月別アーカイブ: 2016年9月

横へ横へ

朝6時。気温20度。雨。お昼前から風が出て気温下がる。Tシャツでは肌寒い一日。

昨日のこと。

Fさんの同じ集落の方が亡くなり葬儀に出席するため、農園の作業を通常とは違うリズムで進めるようIさん、F井さんにお願いする。

彼の集落では出棺の際、集落の男性が棺を運ぶのが慣例になっているとお母さんから聞いていた。告別式は近くのお寺であるので何かと男手がいるだろうと、「10時までは仕事できます」と有り難い申し出をしてくれたが30分早く上がって良いと伝えていた。

私も配達に出るため農園内の仕事はIさんにノートで細かくお願い済み、ただ昨日は雨で彼女自身の判断で進める仕事も多かっただろうと思う。

時計から目が放させない中での配達。小野田市内は雨足も強く、時間どおりに農園の仕事を進めるには、作業車を運転できないIさんの負担はかなり増えるだろうと心痛めた。

12時すぎ、農園にもどり予想どおりの力仕事をこなしてくれた彼女に頭が下がる。弁当を食べ終わった彼女は机に「つっぷして」昼寝中だった。

朝早くから仕事を済ませてくれる人、自分の仕事をこなしながら園内で仕事をする人を気遣ってくれる人。鶏の産卵ペースに合わせ、私の指示を忠実に守ってくれた人。

みなさんのおかげで、お客さまに新鮮タマゴをお届けできることに心から感謝した。

ホッとした夕食後、Fさんからメール。

「今朝、Iさんからお金の入った封筒を預かったが、どうすればよいですか」

「香典」だとピンときたので、すぐに彼に電話をかけ事情を聞いた。「ご仏前○○」と書かれた封筒を彼女から預かったので、母に渡し記帳してもらいましたとのこと。

Iさんとのノートには「近所」の葬式と書いたが、この「近所」が私の説明不足だったことを反省する。

彼女のお母さんにも電話して家庭内でのやりとりをお聞きしたところ

「ノートを見せて、顔の前で封筒と、その中にお金を入れろと険しい表情でゼスチャーするので三千円入れて渡しました。こんな時、娘は私の言うことを聞きませんから。私の知らないところでお世話になってるかもしれませんし」

雨の中、いつもの倍以上の仕事をしながら、精一杯の心配りをした彼女を発見し、自分の至らなさを見つめ直す。

12年前、当時の町会議員さんから紹介を受けて聴覚障害がある彼女の自宅へ伺ったときは20歳の青白い顔をした華奢な女の子だった。中学卒業後は家で過ごすことが殆ど。反対するお父さんを説得して農園の仲間になった。

