嬉しい結果が出るよう

朝6時。気温20度。くもりのち雨。日中、気温さほど変わりなく快適。

父がアイディアを絞ってくれ、市内の和菓子屋さんに、いつもと違う高価格帯の「カステラ」を製造していただくことになった。

20本の試作に使われる卵は「3.6キロ」。

私がタマゴを納品するので、今朝の仕事は産みたてタマゴの計量から。

パートさんには「はかり」を使って通常、計量してもらっている。お客さまには「一個」単位のご請求をしているので、それほど厳格に計量することは必要ないのだが、

季節によって「卵重(らんじゅう)」は変わる。

暑さで体力が消耗すると、同じ大きさの卵でも卵重は軽くなり、割った時に締まりのない卵になりがち。ただ、これは生き物の摂理で、どれだけ品種改良しようとも夏場の卵重低下は避けられないと思う。

これから冬にかけては、卵のもっとも「旬」となる時期。寒さに備え鶏も体力を蓄積し、厳しい冬に備える。

この時期の卵は身も締まって、見た目にも美しく、味も、さらに濃厚。

鶏舎に入ることない選別パートさんにも、この変化を感じてもらいたいと思い「はかり」を常に使ってもらっている。

そんなこんなを考えながら、最高のカステラができるよう。心を込めて選別し、お店へお届けしし、社長さまに頭を下げた。

嬉しい成果がでるよう。

あだちまさし。