温10度。晴れ。最高気温23度。13時ごろ。

Fさんと採卵をはじめ、いつもの作業にとりかかる。日に日に産卵時間が早くなり、Iさんが出勤してくる9時ごろには7割近くのタマゴが作業場に山積み。

今朝一番のお客さまは宇部商業高校前の団地からのおばあちゃん。名前は存知あげないが、定期購入の配達をお勧めしたことがありご自宅はだいたい把握している。

何年前だったか記憶にないが農園から5キロほど先の養鶏場が廃業した。そこで定期購入されていたお客さまが私たちの農園へ流れてきた。

この方も流れてきたお客さまで先週久しぶりにタマゴを買いに来園された。

以前、購入していたより単価が上がるので、諦められるお客さまもあったが、違いを理解して下さり定期購入して下さるお客さまが多少増えた。

今朝のおばあちゃんは前者の方。

先週、久しぶりに買ったタマゴをご主人が気に入って下さり、毎朝「タマゴかけご飯」をするので「あっという間になくなった」と嬉しい言葉をいただく。

運動場に放した鶏を前に、作業の手を止めしばらくタマゴ談義する。

最近は末端価格が安く、スーパーの店頭で底値のタマゴをよく目にするので、遠いところをわざわざ足を運んで下さったことを丁寧にお礼すると、

「タマゴの味だけじゃないよ。ここはポケモンもエエって娘がいいよる」

スマホで流行の「ボケモンGO」のことらしい。車でスマホを触っておられる娘さんに、どんなモンスターがゲットできるか聞いてみる。

私はガラケーなので、さっぱり分からない説明を2回ほどしていただき、分かったような顔をして頷いた。

農園入口にある坂村真民先生「念ずれば花ひらく」の石碑が「ポケストップ」になっているらしい。

宇部市内だと「ときわ公園」の彫刻広場でよく出現し、こんな田舎では「かなりレア」とよく理解できないまま誉め言葉をいただいた。

「ポケストップ」目当ての来園。まぁそれも良し。

真民先生ありがとうございます。

あだちまさし。

安全運転を心がけたい

朝6時。気温11度。晴れ。最高気温24度。爽やかな秋晴れ。朝夕の気温差大きく。

最近はライトをつけて自宅を出発し農園へ向かう。

国道2号線、厚東駅前から宇部市北部への「美祢立熊線」が今年開通し、道幅も広くなり大変便利になった。

昨日の朝、薄明かりの中、左手前方の道路端に大きな黒い塊が転がっており、車と接触した猪だろうと徐行しながら通過したところ、

くの字に曲がって息絶えた大きな鹿だった。頭には立派な角。

車にはねられた鹿には大変気の毒だが、はね飛ばした車も大変なことになっただろうと思う。

私の車だと、運転席前が大破しエアバックが飛び出しただろう。

これから早朝運転、ウサギ、タヌキ、鹿、猪など色々な動物と遭遇する。

いっそうの早起きを心がけ、ゆとりある安全運転で事故のないよう注意したい。

今日の走行距離250キロ。無事故でタマゴをお届けできたことに感謝。

あだちまさし。

日照時間

朝6時。気温13度。晴れ。最高気温24度。季節の移り変わりを肌で感じる。

配達前に採卵手伝い。運動場に鶏を開放しながらの採卵。いずれの鶏舎も良好な産卵と、少し冷や汗気味の飼料摂取量。

こんな私の悩みとは関係なしに、運動場へ飛び出す鶏たち。

先月末入荷した群が昨日から初産を始めた。餌もよく食べているし、元気もよく申し分ないのだが、

一生懸命食べて産卵なし。少し気がかりな数日を過ごしたが、今日から、かなりペースアップしてくれ、今まで溜め込んだ栄養を爆発させてくれることを祈る。

鶏は「日長」で四季を感じ産卵活動をする。春先から燕が忙しく巣作りを始める頃が「日長」で活動するピークである。

ケージに入れ日照を遮断し、餌の摂取量と採算をギリギリのところまで考え、人工的に日長を調整し「燕が巣作り」をする状態で飼育する「ウィンドレス鶏舎」は管理にする人間を優先し技術開発が進んできた。

その時代の流れからは逆の私たちの農園。鶏はストレスフリーの放し飼い、平飼い。

ただ、お客さまに安定して新鮮タマゴをお届けするには、日長管理だけは欠かせない。今の鶏種が安定的に生産活動をするには一日16時間前後の活動がバランスが良いとされている。

「冬至」に向かっては鶏を早起きさせ、「夏至」に向かうころには起床を遅くさせ、産卵ピークを持続させる。

今日も産卵順調。外仕事もはかどり感謝、。

あだちまさし。

嬉しい結果が出るよう

朝6時。気温20度。くもりのち雨。日中、気温さほど変わりなく快適。

父がアイディアを絞ってくれ、市内の和菓子屋さんに、いつもと違う高価格帯の「カステラ」を製造していただくことになった。

20本の試作に使われる卵は「3.6キロ」。

私がタマゴを納品するので、今朝の仕事は産みたてタマゴの計量から。

パートさんには「はかり」を使って通常、計量してもらっている。お客さまには「一個」単位のご請求をしているので、それほど厳格に計量することは必要ないのだが、

季節によって「卵重(らんじゅう)」は変わる。

暑さで体力が消耗すると、同じ大きさの卵でも卵重は軽くなり、割った時に締まりのない卵になりがち。ただ、これは生き物の摂理で、どれだけ品種改良しようとも夏場の卵重低下は避けられないと思う。