私自身、分からないことばかりの鶏との生活。当然、彼女にも充分なことは出来てないと常に感じる。

彼女の生活をグングンと縦に伸ばしてやる歩みは遅いが、横へ横へ根を張るような心使いが出来る自分になりたい。

あだちまさし。

お榊

朝6時。気温20度。くもりのち晴れ。最高気温29度。湿度がややあり、久しぶりに大汗をかきながらの採卵。

鶏も夏場に減った体重を戻そうと必死に餌を食べる。カレンダーや昔の統計を鶏自身は見ることはないと思うが、気候の移り変わりには私たちより敏感。

給餌の負担はIさんにかかる。今日も500キロ近くの餌を鶏舎に運んでくれた。明日の朝も、好調な産卵状態であるだろうと期待する。

2年ぐらい前からタマゴをお届けしている「お榊屋さん」。

今年の新芽が出る時期、ご職業をはじめてお聞きし、我が家の「お榊」を月に二回お願いしている。

山から榊を切り出し、自宅へ持ち帰り、榊を整えてまとめる。

それを、お約束があるお客さまや市場へ出荷することを生業とされている。

毎月1日、15日前の月曜日に、自宅と農園の神前に供えるお榊を用意してタマゴを待っていて下さる。

気さくな奥さまとの受け渡しだが、車に「お榊」を積みながらの配達は考えることが多い。

だらしない私に節目を教えて下さり、ありがとうございます。

あだしまさし。

もちろん

朝6時。気温18度。くもり後雨。最高気温27度。やや湿度あり不快感。

Fさんと一緒に採卵、8時すぎまで。60%の採卵を終え、いつもの分担作業。

6時すぎからの早朝作業だったので、11時半にはお互い昼休みをとる。彼の自宅は農園から2キロほど。農園に勤務はじめた時から、昼休みは自宅に帰り昼食。

午前中の仕事が辛かっただろうと、早めに休憩を入れるのだが、30分で農園に戻ってくる。

特に忙しい仕事を頼んでないが、私の作業前へチョコンと座る。

私も手を動かしながらの一人仕事なので、それほど余裕がないが、少しずつ言葉を投げる。

今朝、集落のお年寄りが亡くなられ、28日水曜日が近所のお寺で葬儀と耳する。

「その日、わしも葬式に行ってええんか?」

と彼に尋ねられ、それは「もちろん」と快諾した。

後悔の残らないようお見送りしてもらいたい。

鶏が人生の足かせになって欲しくない環境を整えられない自分を責める。

あだちまさし

一喜一憂コメント

朝6時。気温19度。晴れ。最高気温30度。残暑厳しい日差し。

Fさんが早朝から採卵を済ませてくれたのでグングン仕事がはかどる。10時すぎ、タマゴを積んで直売所へ出発するころには65%を梱包することができた。

大変ありがたく、農園で働く皆さんには心苦しいが久しぶりに20分ほど昼寝させてもらう。

農園に帰り残りの仕事に取りかかる。午後から採卵するIさんの息遣いが荒い。

いつものサインを心配したが、笑顔で農園を後にする。彼女は明日は休み。リフレッシュして良い顔で月曜日に出勤してきてもらいたい。

ペナントレース中は、彼女との交換ノートには試合結果が書いてあり、一喜一憂コメントを残す。

カープの優勝が決まったので、最近はスポーツ欄を飛ばして新聞を読んでいたが、

昨夜、彼女が応援する巨人が横浜に大敗したことを知り、クライマックスシリーズの行方が心配になった。

「横浜の調子が上がるのが一番やっかいです」と交換ノートに書き込んだ。

真っ赤に染まるスタジアムに行きたい・・・

あだちまさし。

キレイになれるお店

朝6時。気温19度。晴れ。最高気温26度。日差しはキツイが爽やかな秋晴れ。

8時すぎまで農園の仕事を手伝い配達へ出掛けた。各鶏舎、鶏もすごぶる元気で餌もガッツリ食べている。

食べない時期に比べると気持ち良い「食いっぷり」。今度は夏場と逆の苦労になるが、しっかり食べた分、タマゴの中身は充実してくる時期。

お客さまに喜んでいただけるタマゴをお届けできるよう。鶏さんに頭を下げながら採卵した。

200キロ強の周南便で15時ごろ伺う美東町の「三和さま」

衣料品店という呼び名は的確でなく、ブティックと言って良いものか、このあたりのセンスに私は疎い。

風水で「大寒タマゴを食べると金運が良くなる」と言われているそうであるが、この「大寒タマゴ」を随分前からスポットで大量注文いただいていた。

昨年から毎週金曜日の定期注文になり、三和さまを経由して常連のお客さまへタマゴをお届けしている。

店内は美東町で「キレイ」になりたり女性が集まるサロンになっており、これまた私に縁のないエステなども併設され賑わっている。

農園のご近所にお住まいのご婦人も見かけること多々あり。美を保たれる女性のネットワークの凄さを感じる。

定期的にイベントをされ、今日は「筆圧鑑定士」の女性が鑑定中。

毎回、代金を受け取るわずか間、お茶を楽しんでおられるお客さまとタマゴの話題になる。

少し前まで、このあたりで庭先で鶏を飼っている家庭は珍しくなかったと聞いている。

産みたてホカホカのタマゴを鶏小屋から拾い、アツアツご飯にかけて食べたとか、夏場の仕事や鶏の様子も気遣っていただいた。

今日、年配の女性が「涼しくなってタマゴの張りが戻ってきたねぇ」と玄人評価をいただく。

理解があるお客さまの一言が心から嬉しかった。

生産現場での苦労、お客さまから感謝のお礼。どちらも経験した人にしか分からない醍醐味がある。

今日も一日、ありがとうございました。

あだちまさし。

人は動かず

朝6時。気温19度。晴れ。最高気温26度。久しぶりの日差し。

農園に到着するとFさんすでに採卵中ありがたかった。少し採卵を手伝い小野田市内へ車を走らせる。

13時前農園へ戻ると、手際よく選別されパック詰めを待つタマゴがズラリ。水曜日の朝から配達へ出るようになりF井さんには2時間勤務時間を延長していただいた。

年を重ねる事、少なくならなければいけない労働を増やし申し訳ないが、本日も感謝。

午後から採卵するIさん。私の帰る時間を気遣ってか、いつもより10分ほど作業場にタマゴを持って帰る時間が遅い。できるだけ採り残しがないようの配慮だと感じる。

明日は祝日、バスの都合でいつもより早く仕事を終えなくてはいけない事を彼女自身理解しているようで「もうひと頑張り」の仕事をして笑顔で農園を出る。

何もかも当たり前のようで、当たり前ではない一日に感謝。

20歳から勤務した長崎の小さな福祉工場で貴重な体験をさせていただき、今の自分があると思う。

悩み事も多かった時期、障害者雇用促進協会の研修に出席した際、山本五十六の言葉に出会い深く心が動いた。

やって見せて、言って聞かせて、やらせて見て、
ほめてやらねば、人は動かず。

以前とは年齢も環境、仕事も立場も変わったが、今、自分が共に働く仲間に対してどうか。と姿勢を正す。

今日も一日ありがとうございました。

あだちまさし。

強風のなか心は晴れ

朝6時。気温19度。くもり。台風16号の強風域。九州を通り四国沖へ向かう台風の影響で風速10〜15m。

お昼すぎまでゴォーゴォー、ビュービューで山が揺れる中での仕事。幸いに雨がなく普段どおり、汗ばむことなく仕事ができた。

Fさん休みの昨日、今日。産卵状況も好調で鶏の様子を観察しながら鶏舎を回る。暑さが厳しい先月と比べ、私の足取りも軽い。

10月最初の日曜日は「吉部小学校」の運動会。地元のFさん、F井さんには「休んで運動会を盛り上げて下さい」と伝えている。全校生徒27人の運動会を町中あげて応援する恒例行事。

