嬉しいメール感謝

朝6時。気温18度。くもりのち晴れ。最高気温29度。

5時半にFさんから嬉しいショートメール。

「ボクが早めから採卵しますから、ゆっくり7時半に来て下さい」

目は覚めていたが、忙しく運動会の弁当をつくる家内の様子を見ながら寝床の中でメールを確認する。

「ありがとう」と返信。

運動会開催を知らせる「花火」の大きな音を聞きながら、彼の心がいま何処にあるか考える。

涼しくなり、やっと鶏の産卵活動も上がってきたので、今週始めに鶏の出荷調整をした。

今月は処理場も閑散期らしく、業者とは月曜日の早朝集荷で即決していた。

ただ、一人ではこなせない仕事。Fさんと打ち合わせが必要なのだが、先週末から届くメールでは気持ちが下がっているようでタイミングを躊躇していた。

朝日が昇る時間も日々遅くなる中、夜明け前からの仕事を頼まなければならない。

木曜日の昼休みに、出荷の事情を伝え、休日出勤をお願いして、彼に月曜日の段取りを任せた。

産卵状況も回復途上なので、採卵、その後の作業を考えて彼が出した結論は「朝5時からやりましょう」だった。

とても頼もしく感じ、自分の仕事も調整する。頭ごなしに命令することなく段取りできたことが何より嬉しかった。

責任を任せ、相談した時、彼の表情はあきらかに明るい。彼の返事を待つ時間も心地好い空気が流れる。

時折見せる、世の中の不幸せを一人で抱えている表情とは正反対。

メールが届く度、彼の心の底に少しずつ触れるような感覚があり、気持ちが引き締まる。

月曜日の休日出勤がハードな仕事になるので「土曜の午後からは休んで下さい」と伝えていた。

もしかすると今朝のメールは彼からの私へ対する配慮だったかもしれない。

嬉しいメールありがとう。

あだちまさし。

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