これから冬にかけては、卵のもっとも「旬」となる時期。寒さに備え鶏も体力を蓄積し、厳しい冬に備える。

この時期の卵は身も締まって、見た目にも美しく、味も、さらに濃厚。

鶏舎に入ることない選別パートさんにも、この変化を感じてもらいたいと思い「はかり」を常に使ってもらっている。

そんなこんなを考えながら、最高のカステラができるよう。心を込めて選別し、お店へお届けしし、社長さまに頭を下げた。

嬉しい成果がでるよう。

あだちまさし。

いつもの風景

朝6時。気温14度。くもり。最高気温27度。

一気に秋深まる。長袖シャツで仕事をはじめた。Fさんと8時前まで農園仕事。二人の手がいる仕事もあり、ペースをつくって彼の背中を後押しして出発。

美東町から峠を下る際には、道沿いのコスモスにも目が癒されたが、山口市内へ近づくと交通量がかなり増える。

連休前の週末。みなさん朝から気忙しく働いている。私も安全運転を肝に銘じながらの運転。

湯田温泉街、6軒目の生花店さんにタマゴをお届けする。

お店前は道幅が狭いので斜め向かいのカラオケ屋さんの駐車場に車を止め、自転車屋さんの前を挨拶して通る。

いつも車を止める駐車場の端に、無料の「足湯」があり、8時半をすぎるとボランティアで掃除をされている男性と顔を合わせ挨拶する。

細い道なので同じ時間帯で走ると、毎週同じ業者さんとすれ違ったりで、自分の時計を確認しながら先を急ぐ。

朝のカラオケ屋駐車場は営業時間外なので皆さんに重宝され、豆腐屋さん、周辺の居酒屋から出たゴミを収集するパッカー車などなど。

毎週金曜日、朝の慌しい風景。周りの人が落ち着いて仕事を淡々とこなしている姿に、先を急ぐ自分の気持ちも落ち着けた。

中原中也記念館から「松田屋」に抜ける交差点は引っかかると長い。

維新の志士ゆかりの湯があると有名な旅館。この時間、女将さんが見送りで忙しく、大体のお客さんが歴史ある玄関の前で記念写真。

いつもの風景を目にしながら湯田温泉を通過した。

今日も一日ありがとうございます。

あだちまさし。

心と体

朝6時。気温20度。晴れ。10月だが最高気温も30度近くまで。

台風一過の爽やかな秋晴れ。

Fさんと採卵をはじめ、暴風対策で閉めた鶏舎の雨戸や、心配な場所に打ち付けたトタン、風で飛ばされそうな物を片付けた場所から元に戻す作業で一汗。

パートさんに選別をお願いして、二時間半ほど草刈りをした。そろそろ草刈り作業も終わりに近づいている。

雑草の勢いも「まだまだ伸びまっせぇ」の真夏から、「お手柔らかにお願いします」のシンナリ具合。

日差しはキツイが、季節の移り変わりを肌で感じる。

Iさん。昨日は給餌なしの鶏舎の餌箱はかなり少なめ。約1・2トンの餌を、タンクから配餌車に落とし、スコップとバケツで鶏の胃袋を満タンにしていく。

Fさん。午後から135袋の堆肥袋詰め。約2.5トン。糞つまり状態の解消への力仕事。

二人とも相当体力を使った一日だったと思う。

お互いに元気で働ける丈夫な体に恵まれたことに感謝。

あと、私が給餌しなければと「強い使命感」をもって、いつもの倍以上の仕事をしてくれたIさん。

「わしがやらんにゃぁ、する人おらんじゃろう」のFさん。「強い責任感」で臭い仕事をすすめてくれる。

体が資本だか、実際は「心」が伴わないと。

体力と気力を充実して仕事に当たってくれる仲間に感謝。

あだちまさし。

台風18号通過

朝6時。気温22度。くもり、雨。台風18号通過。

先週末から頭を痛めていた「台風18号」が本日、山陰沖を通過して北陸、東北地方へ。被害が少ないことを祈る。

農園の最大風速7メートル。被害、怪我などなく一日の作業を終え安堵。

ウェザーニュースとSNSの台風コミュを睨めっこしながら数日。勢力が増す台風の進路予想もコロコロかわり、速度が遅いこともあり、暴風対策などをしながら不安ばかり大きくなる。

市内の小中学校は早々に臨時休校を決めたので、お客さまにも多少の無理をお願いし、水曜日の配達を多少前後させていただいた。

先日の日曜日に「吉部小学校運動会」があったため、農園のシフトも土曜日から変則モード。

加えて、台風接近の心配。今週末から飼料メーカーが3連休とのことで、飼料確保の心配。

自分の力で何とかできることに手を打ちながら、自分の力ではどうにもならない現実と、毎日、元気なタマゴを産んでくれる鶏。

昨日、一昨日と体が溶けそうな一日だったが、今日はFさんも3連休明けで元気に出勤してくれありがたかった。

昨日の予報より、台風の速度が遅くなっていたので、Iさんには休んでもらい、先週末からの疲れを癒してもらう。

お客さまに多少ご迷惑をおかけしたが、父が悪天候の早朝から配達を手伝ってくれたおかげで一日を終えることができた。

少し時間をつくることができ、調子が悪かった携帯を保障サービスを使って、やっとのこと交換してもらう。

相変わらず「ガラケー」だが、随分長い間、故障していたカメラが使えるようになったので少しずつ画像も更新していきたい。

今日も一日ありがとうございます。

あだちまさし。