この日はIさんと二人で農園作業をまわすよう考えているので、その手順を考えながら一人仕事を黙々と。

朝早くからタマゴを追いかけて仕事したいのだが、そこは鶏のご機嫌と体調次第。

Iさんの場合、鶏のそれに合わせて、農園へ通ってくる吉部行きのバス時刻にもしばられる。過疎集落へ入ってくる始発バスは土日、祝日は到着9時すぎ。

それに加えて、帰りのバスも少なく14時には農園を後にしなければならない。その間の仕事を頭でイメージしながら採卵を続ける。

ここで仕事をはじめた頃、小学校、中学校、幼稚園が合同で運動会を開催されていた。地域ぐるみの行事なので、市内の小学校とは違い稲刈りが終わる時期が町をあげての運動会になる。

午前は学生プログラムで、午後は各集落ごとの団体競争。随分前になるが、仕事を終え川向かいのお宅の前を通過する時、運動会後に千鳥足で「ウナギ」を抱えて持っておられるご主人が「運動会の掴み取りの景品」と言われたのに目を丸くした。

いつだったか忘れたが、幼稚園は閉園し、中学校は船木中学と統合された。ここ最近は少なくなった小学生を地域あげて応援する暖かい行事だと想像する。

F井さんの集落には小学生一年生が一人。二十数軒が家族総出で午前中は彼の応援。午後から集落対抗で汗を流す。F井さんの集落は集会所で早朝から人数分の手作り弁当を作り、お昼休みは集落唯一の小学生を囲み盛り上がると聞いている。

Fさんの集落に何人小学生がいるか分からないが、27分の1のが甥っ子の「小学校2年生のまぁくん」。昨年は一輪車が上手にだったとメールで報告してくれ嬉しかった。私と同じ年の彼は吉部では若手。積極的に人と関わることは苦手だが、頼まれれば嫌とは言わないだろう。むしろ嬉しいはず。雨天でも体育館で開催されるので、地域の方と深い交流をしてもらいたいと切に願う。

強い風が吹く中の作業だったが10月2日の作業目処が立ち、心が晴れた。

今日も一日ありがとうございます。

あだちまさし。

新米の味は少し辛抱

朝6時。気温20度。くもりのち雨。予報がはずれIさん雨の影響受けず作業はかどる。ありがたし。

農園へ向かう途中、オシリあたりに違和感を感じ、到着後、トイレにてオシリを確認。パンツが後ろ前逆で慌ててはき直し採卵を始めた。

前日の疲れを引きずりながらの月曜日の朝だったが、8時すぎに「トシちゃん」来園。祝日なので息子さん2人を連れて堆肥を引き取りにきて下さった。

Fさんが一人で倉庫に運ぶと一時間弱かかる仕事だが、トシちゃん親子3人で15分で済ませ早々と帰っていかれた。

約2トンの出荷。雨の合間をぬって、良いタイミングで鶏舎がキレイになったことに感謝。

帰り際、新米10キロをお礼に頂き、喉がゴックン。

しかし、我が家の飯米は農園近所の農家さんで、あとわずかストックしていただいている。

もう少し「新米」の味を辛抱し、今日の「新米」は家内の実家に発送することにした。

実りの秋に感謝。

あだちまさし

タケちゃんとトシちゃん

朝6時。気温22度。雨。最高気温23度。湿度高く風なし。

昨日、打ち合わせしたとおり大雨の7時前からFさんと一緒に採卵。合羽を着ての一時間で汗びっしょり。その後、彼は給餌。私は選別。

お互いの作業量を考えて私が仕事のバランスをとったが、やや自分の仕事量が多くなり、かなり疲れた日曜日になった。

先日、鶏を500羽出荷した。夏場の生産低下が想像以上で2週間以上の遅れが出た。ヒナの導入日を逆算するとギリギリの日程で、受け入れ準備で頭を痛め、Fさんと共に汗とホコリの一週間で体力を消耗した。

台風16号の進路も心配で、頻繁にウェザーニュースを確認しながら仕事の段取りをした数日。

金曜日に吉部の農家さんに「鶏ふん堆肥」を150袋受け取りに来ていただく。圃場の具合と天候のタイミングが良く「約3トン」を出荷することができた。

雨の心配が比較的少ない21日以降にもう一度と約束していた。ただし「雨が降らなければ」とひとつ条件つきで。

台風の速度が遅く、週間天気や翌日の降水予報がコロコロ変わっているので、吉部の農家さんには水曜出荷の断りを入れ、上小野の頼りになる二人に電話する。

ひとり目は「タケちゃん」。長い間、ひとりで農園の堆肥を周辺農家さんへ配って回られる60代男性。足が少し不自由だが、いつも加勢人を連れてこられ季節に関係なく軽トラで堆肥を持っていかれる。

保管の現場は見たことないが、加勢人の中に大きな倉庫を持っておられる方があり、そこで300袋程度保管し、農家さんからリクエストがあると圃場に運ばれている。

わずかの「手間賃」をもらっている様子だが、そのことを直接聞いたことはない。笑顔で仕事をして下さり、毎年一俵の新米を届けて下さるので、こちらが恐縮する間柄。

今朝の電話では、小野の農家さんの水田は稲刈り前で加勢人を数日で集めることが難しいとのことで諦めた。

ふたり目は「トシちゃん」。タケちゃんの先輩。茶畑と水田。かなり広い面積を耕作されているとお聞きしている。堆肥施設を持っておられ、農園の堆肥とスクモ等、いろいろ混ぜて再発酵させてから圃場に散布、耕して土壌を作られる。

