トッピンのギフト

朝6時。気温16度。くもり。最高気温20度。蒸し暑さを感じながらTシャツになる勇気もなく。

朝の採卵作業を後押しして配達に出る。一軒目の万倉のお客さまへお届けし、おばあちゃんから「今日も気をつけて」といつもの嬉しいことば。

少しだけルートを外れ、昨日お願いしていた「トッピンギフト」を受け取りに「栽培屋さとぅ」さんへ。

ギフトなので出来るだけ見た目よく詰め合わせてとお願いしていた。「こんな感じです」と見せてもらった箱に収まる野菜たちに心が躍る。想像以上だった。

ギフトケースを斜め後に置きながら配達中に「新鮮」「情熱」について思い返す。

3年ほど前から同世代の農家さんとお付き合いさせていただいている。

圃場に足を運び、わずかだが野菜を仕入れさせてもらい私どもの直売所で売った。お客さまの反応は上々だったが、宅配している全てのお客さまに宣伝できるほど商品が確保できず。

当初、頭の中で算盤を弾いたほどの結果が出ない。堆肥を使ってもらっていることに感謝はするのだが、損をしてまでお付き合いすることはない。正直、そう感じた事もあった。

ただ、農家さんは、誰にも理解してもらえないと感じていた私の失敗談にもよく耳を傾けてくれる。失敗して大きく前進したかといえば「そうでもなく」の経験ばかりの私なのだが。

そんな失敗話を共有できる人は今まで居なかった。

天地の働きの中に身をおき、汗を流すも、結果に一喜一憂する毎日。

配達、農園での仕事を終え、信頼できるプランナーさんへトッピンギフトをお届けした。

農家さんの思いと私の正直な思いを、信頼できるプランナーさんに少し強めにぶつけ、聞いていただいた。

自分の中で大事にしてきた「新鮮」「情熱」に少しだけ自信が持てた時間。やはり現場だよなぁと。

今日は近所で良い商談もいだだき、帰宅はかなり遅くなったが心地よい。ありがとうございます。

あだちまさし。