日別アーカイブ: 2016年9月18日

タケちゃんとトシちゃん

朝6時。気温22度。雨。最高気温23度。湿度高く風なし。

昨日、打ち合わせしたとおり大雨の7時前からFさんと一緒に採卵。合羽を着ての一時間で汗びっしょり。その後、彼は給餌。私は選別。

お互いの作業量を考えて私が仕事のバランスをとったが、やや自分の仕事量が多くなり、かなり疲れた日曜日になった。

先日、鶏を500羽出荷した。夏場の生産低下が想像以上で2週間以上の遅れが出た。ヒナの導入日を逆算するとギリギリの日程で、受け入れ準備で頭を痛め、Fさんと共に汗とホコリの一週間で体力を消耗した。

台風16号の進路も心配で、頻繁にウェザーニュースを確認しながら仕事の段取りをした数日。

金曜日に吉部の農家さんに「鶏ふん堆肥」を150袋受け取りに来ていただく。圃場の具合と天候のタイミングが良く「約3トン」を出荷することができた。

雨の心配が比較的少ない21日以降にもう一度と約束していた。ただし「雨が降らなければ」とひとつ条件つきで。

台風の速度が遅く、週間天気や翌日の降水予報がコロコロ変わっているので、吉部の農家さんには水曜出荷の断りを入れ、上小野の頼りになる二人に電話する。

ひとり目は「タケちゃん」。長い間、ひとりで農園の堆肥を周辺農家さんへ配って回られる60代男性。足が少し不自由だが、いつも加勢人を連れてこられ季節に関係なく軽トラで堆肥を持っていかれる。

保管の現場は見たことないが、加勢人の中に大きな倉庫を持っておられる方があり、そこで300袋程度保管し、農家さんからリクエストがあると圃場に運ばれている。

わずかの「手間賃」をもらっている様子だが、そのことを直接聞いたことはない。笑顔で仕事をして下さり、毎年一俵の新米を届けて下さるので、こちらが恐縮する間柄。

今朝の電話では、小野の農家さんの水田は稲刈り前で加勢人を数日で集めることが難しいとのことで諦めた。

ふたり目は「トシちゃん」。タケちゃんの先輩。茶畑と水田。かなり広い面積を耕作されているとお聞きしている。堆肥施設を持っておられ、農園の堆肥とスクモ等、いろいろ混ぜて再発酵させてから圃場に散布、耕して土壌を作られる。

大雨の中の会話、「今日は雨で仕事が出来んから、なんなら今から取りにいきましょうか」の勢いで大変有り難かったが、明日か明後日にして下さいとお礼を申して電話を切る。

水田は稲刈り前だが、収穫後の「もみすり」をする際、モミガラの落下地点に鶏ふん堆肥を撒いておき、同時に撹拌できるので助かると喜んでいただいた。

袋づめした堆肥の行き先が決まり、22日には予定通りの「洗浄、発酵」作業ができそう。

昼休みにFさんと一週間の打ち合わせ。農園内で気になっていた仕事の段取りをつけてくれた。雨の中の一日だが疲れと心配事が少し減った。

農家さんが持ち帰れた「鶏ふん堆肥」が作物の生育に役立つよう心から祈ります。

今日も一日ありがとうございます。

あだちまさし。