大雨の中の会話、「今日は雨で仕事が出来んから、なんなら今から取りにいきましょうか」の勢いで大変有り難かったが、明日か明後日にして下さいとお礼を申して電話を切る。

水田は稲刈り前だが、収穫後の「もみすり」をする際、モミガラの落下地点に鶏ふん堆肥を撒いておき、同時に撹拌できるので助かると喜んでいただいた。

袋づめした堆肥の行き先が決まり、22日には予定通りの「洗浄、発酵」作業ができそう。

昼休みにFさんと一週間の打ち合わせ。農園内で気になっていた仕事の段取りをつけてくれた。雨の中の一日だが疲れと心配事が少し減った。

農家さんが持ち帰れた「鶏ふん堆肥」が作物の生育に役立つよう心から祈ります。

今日も一日ありがとうございます。

あだちまさし。

バランス、タイミング、モチベーション

朝6時。気温20度。くもりのち晴れ。最高気温29度。湿度高め。

昨夜から気がかりなことがあり、今朝の仕事の段取り、一週間先のこと、これから先のこと。

仕事の段取りはつけた。

バランス、タイミング、あとモチベーション。

そんな感じ。

あだちまさし

タマゴが冷蔵庫で爆発した

朝6時。気温20度。雨のちくもり。最高気温25度。湿度高め。

6時30分。車の荷台へタマゴを満載して出発。雨足が強くなり1軒目のお客さまの軒先で長靴に履き替える。

7時50分。18軒目のお届けを終え、西宇部小学校前から右手に坂を下る。

宇部市内西部が見渡すことができ、一番先には「宇部興産大橋」が見える。ここから見下ろす場所を半日配達してまわる。少し腹筋に力を入れ「ヨッシ」と気合。

ここから小野田駅前へ抜ける道は朝のラッシュが上下線とも激しい。宇部駅から小野田駅まで間、高校が4つあり、保育園もいくつもある。雨の日は、駅、学校、保育園の送迎に合わせて、傘をさしながら自転車を走らせる学生で運転に神経をつかう。

8時50分。30軒目のお客さま。駐車場に車を入れる際に、年配のご主人が「何か話しがある」の雰囲気で待っている姿をバックミラーで確認する。

車を降りるなり「前回もらったタマゴが冷蔵庫で爆発した」と割れた殻と白身と黄身で汚れたパックを差し出される。

電話でのクレームと違い、顔を合わせての会話なので、ご主人の「立腹具合」を確認しながら、できるだけ丁寧に状況を確認させていただく。

冷蔵庫に入れているタマゴが「爆発」する原因は思い当たりがある。ただ、お客さまへ原因を押し付けがましく話さないよう、いつものように、ゆっくりと話を聞く。

先は急ぐが「慌てない。慌てない。」

5パック届けた最後の1パックに全部ヒビが入り、中の3つは中身が飛び出し爆発した。とおっしゃる。

お客さまと一緒に冷蔵庫を確認する。「やっぱり」と感じたが、ひととおり事の顛末をお聞きする。

最近、冷蔵庫の調子が悪く痛んではいけないものだけを、倉庫から引っ張り出した旧式冷蔵庫に保管されていたらしい。

「貴重なタマゴだから」と冷気が一番あたる冷風口に近くで一週間保管していたところ、5パックあるうちの最後1パックが爆発した模様。

三段階ある冷気の調整は「強」。古い冷蔵庫で冷気が安定せず、チルド状態でタマゴを凍結し、膨張した卵白が殻を割ったのだろうと説明し「なるほど」と納得していただく。

そのタマゴはどうしたか尋ねると、やはり「貴重なタマゴ」だがらと前置きし、火を通して食べたとのこと。

古い冷蔵庫の調整を「中」にして、冷気が直接あたらない場所に保管して下さいとお伝えする。

配達時間に敏感でよく携帯電話が鳴るお客さま。

卵焼きにして食べてが「どうもなかったわぁ」と安心して大笑いされるご老人に「こんな時こそ電話下さいね」とお伝えした。

農場にも何度か足を運んでいただいたことがある。「貴重なタマゴ」とおっしゃって下るお客さまには心から感謝。

多くのお客さまに支えられての仕事。今日も一日ありがとうございました。

あだちまさし。

昨日は大雨の中、ありがとう。

朝6時。気温20度。晴れ。最高気温27度。

昨日降った雨のおかげで空気が澄んで風が気持ち良い。農園入口、大きな柿の老木の根元に毎年顔を出す「彼岸花」が芽を出す。

作業に取り掛かる前、いつものようにIさんが前日の夕方に採卵した卵が58個。

月・火・木・金は彼女が16時前ごろから採卵室の最後の卵を回収する。それ以外の三日間は私が。

夏場に体力を消耗した鶏は産卵に時間がかかり150個ぐらい。これから産卵ペースもあがり、一番少ない時期は30個あるなし。

産卵好調の時期は極寒になるので一晩中、冷気にさらされた卵は凍結する。

地味な仕事だが大事な仕事を彼女と分担している。

昨日は午後から雨が激しくなり、13時から採卵した彼女の雨具は水分をタップリ含みグッタリし、雨よけの体をなしていなかった。

15時前に配達へ出掛けるが、最後の採卵をお願いする「念押しのメモ」を渡すのも酷であり、ただ「今日は雨が降るからやめましょう」と安易に妥協させるのも、どうかと思った。

あとは彼女の判断で。と割り切りドシャ降りの中の配達。小野田市内を通過するころには風も出て横殴りの雨。

私も一回車を降りるわずかな時間でズブ濡れになり。時計に目をやりながらIさんは、この雨の中、どんな判断をするか気がかりだった。

朝、彼女が「58個」をどのように集卵作業をしたか想像しながらの採卵。きっと大変な思いで作業しただろう。

今日預かったノートに「15時55分採卵室の集める」と書いてあったので、アンダーラインを引き、

「雨の中、大変でしたね。大事な仕事をありがとう」とコメントして返した。

今日も一日ありがとうございます。

あだちまさし。

朝寝坊

朝6時。気温20度。雨。日中20度前後で推移し、午後から激しい雨。

長男が「寝坊したぁ」と二階から慌しく降りてくる足音で目が覚める。5時50分。

耳を疑いながら携帯を開くと電源オフになっている。理由はわからないが、とにかく慌てる。

今日は鶏の出荷でFさんに休日出勤をお願いしていた。約束の時間は5時30分。

家内に当たり散らしたかったが、寝坊した私が悪いので「迎え撃ち」にあうことは確実。Fさんに電話をかけながらアクセルを踏む。

農園までは片道25キロ。どれだけ急いでも30分はかかる。 空を飛びたかった。

6時30分農園に到着し、走って鶏舎に入ると、網戸を改良して作った柵の中には追い込まれた鶏が100羽ぐらいとFさん。

あれこれ言い訳を考えていたが「ごめん」と一言伝え、「はい。5羽」の作業に入る。

7時30分に500羽を捕鳥カゴに入れ終えたころ、業者さんが大きなトラックで橋を渡ってくる。

私の寝坊で、Fさんも休憩なしで約30キロあるカゴ、50ケースを搬出し、私もバタバタと採卵を始める。

出荷作業の後片付け、軽トラを洗浄し、9時にFさん帰宅。

雨が強く降る中、Iさんにも、いつもより多めの仕事をお願いした。

皆さん、大変ご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。

あだちまさし。

カープおじさんはお疲れ

朝6時。気温18度。晴れ。最高気温29度。

6時半すぎからFさんと作業始めるが、一週間前とは違い、お互い鶏に追われる一日になる。

採卵しながら鶏を運動場へ放してやる。

一番最後に入った鶏舎のドアを開け、一斉に運動場へ飛び出す仲間を尻目に、鶏舎の隅で精一杯の力を振り絞りながら産卵状態の鶏が一羽。

お尻を触ると、相当大きなタマゴで難産状態。お腹に力を入れ、肩から先の羽を広げ、トサカまでの首の羽根は逆立っている。

「もうちょっと、かんばれ!」と落下地点に手を添えて、しばらくするとホカホカの大きな二黄卵。90グラム。普段の1.5倍である。

産卵後、あたりをキョロキョロし、運動場で遊んでいる仲間を見つけると、大急ぎで鶏舎から飛び出す。

本来の生産にもどり、作業は二割増し。採卵中に二黄卵に遭遇し、言葉は話さないが鶏の体調が良いことを実感する。

昨夜、7時半。テレビの前で「カープおじさん」になる。久しぶりの地上波。しかも優勝がかかったゲーム。

打線は好調だが、黒田投手の継投だけが気がかりだった。

6回を凌ぎ、黒田が勝利投手の権利をもってマウンドを降りたところで、私もテレビの前で記憶がなくらなる。

12時すぎに目が覚めた時は、優勝が決まっており、snsなどニュースをハシゴしながら、ニュースのコメントを読みつくし、やはり力尽き就寝。

朝刊でsns「広島優勝」のおさらいをして、静かにガッツポーズを上げる。

元気いただき、ありがとうございます。

あだちまさし

朝6時。気温18度。晴れ。最高気温29度。

6時半すぎからFさんと作業始めるが、一週間前とは違い、お互い鶏に追われる一日になる。

採卵しながら鶏を運動場へ放してやる。

一番最後に入った鶏舎のドアを開け、一斉に運動場へ飛び出す仲間を尻目に、鶏舎の隅で精一杯の力を振り絞りながら産卵状態の鶏が一羽。

お尻を触ると、相当大きなタマゴで難産状態。お腹に力を入れ、肩から先の羽を広げ、トサカまでの首の羽根は逆立っている。

「もうちょっと、かんばれ!」と落下地点に手を添えて、しばらくするとホカホカの大きな二黄卵。90グラム。普段の1.5倍である。

産卵後、あたりをキョロキョロし、運動場で遊んでいる仲間を見つけると、大急ぎで鶏舎から飛び出す。

本来の生産にもどり、作業は二割増し。採卵中に二黄卵に遭遇し、言葉は話さないが鶏の体調が良いことを実感する。

昨夜、7時半。テレビの前で「カープおじさん」になる。久しぶりの地上波。しかも優勝がかかったゲーム。

打線は好調だが、黒田投手の継投だけが気がかりだった。

6回を凌ぎ、黒田が勝利投手の権利をもってマウンドを降りたところで、私もテレビの前で記憶がなくなる。

12時すぎに目が覚めた時は、優勝が決まっており、snsなどニュースをハシゴしながら、ニュースのコメントを読みつくす。その後力尽き就寝。

朝刊にてsns「広島優勝」のおさらいをし、静かにガッツポーズを上げる。

元気いただき、ありがとうございます。

あだちまさし

嬉しいメール感謝

朝6時。気温18度。くもりのち晴れ。最高気温29度。

5時半にFさんから嬉しいショートメール。

「ボクが早めから採卵しますから、ゆっくり7時半に来て下さい」

目は覚めていたが、忙しく運動会の弁当をつくる家内の様子を見ながら寝床の中でメールを確認する。

「ありがとう」と返信。

運動会開催を知らせる「花火」の大きな音を聞きながら、彼の心がいま何処にあるか考える。

涼しくなり、やっと鶏の産卵活動も上がってきたので、今週始めに鶏の出荷調整をした。

今月は処理場も閑散期らしく、業者とは月曜日の早朝集荷で即決していた。

ただ、一人ではこなせない仕事。Fさんと打ち合わせが必要なのだが、先週末から届くメールでは気持ちが下がっているようでタイミングを躊躇していた。

朝日が昇る時間も日々遅くなる中、夜明け前からの仕事を頼まなければならない。

木曜日の昼休みに、出荷の事情を伝え、休日出勤をお願いして、彼に月曜日の段取りを任せた。

産卵状況も回復途上なので、採卵、その後の作業を考えて彼が出した結論は「朝5時からやりましょう」だった。

とても頼もしく感じ、自分の仕事も調整する。頭ごなしに命令することなく段取りできたことが何より嬉しかった。

責任を任せ、相談した時、彼の表情はあきらかに明るい。彼の返事を待つ時間も心地好い空気が流れる。

時折見せる、世の中の不幸せを一人で抱えている表情とは正反対。

メールが届く度、彼の心の底に少しずつ触れるような感覚があり、気持ちが引き締まる。

月曜日の休日出勤がハードな仕事になるので「土曜の午後からは休んで下さい」と伝えていた。

もしかすると今朝のメールは彼からの私へ対する配慮だったかもしれない。

嬉しいメールありがとう。

あだちまさし。

袋詰め 25袋 合計0050袋

運動会の季節

朝6時。気温18度。くもりのち晴れ。最高気温29度。

自宅を出発、帰宅する時間、ライトをつけて運転するようになった。今朝は冷たい風で寒いくらい。

鶏舎に入ると鶏も絶好調の食欲で産卵ペースも上がってきた。品種改良も年々進んでいるが鶏が「ハイブリット」になることは絶対にないだろう。

季節の移り変わりを感じながらの日々は長く続くと思う。

7時前にFさんと打ち合わせをして配達へ出掛ける。

防府、周南市内を通過する際に見える中学校の校庭は、どこも「運動会」の練習で忙しそう。

我が家の長女、次男も、明日は運動会である。

家内も弁当作りで早朝から忙しそうだし、前日のライン引き等の準備で疲れた長女は夕食も食べずに爆睡中。

運動会に行けないのは少々残念だが、最近、少し「腑」に落とす方法を自分なりに変えた。

多少、心はザワザワするが、子供たち二人が良い思い出をつくってくれることを心から祈る。

あだちまさし。

嬉しい誤算

朝6時。気温21度。晴れ。最高気温27度。昨夜の雨で涼しい風が吹く。やはり日差しはキツイが心地よい穏やかな一日。

採卵を半分ほど手伝い、それから草刈り2時間半。6月から凄い勢いだった雑草も8月の日照りで元気なく。気持ち良く刈らせてもらいました。

その後、お客さまから頼まれた堆肥を5袋詰め、いつものタマゴリレーを始める。

木曜日までは持つだろうと計算していた飼料が、水曜日の午前中に底をつき、鶏舎には飼料があるもののIさんの作業負担が増えることを心配しながらバルク車を待った。

農園の状況を配慮していただき、いつもより2時間早い10時すぎに5トンの飼料が届く。Iさんはいつもより2時間遅く餌入れを始めることになり12時10分に餌入れ終える。

産卵状況、体力ともに回復し、涼しくなり腹を空かせた鶏は我先と餌をつつく。嬉しい誤算だった。

Fさん、午後から草刈り。放置しておいた奥の空き地を、午前中、私が使った草刈機の先端をチップソーに付け替え一時間半。

今夜の夕食は「秋刀魚」。

おととい、F井さんから「すだち」のお裾分けを頂いた。現在、ドイツ在住の娘さんのご主人の実家「徳島県」から頂かれた「すだち」。

秋の味覚を引き立てて下さり、ありがとうございます。

あだちまさし。

袋詰め 5袋

計0025袋

いよいよカープ優勝か〓

朝6時。気温22度。晴れ。最高気温29度。7時前まで採卵を前倒し、Fさんとバトンタッチし配達へ。

かなり湿度が高かったようで、昼過ぎに農園に戻るとF井さんもグッタリ。「11時ごろ湿度が90%超えました」と報告を受ける。

労いの言葉をかけて、私も一緒に作業に取り掛かる。肉体的疲労はあるが、産卵状況が安定してきたので、作業効率も随分良くなってきた。

テレビをあまり見ない生活を送っている私は、携帯と新聞でニュースを確認する。

4時の目覚ましと同時にチェックしたのは「広島カープ」の試合結果。

新井さんの活躍で、ジャイアンツも勝ったものの確実にマジックを減らしてくれ気持ち良く朝のスタートを切る。

新聞に目を通すと、今年、広島が優勝すると楽天が初優勝した時を上回る「331億円」の経済効果ありとのこと。アヤカリタイ。

スポーツ少年ではなかったが、小学校時代、桑田、清原擁する「PL学園」と「宇部商業」が夏の甲子園決勝戦で対戦して以来、野球観戦は大好き。

高校3年の冬に受験で広島に行った際、西広島駅周辺は「優勝セール」の名残があり、活気があった。

2年間、広島市内で学生生活を送ったのだが、カープが勝つと近くのスーパーで「赤いモノ」の安売りがあったことをよく覚えている。

トマトとか、ハム、ケチャップなどなど。

友人と一緒に何度も行った「広島市民球場」最高だった。

生ビールを飲みながら、外野スタンドでメガホンを叩き、カープの応援歌を大きな声で歌い、七回裏の攻撃前に「ロケット風船」と飛ばす。

今年は絶対優勝してくれると信じて「1993年」の成績を振り返る。

まだまだ燃えさせて下さい。

あだちまさし。

●1993年セリーグ結果。

? ヤクルト

野村監督率いる「ID野球」。飯田、古田、広沢、パウエル、池山。抑え、高津。

? 中日

一番「立浪」四番「落合」。彦野が広島でハメを外すと有名だった。山本昌広17勝。

? 巨人

吉村、腹、駒田が主軸。後半戦から、元木、松井がレギュラーに。槙原、桑田、斉藤のローテーション。

試合後に松井が「お好み村」に出没すると聞いていたが「ゲット」したことなく・・・。

? 阪神

オマリー、パチョレック、亀山。一番は固定で「和田」。新庄、代打でボツボツ。

? 横浜

往年のスーパーカー「高木、屋敷」が1、2番。島根県、江の川高校出身で甲子園で活躍した「谷繁」がキャッチャー。

大魔神「佐々木投手」は迫力ありました。

? 広島

ミスター赤ヘル「山本浩二」率いるカープは最下位でした。ただ、前年の達川引退試合にはリアルの涙でした。

先発が「ピリッ」しない中、リリーフの大野豊投手は大好きでした。当時、代走で「緒方」が、代打で「金本」が出てたように記憶してます。

オーダー

1 野村

2 正田

3 前田

4 江藤

5 ブラウン

6 小早川

7 山崎

8 西山

ピッチャ-

佐々岡

川口

長富

北別府

中継ぎ?

大野

自画自賛炒飯

朝6時。気温22度。晴れ。最高気温30度。ちょっと油断した残暑にかなり体力消耗。湿度も高く、日差しもキツイ一日。

8時半、採卵を終え車を止めたと同時にFさん休日出勤。暴風対策の重しが一人では撤去できないので二人で30分ほど。私は通常作業、彼は鶏舎周りの草刈りを昼前まで。

想定外の暑さの中、心から感謝した。

Iさんも爽やかなピンクで出勤してきたシャツが、昼前には汗で赤色に変わる。

私の愛する「広島カープ」が今週にも優勝を決めそうな勢い。一方、彼女の愛する「読売ジャイアンツ」はここに来て失速。

少し控えめにカープ情報をノートに書いたが、彼女がどう感じるかは分からない。

私の密かな希望は、来年から彼女が「カープ女子」に転身してくれることを願っている。

久しぶりにタマゴを積んで早めの帰宅。17時前。

暑さのせいか、カレーが食べたいと胃袋が脳に激しく伝達するものの「自画自賛カレー」を作る体力なく、「腹が減った〜」と帰ってくる長女のために「チャーハン」を作った。

保冷バックから弁当残りの「から揚げ2個」を取り出し細かく刻み、野菜室の「大葉」同様に。「白菜漬け」の水分を切って同様に。

油を熱したフライパンに、農園タマゴを投入し、ご飯、具材を炒め合わせ火を止め、青葱をサックリ混ぜて、上から炒りゴマをトッピングする。

自画自賛「ちょっとガツンとくる炒飯」

今日も一日、体を思う存分使わせて頂いたことに、心から感謝です。

あだちまさし。

おかげ頂きました。

朝6時。気温22度。くもり、時々雨。のち晴れ。最高気温27度。

土曜日から産卵状況が回復し、安堵するものの、今度は鶏に追われるような状況。ありがたく、忙しい。

6時前から採卵をはじめ、ご機嫌な産み具合にホッとしながら、これから春先までの仕事の段取りを考える。

F井さんが9時の始業までズラリとタマゴを採卵するとが出来た。産卵、卵殻とも気持ち良いほど安定してきた。

10日前は、心配ごとばかりだったが、先の生産見通しをつけることが出来そうである。

今月からは結婚式場のオーダーも多く、生産が上がりつつある今日にとても感謝。

心配していた「台風12号」の影響もなく一日仕事を終えることができた。

昨日、「堆肥の袋詰め」に取り掛かる。

来年の3月まで2000袋を農家さんへ出荷したいと目標を立てた。

昼休み、Fさんに「20袋詰めて、倉庫に運ぶ時間は?」と尋ね、「40分」と少し考え答えあり。

営業に行ったり、配達にいったりと仕事は多いが、この作業は3月末まで積極的に関わり、農園のリズムを大事にしたい。

袋詰め 20袋 計0020

ありがとう。ありがとう。
重ねてお礼させて頂きます。

足立

有明海が心配

朝6時。気温21度。くもり。最高気温28度ぐらい。蒸し暑い一日。

6時半ごろからFさんがグングン採卵を進めてくれ大変助かる。アレコレ台風対策にも時間が避けた。

二日前に比べると産卵状況が良好で、胸を下ろしながら作業ははかどった。

午前の配達で通過する「小野、大山、藤河内」では、稲刈りをされていた。毎年、この地域は早め、早めで田植え、収穫をされているように感じるが、台風12号の通過の予報。

黄金色に実った稲穂を早め収穫される気持ちは察する。暴風で稲穂が倒れ、雨で水浸しになった水田にはコンバインも当分入れられないだろうから。

台風12号の進路が常に心配な数日。

農園のことは自分で何とかなるが、台風接近時の有明海の潮位も気がかり。

島原の港町で生活している家内の実家が気になってしかたがない。

台風被害がないよう祈るのみ。

あだちまさし。

ボクもそう思います

6時。気温21度。くもり。やや湿度ありの気だるい風が少し。最高気温27度。

週末の作業が台風の影響で左右されそうなので、6時ごろから全部の鶏舎を一回りし採卵。鶏舎内では大きな問題なく、明日から台風対策に時間が避けそうである。

速度をやや緩め勢力を発達させ北上すると見られる台風12号の様子を確認しながらの配達。日曜日から月曜日早朝にかけて通過してるくれることを祈るものの、月曜日の仕事に影響がないか心配。

9時すぎ、防府市内へ向かう時、母ら電話あり、飼料タンクから餌を落とすモーターの音が異常なのでIさんの仕事を止めたと連絡受ける。

電話を受けた瞬間、いくつか思い当たることがあったが母に、それを「ザワザワした気持ち」で伝えるわけにも行かず、Fさんに、どのような指示を出すか深呼吸しながら運転。

明日からは悪天候予報。自分の仕事も多くなるし、日曜日は厳しい環境でFさんと仕事をすることも気がかりだった。

音が聞き取れないIさんの仕事を母が止めてくれたことに感謝しながら原因を考えた。

そんなに難しい作業ではないと思うが、鶏の産卵活動にあわせての仕事、なおかつ気象条件に合わせての作業。

楽しみに「元気たまご」を待って下さるお客さまの顔も目に浮かぶ。

鯖山を越え防府市内のいつものスーパーで用を足し、大きな深呼吸をしてFさんに電話をかける。

ゆっくり、今の給餌状況を聞いて、ひとつ、ふたつアドバイスをした。

「ボクもそう思います」と返事があり、あとの結果はどうであれ、私も彼も同じ原因を考えていたので安心するとともに

やはり、最後は私の責任で腹をくくる。

結果、良好だったので何とか一日の営みを終えることができた。

ありがとうございます。

あだちまさし

台風12号発生

朝6時。気温20度。くもりのち晴れ。最高気温27度。

運動場へ鶏を放しながら採卵を手伝い、Fさんへ後のことは任せて美祢市へ向けて走る。

先月からお取引させていただいている「道の駅おふく」の売れ行きが順調で先週から発注数が増えた。そのお礼と今後の打ち合わせに出掛ける。

約束時間より少し早い8時30分に着いたので、売り場を30分ほど見て回った。こんなにゆっくりと店内の商品を見るのは久しぶり。

朝早い時間にも関わらず、お客さまの姿あり、野菜の出荷をされる農家さんありで、なかなか活気がある。

興味がある商品がいくつもあり、品揃えが私好みであった。クーラーを持って来なかったことを後悔する。

約束時間になり、担当の副駅長さまと打ち合わせ。

観光シーズンに入り11月中はお客さまが多いとのこと。少しずつ売れ行きを見ながら受注を増やしていただけそうでお礼申し上げた。

10時前、農園へ戻り薪を刻んだりしながら焼却炉に火をつけたころ、ウェザーニュースから台風情報メール着信。

「台風12号発生。週末に九州直撃の恐れ」

慌てて携帯で進路を確認したところ「最悪のコース」である。日曜日の仕事に大きく影響するであろう台風。

携帯で確認した直後、父からも電話があり、2つある飼料タンクの一つが空っぽなので横転防止のアイディアを貰った。

明日は買い物へ出掛けることが出来ないので、夕方の配達時間を割いてホームセンターで、2メートルの鉄パイプ6本と、それを固定するクランプ8個を購入。

土曜日の仕事は忙しくなりそう。農園の対策も大変だが、熊本で被災された地域も気がかりで心配。

大きな被害がないよう心から祈る。

あだちまさし。